2022年7月1日(金)〜7月31日(日)までの期間、全国のパティスリーやホテル、レストランなど163店が参加するスイーツの祭典「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)2022」が開催されます。
「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)」とは
「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)」とは、参加する全てのパティスリー、レストラン、ホテルのパティシエが同じテーマのお菓子を一斉に提供するパティスリーの祭典です。
テイクアウトまたはイートイン販売を通じて、フランス菓子の魅力をスイーツファンの皆様に広く再認識いただき、さらに、パティシエの素晴らしい創造力と技がより一層注目を集める機会となることを願って実施されているスイーツの祭典。
第1回目、昨年のテーマはフランスの伝統のお菓子《パリ・ブレスト》にちなんだ「パリ・トーキョー」を52店が参加し、2週間の期間で展開。
第2回目となる今年は《ミルフィーユ》を共通テーマに、シェフそれぞれの個性を活かしたクラシックなフォルムから、再構築した形のユニークなもの、ヴィーガン、野菜系などなどバラエティ豊かに揃った十人十色のミルフィーユに出会うことができます。
また、開催期間も「もっと長く開催して欲しい!」という昨年のスイーツファンから受けた要望が多く、今年は1ヶ月間に延長。
参加店も3倍以上に増え、全国区で展開されます。
2022年のテーマパティスリー《ミルフィーユ》とは
形状や製法も様々なものがありますが、現代では3枚のフィユタージュ(パイ生地)にクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)をはさみ、表面に砂糖と水で作られるフォンダンでアイシングがけされているものが基本の《ミルフィーユ(ミルフイユ)》とされています。
フィユタージュ(パイ生地)も、水分を含んだ小麦粉生地にバターを挟んで、何回も折り畳んで焼き上げる方法と、バターで小麦粉を包んで生地を折っていくフィユタージュ・アンヴェルセ(逆折込パイ生地)、全部を一緒に混ぜて折るフィユタージュ・ラピド(即席パイ生地)があり、どの生地をベースで使用するのかなどそれぞれのシェフが表現したい《ミルフィーユ(ミルフイユ)》で異なることも今回のイベントで楽しめるポイントの一つになってくるのではないかと思います。
フィユタージュがあまり浮きすぎると、クリームをはさむ余裕がなくなってしまうので、あえて断ち落としなどの余り生地や、フィユタージュ・ラピドを用いて作る《ミルフィーユ(ミルフイユ)》を見かけることが多いのですが、 これらの生地には塩が含まれているので、甘みがあるクレーム・パティシエールとの組合せは絶妙のハーモニーを奏でます。
また、上面の表現も今では様々。
粉糖をふりかけたり、その粉糖を焼いてカラメリゼしたり、あるいはフォンダンをかけ、固まらないうちにチョコレートの細い線絞りをして矢がすり模様を描いて飾った「ミルフイユ・グラッセ」などシンプルでありながら芸術作品のような貴賓さがある伝統的なフランス菓子の一つです。
《ミルフィーユ(ミルフイユ)》という語については、Mille ミルは 「千」、 feuille フイユは「木の葉」で、 森の落ち葉のように幾千も重なり合った牌の様子に由来、すなわち「千枚の葉」 という意味があります。
また、考案したのはアントナン・カレームという説と、フランスのルージェという製菓人だといわれています。
「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)2022」参加店と販売ミルフィーユの一例
■宮城
kazunori ikeda individuel
住所:宮城県仙台市青葉区一番町2-3-8
maison coelacanthe
住所:宮城県仙台市青葉区一番町2丁目2-3
Pâtisserie & café MythiQue
住所:宮城県仙台市青葉区宮町1-1-69
■東京
A.Lecomte 日本橋三越店
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館地下1階
Addict au Sucre
住所:東京都目黒区八雲1-10-6
BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO
