[佐藤ひと美のスイーツレポート302]2025年松屋銀座のバレンタインフェア「GINZAバレンタインワールド」の魅力と注目ポイント

バレンタインの季節が近づくと、チョコレート好きなら誰もがワクワクしますよね。 

数あるバレンタイン催事の中でも、特に注目を集めているのが東京密着型の老舗百貨店として愛されている「松屋銀座」のバレンタイン催事「GINZA バレンタインワールド」 です。

2025年のテーマは “カカオの可能性”

カカオショックの今こそ、カカオの多様な魅力を味わう

カカオの価格が高騰し手に入りにくい時代だからこそ、カカオの可能性をもっと広げたい。そんな思いで、チョコレートだけではなく、デセールやドリンク、焼き菓子、さらにはフード系と、イートインを過去最大に充実。

過去最多となる全22ブランドがイートイン・実演販売を実施するほか、松屋銀座限定商品や日本初上陸のチョコレートの販売など、全76ブランドが多種多様なチョコレートを取り揃える。

さらに、カカオの豆部分以外にも、パルプやハスクなど、カカオを余すところなく味わえる商品も登場します。カカオの無限の可能性を体感できるお祭りのような空間を、ぜひお楽しんでください!

「GINZA バレンタインワールド」

今年も松屋銀座のメディア向けお披露目会へ取材訪問してきました!

会期:2025年1月31日(金)〜2月14日(金) 15日間

会場:「松屋銀座」8階イベントスクエア
取扱ブランド数:76(前年-6) / 初登場・12ブランド、イートイン・実演販売・22ブランド(前年+5)

EC 「松屋オンラインストア」https://store.matsuya.com/cp.html?fkey=valentine (2025年 2月14日(金)まで)

2025年 松屋銀座バレンタインのポイント

 → イートイン・実演販売をさらに強化、過去最多の22店舗!!

カカオを軸に、チョコレートに留まらない幅広い食体験が叶う

プロが仕立てる特別なデザートに、チョコとお酒のマリアージュ、デザートとコーヒーのペアリング、そして今年はフード系まで、様々なイートインが22ブランド集結。今年は席数を増やし、整理券方式も導入することで、よりたくさんの方に楽しんでいただけるようになっています。

①人気パティシエによる限定デセール

毎年行列ができる、人気パティシエによる限定デセールとパフェ。会場だけのスペシャルな味わいや、レストランのコース料理でしか味わえない1皿を、パティシエたちが目の前で仕立てるデセールとパフェが入れ替わりで登場します。

〈レストランローブ〉出店日: 2月10日(月)〜14日(金)パリで研鑽を積み、女性シェフパティシエとしての道を切り拓い てきた平瀬祥子氏。初提供となるパフェは、香り高いエシカルロー ズに完熟苺とショコラブランを合わせた、まるで食べる香水のような麗しい一品。
栗 トリュフ ショコラ  3,850円

シェフの地元、熊本県産の利平栗を使ったモンブランは、ビターなショコラにトリュフの芳醇な香りが重なる、大人の味わいです。

出来立てだからこそ感じられる香りや食感とともにご堪能ください

  

②ショコラティエと料理人が手がける、カカオ料理が初登場

料理人やショコラティエによる、感動のフード系のイートインが初登場!チョコレートにとどまらないカカオの魅力をお伝えします。

チョコレートの枠を超えた、カカオの新たな魅力を発見できるかも?

メディアお披露目会で気になったのは、〈メメントモリ〉モレカレー 1,430 円。チョコレートとたっぷりの香辛料を使用したメキシコの伝統料理「モレ」をカレーにアレンジ。 カカオで炊いたお米を使用した松屋銀座限定バージョンを実演販売!

甘いものを食べたらしょっぱいものと、会場内で一日中お楽しみいただけます。カカオのスイーツ以外の魅力や個性を体感してください。

  

③出来立ての味でカカオを堪能する、至福のイートイン・スイーツ

焼きたてクッキーガナッシュサンドやマラサダなど、個性豊かなスイーツが集合!

