2022年3月18日(金)、名古屋城のお膝元 「名古屋能楽堂」内に誕生した「蓬左〈hōsa〉(ホウサ)」。
尾張徳川家が治めた江戸時代の名古屋にルーツを持つ3つの老舗ブランドのタッグ
♢江戸時代の創業から名古屋の台所として親しまれてきた「仕出し料理 八百彦本店」
♢尾張徳川家の御用菓子司をルーツに持つ和菓子屋「菓匠 花桔梗」
♢熱田・宮宿で創業した水産業の屋号を受け継ぐ「和む菓子 なか又」
約400年の尾張名古屋の食文化を受け継ぐ3つの老舗ブランドが、尾張名古屋の食文化を ”過去から未来へと継承したい”という思いで集結。
中・高校の同級生という「八百彦本店」代表取締役社長 三浦 剛裕 氏(中央)、「菓匠 花桔梗」取締役 伊藤 誠敏 氏(左)、「和む菓子 なか又」(株式会社 スイート)社長 村瀬 隆明 氏(右)が『尾張名古屋の食文化を未来につなげる、今までにないような面白いこと。をやりたい』と思いを込めて計画し、能楽堂ならぬ“食楽堂”を展開。
3つのエリア『個室会席「蓬左 亭」』、『和のフードホール「hōsa」』、『セレクトショップ「hōsa select」』が集結した “食楽堂”で、次世代の名古屋の食文化を味わうことができる場となっています。
「蓬左〈hōsa〉(ホウサ)」
住所:愛知県名古屋市中区三の丸1-1-1 名古屋能楽堂1F
開業日: 2022年3月18日(金)
営業時間: 10:00~17:00 (L.O. 16:30)
TEL:052-253-8566
アクセス:地下鉄鶴舞線「浅間町」下車 1番出口より東へ徒歩10分 / 地下鉄名城線「市役所」下車 7番出口より西へ徒歩12分 / 市バス「名古屋城正門前」下車すぐ(栄 13 号系統、栄 27 号系統、西巡回系統) / なごや観光ルートバスメーグル「名古屋城」下車すぐ
運営ブランド
・八百彦本店 https://www.yaohiko.nagoya/
およそ 300年前の江戸時代、名古屋城下西 六句町に青果・漬物屋として創業した「八百彦本店」。昔ながらの想いもかえず名古屋の台所として毎日 5,000食をお届けし続けている老舗。徳川美術館宝善亭に続き、2 店舗目の出店になります。
・菓匠 花桔梗 http://hanakikyo.com/
愛知県名古屋市の和菓子店。そのルーツは、約 400年前、尾張藩の初代当主である徳川義直公から尾張藩主御用菓子司に任ぜられた桔梗屋にさかのぼる。伝統を守りながら、和の豊かさと洋の味わいが出会う革新的な和菓子づくりに積極的に取り組んでいます。
・和む菓子 なか又 https://www.nkmt.jp/
江戸時代後期に熱田・宮宿で創業した水産業の屋号を受け継ぎ、現在は群馬県前橋市で和菓子屋を営む「和む菓子 なか又」。“和むをふやす“をビジョンに掲げ、至福のどらやき「ふわふわ わぬき」 など、和菓子の進化・アップデートに日々挑戦しています。
「蓬左〈hōsa〉」の名
「蓬左〈hōsa〉」の由来である「蓬左(ほうさ)」とは、熱田神宮を蓬莱(ほうらい)宮と称したところから、蓬莱の宮の左方に開けた新興の城下町である、熱田から名古屋城のある辺りにかけての地域を「蓬左」、名古屋城を「蓬左城」とも呼んでいたという歴史や、名古屋の異名である「蓬左」を冠したのだとか。
新感覚の和のフードホール「蓬左〈hōsa〉」訪問
今回、名古屋出身というご縁もあり名古屋の新しいフードカルチャーを体験すべく、取材訪問させていただきました。
豊富なメニューを取り揃え、カジュアルフォーマル問わずあらゆるシーンで利用することのできる食の新スポット「蓬左〈hōsa〉」。
入り口の暖簾をくぐった先に広がる『和のフードホール「hōsa」』は、ランチや喫茶など、ゆっくりとした時間が流れるフードホールエリア。
尾張名古屋の食文化を未来へとつなぐ「蓬左〈hōsa〉」のコンセプトが最も体現された空間になっています。
「仕出し料理 八百彦本店」からは、毎朝その日に使用する100本の鰹節を削り取る出汁と、「星が丘製麺所」のきしめんコラボの老舗料理屋が提案する新感覚の名古屋ソウルフードきしめんや、
海鮮丼のほか、きしめん・海鮮丼 ハーフ&ハーフなどの御食事メニューを展開。
「菓匠 花桔梗」は、伝統的な上生菓子から職人が注文ごとに練り上げる本わらび餅、ネオ和菓子や、見た目にも美しい季節の和菓子が名古屋城型のスタンドに飾られた「和フタヌーンティー」など幅広い和菓子の世界を楽しめるメニュー、
今まで群馬県でしか展開していなかった「和む菓子 なか又」の新食感どらやき「ふわふわ わぬき」も焼き立て実演付きで登場。
プレートデザートとして提供されるなど、さまざまなシチュエーションで楽しめるラインナップが取り揃えられています。