住所:東京都中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング10F
CHOCOLATIER PALET D’OR
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング1F
EN VEDETTE
住所:東京都江東区三好2-1-3
PATISSERIE DU CHEF FUJIU
住所:東京都日野市高幡17-8
コンラッド東京
住所:東京都港区東新橋1-9-1
帝国ホテル 東京 ホテルショップ「ガルガンチュワ」
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ 東京 1階
パーク ハイアット 東京 ペストリー ブティック
住所:東京都新宿区西新宿3-7-1-2
パティスリーSATSUKI
住所:東京都千代田区紀尾井町 4-1
モンサンクレール
住所:東京都目黒区自由が丘2-22-4
ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房
住所:東京都中央区日本橋本町1-1-1
■神奈川
MAISON GIVRÉE
住所:神奈川県大和市中央林間4-27-18
Régalez-Vous
住所:神奈川県鎌倉市御成町10-4
■愛知
CHOCOLATERIE TAKASU
住所:愛知県名古屋市中区丸の内3-19-14 財形久屋林敬ビル
シェ・シバタ 名古屋
住所:愛知県名古屋市千種区山門町2-54
カフェタナカ
住所:愛知県名古屋市北区上飯田西町2-11-2
■京都
Fauchon Hotel Kyoto
住所:京都府京都市下京区難波町406
MUNI LA TERRASSE
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3
■大阪
POIRE 帝塚山本店
住所:大阪府大阪市阿倍野区帝塚山1丁目6-16
Seiichiro,NISHIZONO
住所:大阪府大阪市西区京町堀1-12-25
■兵庫
L’AVENUE
住所:兵庫県神戸市中央区山本通3-7-3ユートピアトーア1F
公式サイト : https://www.francepatisserieweek.com
特別イベント『フランス パティスリーウィーク2022』洋菓子教室
イベント開催に先立ち「fujimak」東京クッキンラボラトリーにて、講師:「パッション ドゥ ローズ」 パティシエシェフ 田中貴士氏・ゲスト:フランス菓子・料理研究家 大森 由紀子 先生による『フランス パティスリーウィーク2022』洋菓子教室が開催されました。
「PASSION DE ROSE(パッション ドゥ ローズ)」 パティシエシェフ 田中貴士氏 プロフィール
「タイユバン・ロブション」にてジョエル・ロプション氏よりお菓子の基礎を学ぶ。
「ブノワ」 にてアラン・デュカス氏から伝統菓子を学ぶ。
渡仏 「デ・ガトー・エ・デュ・パン」にてクレールダモン氏の元でスーシェフに就任し、ブリオッシュ、クロワッサンなど多くのことを学び、影響を受ける。
帰国し、「be」、「ブノワ」にてアラン・デュカス氏に認められ、シェフ ダビット・ブラン、シェフ ニコラ・ベルジェの元でシェフパティシエを勤める。
ピエール・エルメ氏に認められスーシェフに就任し、リシャール・ルデュ氏、エグティクシェフ クリストフ・ドラピエ氏の元で、マカロンなど多くのことを学ぶ。
2013年4月12日、「PASSION DE ROSE(パッション ドゥ ローズ)」( 東京都港区白金1丁目13-12 )をオープン。
教室では、「パッション ドゥ ローズ」 からイベント期間中に発売される「ミルペタル Millepétale」(1000の花びら)の調理デモを大森先生の実況解説付きで行われました。
全身を使ってパイ生地を仕込んでいくのですが、今回は薄力粉と強力粉、塩、牛乳を合わせて伸ばした生地に、正方形に薄くたたき伸ばした発酵バターを包んで3つ折り作業を2回。
(普通よく見るフィユタージュ(パイ生地)のミルフィーユは3つ折り作業を6回〜8回がオーソドックスなのだとか。)
最終的 3ミリに伸ばしたフィユタージュ(パイ生地)を引き切りで三角形にカットし、8枚を花びらのようにシートの上へ。
170度のオーブンで50分 焼き上げている間にクレームパティシエールとクレームシャンティーピスターシュを仕込んで行きます。