メディアお披露目会で気になったのは、〈ファミー バイ ミホ サトウ〉焼きたてクッキーガナッシュサンド 866 円。サクほろの食感がたまらない焼きたてのチョコクッキーに、フルーティーなアマゾンカカオのガナッシュをたっぷり絞り、アマゾンカカオのカカオハスクキャラメル、山葡萄のジャムを合わせた自慢のスペシャリテ。

その場でガナッシュを挟む焼きたてクッキーサンドや人気のマラサダの限定フレーバー、くず餅を使ったパフェやソフトクリームなど、会場でしか味わえない個性豊かなチョコスイーツたちに驚き!!

  

④チョコ×お酒のマリアージュ BAR

4年目となる「松屋銀座」バレンタインの人気企画。

青森県弘前市のクラフトチョコレート専門店〈浪漫須貯 古齢糖〉のショコラティエ・須藤銀雅氏が手がけるBAR専用チョコレート工房(アトリエ Airgead)のBAR専用チョコレートが今年も登場。

今回は、個性きわ立つ注目の2店が仲間入りし、4店舗が入れ替わりで出店する、チョコレートとお酒の、意外な組み合わせを楽しむマリアージュBAR。

〈BAR CROSSING〉飲む香水、パッションマンゴー

大人のバレンタインにぴったりの、ちょっと贅沢な体験です。

  

〈SUKIYABASHI SAMBOA〉

出店日:1月31日(金)〜2月3日(月)
サンボアハイボール、サンボアハイボール用オリジナル セット  1,760 円

1918 年に神戸に誕生し、銀座に暖簾分けされた銘店。パーテンダー・津田敦史氏がつくる昔ながらの氷なしハイボールの風味 を、シナモンとピンクペッパーが香るチョコレートが後押し。

〈BAR CROSSING〉※松屋初登場

 出店日:2月4日(火)〜7日(金)
飲む香水、パッションマンゴー セット  1,801 円

バーテンダー・村上雄基氏による独創的なカクテルが話題の西新宿の BAR が初出店。チリの葡萄の蒸留酒ピスコに花々が香る 華やかなカクテルを、蒸留酒のランシオ香をイメージしたガナッシュのスパイシーな風味が引き立てる。

〈新宿 ウイスキーサロン〉※松屋初登場 

出店日:2月8日(土)〜10日(月)
ザ・グレンリベット 12 年、ザ・グレンリベット用オリジナル セット  1,801 円 

マスター・オブ・ウイスキー静谷和典氏によるBAR。「ザ・グレンリベット 12 年」と合わせるのは、コリアンダーとグリーン アニスを合わせた瑞々しいガナッシュとアプリコットジャムの 2 層仕立てのチョコレート。

〈Bar Pálinka〉

出店日:2月11日(祝·火)〜14日(金)

シチェック イルシャイ オリヴェール パーリン力、柚子ハーブ セットで 1,760 円

フルーツの華やかな香りが魅力のハンガリーの蒸留酒「Pálinka(パーリンカ)」を専門で扱う神楽坂のバー。白ブドウが甘やかに香るパーリンカと、柚子やレモングラスを使用した爽やかなガナッシュがベストマッチ。

  

⑤珈琲とのペアリングを楽しむ「ショコラサロン」

各日:午前11時午後7時30分まで

東京・蔵前にて、自家焙煎の珈琲と自家製のチョコレートの製造・販売を行うお店「蕪木」による珈琲とショコラのイートインは3年目。店主の故郷、東北の素材(カシス、フランボワーズ、サワーチェリー、洋梨)を使用したボンボンショコラと、ボンボンショコラと同様の素材をテーマにしたショコラショーを展開。また、初のグラスデザートもを目の前で仕立てて提供します。

厳選されたチョコレートを、ゆったりと味わえるショコラサロン。 自分へのご褒美に、特別な時間を過ごしてみては?

