[佐藤ひと美のスイーツレポート269]創業100年を超える老舗おかき専門店「中央軒煎餅」が提案する「ディップするおかき」。おかきとソースのマリアージュで“生食感”という新体験!

大正12年、1923年創業のおかきで未来を創る老舗おかき専門店「中央軒煎餅」

『100°Cの思いやりで、笑顔を膨らます。』をミッションと、『ものづくりのメーカーから“笑顔づくり”のクリエイター・チームへ』というビジョンを掲げ、これまで大事にしてきたものづくりの精神を継承しながらも、人の役に立ち、人を笑顔にさせる本質的な価値創造を、よりお客様思考で、よりクリエイティブに、全社一丸となって目指しています。 

東京・神奈川・埼玉を中心とし、ショッピングセンターやキービル、百貨店に出店している中で、店舗や食営店でも30代、40代のお客様というのはマジョリティでないと感じることが多くなってきたのを実感。

その背景として、スナック菓子や洋菓子など、味のバリエーションが豊富なものが好まれる嗜好の変化や、おしゃれさや新しさを感じられないと若年層のおかき離れが進んでいる現状が理由の一つにあるのだとか。

老舗おかき専門店「中央軒煎餅」は、創業100周年を機に、若年層向けの商品開発やプロモーションに尽力。

せんべい・おかきを「食べる」「選ぶ」「贈る」ことが少なくなっている若い世代の人に、もっと身近に米菓を楽しんでいただきたいという想いから誕生した、新しいおかきのスタイルでおかきのシーンをときめく時間にすることを目指したブランド「きりのさか by Chuoken Senbei」は、自由で、上質で、新しいおかきの世界が広がる、“大人の女性のための新しいおかき”を提案。

6月18日(火)より発売が開始されたのが、サクッサクッおかきと濃厚ソースのマリアージュで“生食感”に出会える新商品「ディップするおかき」。

本来のおかきにはない“生食感”と出会える新感覚おかき

本商品はおかきをディップするという新しい発想で、本来おかきでは味わえないなめらかさやクリーミーさを楽しむことができる“生食感”おかき。

おかきに合わせたオリジナルのソースを開発し、それに合わせてさらに味が引き立つようおかき自体もアップデート!サクッサクッおかきと濃厚ソースの幸せなマリアージュを楽しむ新感覚おかきです。

6月18日(火)からは、爽やかな酸っぱさを味わえる「桜えび×レモンタルタル」、刺激的な辛さが特徴的な「とうもろこし×トマトサルサ」の、夏だからこそ食べたい2種類のフレーバーを販売。

また、7月25日(木)からは、さらにガツンと刺激を感じられる追加2種類のフレーバーが登場します。

「ディップするおかき」は、その後も年間を通して季節に合わせた限定の味を販売します。秋はかぼちゃ、冬はチョコレート、春は桜など、その季節だからこそ味わいたいフレーバーを提供予定とのこと。

<第1弾>ディップするおかき

商品価格: 各918円(税込)

販売店舗: グランスタ東京店、渋谷東急フードショー店、セレオ 八王子店、マルイファミリー溝口店、ルミネ大宮店、中央軒煎餅 本店、中央軒煎餅 上里工場直売店(計7店舗)、オンライン販売:https://www.chuoken.co.jp/collections/diptheokaki

「桜えび×レモンタルタル」

中央軒煎餅で人気の「桜えびレモン塩おかき」に、ほんのり甘めな全卵入り「レモンタルタルソース」を合わせています。桜えびの香ばしさの後に広がる、レモンのほろにがさ、爽やかな酸っぱさの余韻をお楽しみください。

「とうもろこし×トマトサルサ」

北海道産のスイートコーンパウダーを練り込んだ夏らしい「とうもろこし塩おかき」に、キリッとした辛さの「トマトサルサソース」を合わせています。とうもろこしのやさしい甘みとサルサソースの刺激的な辛味の調和がくせになること間違い無し!