ここで、是非コレは食べておいてほしい!というのが、老舗3ブランドのコラボをより満喫して楽しむことのできるメニュー。
各日 数量限定・要予約 「花桔梗 なか又 八百彦本店 コラボレーション 和フタヌーンティー」
価格:1名様 4,400円(税込)※ 1名様から注文可能
内容:※季節により変わります(取材時は《春》)
〈上段〉八百彦本店のだし巻きサンド
〈中段〉花桔梗ヴェリーヌ -春-完熟苺 / 完熟苺・よつぼしの琥珀糖 / 季節のあんフラワー / 濃茶の苔玉 / 2種のベリーきんとん
〈下段〉花桔梗ヴェリーヌ -春-桜 / 桜餅 / なか又のちびわぬき / なか又の苺のふわふわ わぬき / ねりきりとピスタチオあん / 御用菓子屋のチーズテリーヌ -和三盆- / 抹茶浮島と生チョコレート
〈お飲み物〉選べる日本茶セット
名古屋城をモチーフに、城内でも使用されている『ヒノキ』を材料に選択したオリジナルスタンドで提供される和風のアフタヌーンティー。
もちろん、名古屋のシンボル的存在でもある名古屋城の天守閣を飾る『金の鯱』からフォーカスされた鯱シルエットもスタンド屋根に装飾されているので、まさに名古屋を代表するアフタヌーンティー!!になっていくのではないか。と期待しています。
内容的には、主体は「菓匠 花桔梗」から伝統と革新で“日本美の再発見“がコンセプトの本格和菓子。
そして県外初出店となる 群馬県前橋市の和菓子屋「和む菓子 なか又」から2種の新食感どらやき「ふわふわ わぬき」と、「仕出し料理 八百彦本店」の老舗の味が気軽に楽しめるたまごサンド。
という各自の美味しいを厳選した「花桔梗 なか又 八百彦本店 コラボレーション 和フタヌーンティー」。
和菓子が四季に寄り添っているように、アフタヌーンティーも季節を大切にその季節の気配が漂うラインナップになっていくとのこと。
「菓匠 花桔梗」の和菓子は、通常店頭販売している型から『アフタヌーンティーに寄り添ったフォルムに。」と世界観も作り込んでいます。
桜餅が良い例で、俵型に整形した桜もちに桜の葉を巻いていた通常の桜餅と、すらっとしたスタイルで巻いた桜餅はアフタヌーンティーのために考えられたのだとか。
もっと手軽に和菓子を楽しんでほしい。という愛情を感じ取れるものばかり。
「八百彦本店」のだし巻きサンドも、分厚いだし巻きをサンドするだけでなく、からしではなく、葉わさびを合わせているので非常に上品!
「和む菓子 なか又」の新食感どらやきもプチサイズで定番、季節限定と2変化で楽しめる。
まさに『尾張名古屋の食文化を未来につなげる、今までにないような面白いこと。』を体現化したアフタヌーンティーは必食です!!
『個室会席「蓬左亭」』
日常を忘れる閑静な7つの個室と、40席ほどの貸切可能な大広間で構成されている全席予約制の個室会席「蓬左亭」は、本格的な会席料理をゆっくりと楽しめる空間です。
お昼の会席「金城」
価格:3,800円(税込)
春の食材である菜の花、筍、白 魚など季節の香り高い素材を使った前菜やお造り、焼きものを華やかに盛り込んだメインディッシュを中心に、季節の香り満載のお鍋まで、あいちの名工近澤料理長のお食事と、菓匠 花桔梗監修のデザートからなる本格会席料理「金城」。
『セレクトショップ「hōsa select」』
“食文化のセレクトショップ“がコンセプト。
食を中心とした新しい日常とライフスタイルを提案し、和をテーマに名古屋の名工の技が光る逸品や伝統を引き継ぎながらも新しいスタイルやデザインで目を楽しませるラインナップを取り扱い。
伝統と革新を取り入れた様々なアイテムで食だけではなくライフスタイルも未来へつなげる場として、尾張名古屋の伝統品や銘品だけでなく全国からセレクトされた「お香」や羽織などの「洋服」をはじめ商品の数々が揃っているので、普段使いから名古屋の新土産としても利用する事ができます。
これからの季節は名古屋城下町に咲き乱れる美しい桜も楽しい日々を迎えます。
尾張名古屋の食文化を未来につなげるだけでなく、四季折々の食材や表現される御食事やスイーツとともに、風情を感じることができる季節の味覚を是非とも堪能してみてください!!
今回は、名古屋城のお膝元 「名古屋能楽堂」内に誕生した『尾張名古屋の食文化を未来につなげる』能楽堂ならぬ“食楽堂”「蓬左〈hōsa〉(ホウサ)」情報をお届けさせて頂きました。
次回は、地球上でまだ光を当てられていない素材にフォーカスした「地球料理-Earth Cuisine-」の取り組みから、《カカオ》にフォーカスしたデザートとドリンクのペアリングイベント『LIFE OF CACAO』の取材レポートをご報告。
お楽しみに!!