  

 →「日本のショコラティエ×日本の食材」でひらく、カカオの可能性

〜日本各地の食材で引き出す、カカオの多彩な魅力〜

今をときめく日本のショコラティエたちが、選び抜かれた日本の食材とカカオを組み合わせた、オリジナリティ溢れるチョコレートも登場。和と洋のハーモニーを堪能すると共に、輸送費高騰などもある今、改めて注目したい「日本」にこだわった珠玉のラインナップが揃います。

〈ゲン ササキ ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ〉

ボンボンショコラ 松屋銀座限定アソートメント 10(10 個入り)  5,940円  ※松屋銀座限定 

香り豊かな徳島県産の木頭柚子に、島根県奥出雲の薔薇と信州産のりんごグラニースミス、国産のシ ョウガなど各地の魅力的な素材を組み合わせた柚子アソートや、キャラメルとプラリネ2層のキャラメルボンボンが入った松屋銀座限定のアソートメント。

〈ショコラトリー&バー ロンポワン by ヒロフミ タナカマル〉

火の国(4 個入り) 2,268円 ※松屋銀座限定 

ショコラティエ田中丸博文氏の出身地でもある熊本県の素材をテーマに、命の源である穀物のニ条大 麦や大豆フクユタカ、穀物から作られる宇城黒糖と肥後赤酒を使用した松屋銀座限定の4粒。

〈ファミー バイ ミホ サトウ〉

favorite yummy(6 個入り)  3,132円 ※松屋銀座限定 

日本人の食卓に欠かせない「お米」にフォーカスし、シェフの故郷でもある北海道産のお米に爽やか な土佐ベルガモットを合わせたボンボンショコラと、華やかに香る狭山〈池乃屋園〉の「紅ほうじ茶」 と無花果を合わせたガナッシュ。

〈パティスリーショコラトリーレシィ〉

アメリア(1 本)  4,320円 ※松屋銀座限定

国内のBean to Barチョコレート専門店〈ミニマル〉のチョコレートを使用したガトー。タンザニア 産シングルオリジンチョコレートの持つ華やかな香りをさらに高めるため、アールグレイティーを煮 出したガナッシュ、シェフの故郷の宮城県産の苺とフランボワーズのコンフィチュールを重ねました。

〈浪漫須貯古齢糖〉

ボンボンショコラアソート 10 (10 個入り)  4,752円 ※松屋銀座限定

自家製チョコレートを使用した宝石のようなショコラアソート。青森県産ブランドとうもろこし「嶽 きみ」を使用したガナッシュや、鹿児島県産の良質な棒ほうじ茶を使用したガナッシュなど、特に香 りの相性を大切に素材を組み合わせて丁寧に作り上げました。

〈テロワール バイ ダイチ オクノ〉

セレクション 8(8 個入り)  3,601円 ※松屋初登場 ※松屋銀座限定
出店日:1月31日(金)〜2月6日(木)

越前の蕎麦の実を使用した香ばしいプラリネや、越前海岸の美しい海の海水から結晶化した塩を使ったショコラなど、シェフの出身地である福井県越前の素材を使用したショコラ3種に、お酒や果実を使った5種をセットにしてお届け。

〈アマゾニア〉

ボンボンショコラ森林 BOX(6 個入り)  3,101円
出店日:2月7日(金)〜14日(金)

日本の森林をイメージしたセレクション。クロモジとヒノキ、喜界島のごまプラリネ、新潟県のいちご「越後姫」とココナッツ、柚子とはちみつなど、国産の香り高い素材を使用。人気の定番2種を含めた新作BOX。

 →キーワードは「サステナブル」「イタリア」「和菓子」、話題のドバイチョコや限定も!

未来につながるチョコレート〜世界のカカオ生産者をチョコで応援〜

サステナブルな取り組みにより作られたチョコから、イタリアのチョコ、和菓子、話題の新顔まで。カカオとともに生きるすべての人の幸せを願い、情熱をかけるショコラティエたち。彼らのサステナビリティに 満ちた取り組みから生まれた、味わい深いチョコレートをご紹介します。

イタリア発!夢のチョコの祭典「ミア チョコラテリア」

「ミア チョコラテリア」はイタリア語で“私のチョコレート屋さん”という意味。

バレンタイン発祥の国・イタリアから、美味しくてオシャレなイタリアチョコレート“イタチョコ” が大集結。華やかで個性豊かなチョコレートが揃います。一部量り売りもあり、気になるものを少しずつ買うこともできる、ワクワクするような空間が広がる。カカオマニア必見ですよ!!