<第2弾> 7月25日(木)発売予定「のり×わさびチーズ」・「ガーリック×玉ねぎぽん酢」

なぜ“おかきをディップする”という新体験を生んだのか。

老舗おかき専門店「中央軒煎餅」による「ディップするおかき」メディア向け発表・試食会に参加し、その背景を伺ってきました。

発表会では「株式会社 中央軒煎餅」代表取締役 山田宗 様による説明を受けました。

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『今回の商品開発にあたり、「中央軒煎餅」は外部の専門チームと共同で、消費行動に関するアンケート結果18,000件をもとに “今、消費者に求められるおかきとは何か” の分析を行いました。

その中で注目したのは、自分好みの組み合わせや味変化を楽しめる“ディップグルメ”がトレンドになっているということ。

今年3月、株式会社ぐるなびが発表した食トレンドの注目キーワードとして“ディップグルメ”を紹介。

出典:ぐるなび

全国のぐるなび会員1,300名に行ったアンケートによると、6割以上の人がディップグルメを「食べてみたい・やや食べてみたい」と回答。特に女性は、7割以上がディップグルメに興味を持っているという結果になりました。

大勢の人が集まる食事の場でも「自分好みに味変できる」「意外な組み合わせが楽しめる」ディップグルメのエンタメ性が、食の時間をより楽しくする新しいアイデアとして注目を集めているようです。

その結果を含め、おかきを通して “新しい刺激や冒険” と出会うことができ、且つ大切な人と “時間や空間を共有” しながら “季節ならではの特別感” を楽しんでいただける商品を作ろうと考え「ディップするおかき」を開発。

このような取り組みを通じて、若年層にもおかきの魅力を再発見していただけたら。と思っています。

商品そのもの、味そのもので新しい価値を提供したい。何かイノベーションのようなことを起こしたいな。ということから”生食感”をワードの一つとして取り入れました。

これまでおかきおせんべいあられにそんなに興味もなかった方やちょっと身近でなかったという方々にも、この商品を通してなんか面白いなというと、これきっかけにおかきの魅力、美味しさ、楽しさを感じていただけたら嬉しいです。

ただ、私たちは100年にわたっておかきを作り続けてきました。そこに対する誇りや自信もあります。ぜひ、一口目はおかきそのものの味を召し上がっていただきたい。

二口目以降はディップとの新たな味わい、美味しさをぜひ味わっていただけたらと思っています。』

実際に「ディップするおかき」を試食してみて感じたこと。

パッケージやデザインを刷新し、おしゃれで現代的なイメージを打ち出した「ディップするおかき」。

おかきをディップソースにつけて楽しむという”体験型”の商品となっています。

楽しさが伝わるようなカラーリングを意識したというパッケージを開くと、中には「ディップソース・おかき・空のソースカップ」が。

お皿がその場にない状況でもすぐにお召し上がりいただけるようにと、カップも箱に入れたのだそうです。

今回のメディア向け発表・試食会では、<第1弾>ディップするおかき「桜えび×レモンタルタル」と「とうもろこし×トマトサルサ」を試食。

「桜えび×レモンタルタル」は、サクラエビをお餅に練り込み米油で軽く揚げた海老の旨みと濃厚な味わいのフライドおかきに、味付けとして果汁のみのレモンパウダーを2種類を使用。レモンの酸味と香り、濃厚な苦みを感じられる味わいに仕上がっています。

これに合わせるのはレモンタルタルソース。

海老玉ねぎ、おろし、にんにく、乾燥玉ねぎを加えた海老のソースが、意外に甘い味わいで、おかきをディップすることでスキッとした後味に。

また「とうもろこし×トマトサルサ」は、北海道産のスイートコーンパウダーを生地に練り込み、上掛けにも使用。

サクッサクッのとうもろこしおかきの優しい甘みが、たっぷりのニンニクと玉ねぎと唐辛子の甘みを効かせたトマトサルサソースの刺激的な辛味と調和して気分スッキリ&リフレッシュできるお味でした。

食の時間をより楽しくするアイデアとして注目を集める”ディップグルメ”の発想を転換した「ディップするおかき」。

最初はおかきだけ食べて、その後にディップする。それによって途中で、おかきとディップの味の相性だったり、味の変化というものを楽しむことができるのも面白い食体験ができる商品だなと感じました。

またディップソースも、人によってディップする量を少し多めにしたり少なめにしたり、量を変えてみることで味の感じ方も変わってきたりするので、自分が好きなソースとおかきと量のバランスを探ってみても面白いお召し上がり方になるではないでしょうか。

「ディップするおかき」は、素材と味はその季節だからこそ食べてみたいと思っていただける組み合わせを意識して商品開発をされています。

7月25日(木)には、「のり×わさびチーズ」と「ガーリック×玉ねぎぽん酢」の2種類が販売予定とのこと。

ぜひ皆さんも、サクッサクッおかきと濃厚ソースのマリアージュで“生食感”に出会える新商品「ディップするおかき」で新感覚を味わってみてくださいね!