田中シェフのクレームパティシエールのこだわりは『卵』エグロワイヤル(ホエーを食べさせて養鶏している)を使うこと。よりフランスの卵に近い味を求めてたどり着いたのだそうです。
焼き上がったフィユタージュ(パイ生地)を見てみると、折り回数が少ないほど浮きやすいという性質もわかりやすく、より”花びら”らしさもあり、新しい表現で大森先生もまじまじと観察していました。
グリオットの酸味を活かしたジュレグルオット、クレームシトロン、クレームシャンティーピスターシュを絞り、
仕上げに洋酒漬けのグリオットを乗せて完成した「ミルペタル Millepétale」。
今回は、「パッション ドゥ ローズ」で通常販売されているクラシックタイプのミルフィーユとの食べ比べも。
フィユタージュ・アンヴェルセ(逆折込パイ生地)で仕上げた生地のバターリッチなザックリとした生地感と、濃厚なクレームパティシエールと、クレーム レジェの味わいも堪能させて頂きました。
生地の仕込み方が異なったり成形が斬新であったりと、シェフによってその表現はた十人十色。
スイーツの祭典「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)2022」で、様々なミルフィーユに出会い、フランス菓子の魅力を再度感じてみてはいかがでしょうか。
「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)2022」
開催期間:2022年7月1日(金)〜7月31日(日)
主催:フランス パティスリーウィーク事務局
特別後援:在日フランス大使館
特別協賛:ダイナースクラブ(三井住友トラストクラブ株式会社)
協賛:ヴァローナ ジャポン株式会社 / Stellantisジャパン株式会社 / サンペレグリノ イタリアンスパークリングドリンク / エールフランス航空 / クスミティー / アラン・ミリア(株式会社アルカン) / Neisson ネイソン(一般社団法人J imagine) / レ ヴェルジェ ボワロン(日仏商事株式会社) / ドゥマール(日仏商事株式会社) / ラ ローズ ノワール(日仏商事株式会社) / 貝印株式会社 / 株式会社フジマック / antenna* / My Little Box株式会社
■映えるスイーツ写真を投稿しよう!「フォトキャンペーン」も開催
「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)2022」期間中、繊細で美しいスイーツの画像や動画をご自身のInstagramに投稿するフォトキャンペーンも開催されるとのこと。
抽選で選ばれた方は、素敵なプレゼント贈呈もあるそうなので、是非チャレンジしてみてください。
応募期間:2022年7月1日(金)〜7月31日(日)
応募方法:当イベントの参加店で提供販売されている「ミルフィーユ」商品を注文し、画像を撮影します。
Instagram公式アカウント「@france_patisserie_week」をフォローの上、ハッシュタグ「#フランスパティスリーウィーク」をつけ又は@france_patisserie_weekのアカウントをタグ付け、撮影地情報やスイーツやお店の説明などを入れて、Instagramに投稿してください。
※Instagram以外のSNS(TwitterやFacebookなど)はコンテスト応募の対象になりませんが、ぜひ一緒にご投稿ください。
応募資格:年齢、性別、国籍、住所地、プロ・アマ不問。ただし、自分自身のInstagramアカウントを持ち、かつ公式アカウント「@france_patisserie_week」をフォローしている方で、賞品のお届け先が日本国内である方に限ります。Instagramにてアカウント非公開、ハッシュタグ又はタグ付けがついていない投稿は、審査対象外となりますのでご注意ください。画像は一人何点でも投稿(=応募)可能です。
審査方法と当選発表:8月上旬にエントリー者を抽選で選出し、当イベントの公式Instagramに掲載することで発表いたします。選ばれた方にはInstagramのイベント公式アカウントからダイレクトメッセージでその旨をご連絡いたします。お知らせを送った後、5日以内に連絡が取れなかった場合、または入賞作品の応募者が入賞を拒否した場合は、入賞は取り消しとなりますのでご注意ください。受賞者にはイベント事務局パートナー企業の素敵な景品が送られます。
東京だけじゃなく、日本 各所で参加店舗があるので公式サイトからお近くではどんなミルフィーユが登場するのかチェックして十人十色のミルフィーユを楽しんでみてください!