  

その他にも和菓子職人が挑む伝統と革新の味わいや、話題の新顔ドバイチョコレート、松屋限定アイテムもチェックして会場を楽しんでくださいね。

個人的お勧めは、〈田中屋せんべい総本家〉カカオとピーナッツのお煎餅 かささぎの。大人気の「落花せんべい」に、蔵前の名店〈蕪木〉のハイチ産のカカオマスを使用した生地をのせ、じっくりと焼き上げ。温度を上げ過ぎずしっとりと焼くことで、チョコレートの風味をより強く味わえる仕上がりに。

  

自分へのご褒美に高級チョコ?!2025年バレンタインは「自分チョコ」ブーム到来!

今年のバレンタインは「自分チョコ」が熱い!松屋銀座のバレンタインアンケートによると、なんと「自分チョコ」購入予定者が昨年より約12%も増加し、約65%に達したそうです。

さらに、「自分チョコ」の予算も過去最高額を記録!「本命チョコ」や「義理チョコ」の予算も増加傾向にあり、バレンタイン全体で期待感が高まっていることが伺えます。

自分へのご褒美に、ちょっと贅沢なチョコレートを選んでみてはいかがでしょうか? 

【2025年 バレンタインのトレンド】

・「自分チョコ」購入者が約65%と、昨年比約12%増加!

・「本命チョコ」「自分チョコ」「義理チョコ」すべての予算が昨年よりアップ!

・「自分チョコ」の予算は、松屋銀座のアンケート史上最高額!

  

松屋銀座バレンタイン徹底解剖!2025年のトレンド総まとめ

今年のバレンタインは、「自分チョコ」ブーム、そして「サステナビリティ」への関心の高まりなど、様々なトレンドが注目されています。

松屋銀座のアンケート調査によると、バレンタインチョコを百貨店で購入する人が約85%と、依然として高い人気を誇っています。

※「松屋銀座 2025年バレンタインデーに関する意識調査」松屋銀座メールマガジン会員約4万8千人を対象に、ウェブアンケートを実施

その理由として、「一カ所で多くのチョコが見られるから」と答えた人が約87%と、昨年より約15%も増加しました。また、「試食できるから」という回答も約15%見られ、実際に会場で見て、試して、楽しんでチョコレートを選びたいという方が多いようです。

※「松屋銀座 2025年バレンタインデーに関する意識調査」松屋銀座メールマガジン会員約4万8千人を対象に、ウェブアンケートを実施

「サステナビリティ」に関しても、約15%の人が「興味がない」と回答したものの、多くの人が関心を持っていることが分かりました。特に「フェアトレード」への関心が高く、「包装や容器が再生または再利用可能」といった点も重視されているようです。バレンタインをきっかけに、サステナブルな消費行動について考える人が増えているのかもしれません。

物価高騰の影響で、カカオ含有量の割合を抑えたチョコレート菓子が増える可能性についても触れられていました。

約41%の人が「購入の選択肢が広がるので嬉しい」と回答した一方で、「商品価格が上がってもチョコレート菓子ではなくボンボンショコラを購入したい」という人も23%。価格が上がっても、カカオ本来の味を楽しめるチョコレートを求める人が多いようですね。

今回の松屋銀座のバレンタイン催事は、「自分へのご褒美」「サステナビリティ」、そして「カカオへのこだわり」といったキーワードを中心に展開されます。

これらのトレンドは、今後のチョコレート業界にも大きな影響を与えていくでしょう。

  

皆様にとって2025年のバレンタイン、いや1月~2月限定のチョコレートの祭典・チョコレート祭りを盛大に楽しんでくださいね!