第三次ブーム『タピオカ』の進化
タピオカティーを飲む時などの動詞として多くの女子中高生の会話の中で使われていた“タピる”、“タピ活”といったタピオカにまつわるワードが、2018年頃からSNSでも多くの人が使われるようになり、台湾発の専門店や日本で進化していったタピオカドリンクやスイーツに、またもや長蛇の列が出来ています。
そう、第三次ブームといわれている『タピオカ』。
ジャーナリストの間でも、「このブームはいつまで続くのか……」と話題になったりもしますが、パンケーキのように定番化していくのでは?と思う私。
というのも、タピオカドリンクの発祥である台湾が、日本人が選ぶ海外旅行先として人気の高い場所である、比較的格安で行けるのに対してアジア感をしっかりと楽しめる、そして親日国であるということことから、“台湾”という存在そのものが日本でブームとなっているのです。
◼︎人気観光旅行先『台湾』とタピオカドリンク
どこか日本と似ているようでいて、異国情緒な異なる風景も魅力のひとつだと思いますが、“台湾”フードは実際に旅行に行ったことのない日本人も大好きな方が多い小籠包や、マンゴーかき氷など私たち日本人の味覚にも馴染みやすい物ばかり。
そして、台湾では基本的に中国語(北京語もしくは台湾語)なのですが、日本統治時代の教育を受けた高齢者や日本文化に興味をもつ方も多く、日本語を理解してくれることが多いので、一人旅や友達達と訪れる旅先として大人気。
そう!人気の旅先と食は、非常に密接で、かつトレンドも一致すると一般的に言われているのです。
一時期ブームだった『パンケーキ』の場合も、ハワイは日本人が年間150万人も訪れる人気旅行先であり、多くの日本観光客が定番メニューとして食べることや、それに合わせハワイ人気店が日本に上陸したことでブームから定番化していきました。
台湾では、有名店に限らずカフェやティースタンドなど街のいたるところで、タピオカドリンクが販売されています。
元々美食の街“台湾”では、日本と同じようなに茶を楽しむ文化があり、それが進化したタピオカドリンクは値段もリーズナブルで、フレーバーもミルクティーだけでなく、黒糖を合わせたものやチーズティー、そして果実ジュースなど、いろいろな種類が楽しめる街歩きのドリンクとして地元の方々にも愛されているのです。
◼︎日本における『タピオカ』ブーム
中華圏でいろいろなデザートとして親しまれていたタピオカ。 1990年代初めに日本に訪れた第一次ブームの頃は、今のタピオカミルクティーとは姿が異なっていました。
多くは中華料理やタイ料理の甘味として、白くて小さな粒のタピオカが入ったココナッツミルクデザートがブームに。おそらく、平成〜令和生まれの若い世代にはタピオカが小粒で白いイメージは無いかもしれません。
第ニ次ブームは、台湾で45店舗を展開するタピオカミルクティー発祥の専門店「春水堂」をはじめ、「貢茶」といった台湾の人気店が東京上陸を果たした際に、大粒の黒いタピオカを日本に進出させた頃。
そしてSNSの普及・写真映えが流行となり、タピオカドリンクの第三次ブームも昨年より始まりました。
大粒タピオカに合わせるベースドリンクの種類が、台湾のようにミルクティーだけではなく、シンプルな紅茶やチーズティー、そしてカラフルな抹茶、いちごミルクなど多種多様とマイカスタムできるようになったことや、「THE ALLEY」のような“映え”に力を入れる専門店が数多く出店するなど、あっという間にトレンド、ブームへと進化しました。
さらにドリンクでもありスイーツとしての要素を含んでいるタピオカドリンクは、スイーツ業界の中で近年注目を集めている「単品スイーツ専門店」といわれる取扱商品を単品に絞り販売を行う専門店にも該当しています。
それに合わせ、サードウェーブといわれていたコーヒー以外の飲み物として健康によさそうな美味しいお茶を求める人たちが流れたことや、スイーツが高額化してきた中で、長時間並んでも友達と話す時間も楽しいと10〜20代の若い世代がタピオカドリンクを求めるようになってきたことも人気の秘密だと思います。
◼︎進化し続けるタピオカ。オススメをご紹介!
「銀座コージーコーナー」も流行のタピオカドリンクをイメージしたスイーツを発売!
大人のタピオカドリンク「フローズンマンゴースムージー」1,500円(税・サ別)
大人のタピオカドリンク「ロイヤルミルクティー」1,300円 (税・サ別)
提供場所:ニューヨークラウンジ By インターコンチネンタル 東京ベイ/1F
提供期間:2019年7月1日(月)~9月30日(月)
提供時間:10:00~22:00(土日祝は9:00~)
HP :www.interconti-tokyo.com/restaurant/the-lounge/news/nyl-tapioca.html
人気のタピオカドリンクをニューヨークラウンジ風にアレンジした2種類の「大人のタピオカドリンク」。
女性が好む夏のフルーツであるマンゴーを取り入れたり、ビジュアルや味わいにこだわった大人が楽しめるカフェメニューとして開発されたそう。
「フローズンマンゴースムージー」は、暑い夏にさっぱりとした甘さを楽しめるフローズンスタイル。
濃厚なマンゴージュースを加えた芳醇な甘みのマンゴーピューレに、トップにはさっぱりとレモンのシャーベットを添えてブラックタピオカを合わせた新感覚のトロピカルドリンクは、デザート感覚でも楽しめます。
「ロイヤルミルクティー」はタピオカの上に、濃厚なコクのある味と芳醇な香りを持ち、ミルクとの相性が抜群のアッサムティーを濃く淹れて、最新のマシンで抽出した滑らかできめの細かいコールドミルクフォーム。
仕上げにサクサクのクランチとキャラメルソースがあしらわれているので、食感のアクセントもバッチリ!
「ルサンパーム 渋谷マークシティ店」では、“オレもタピオカを飲みたい”男性スタッフの一言から生まれたタピオカコーヒーが登場!
タピオカフロート 抹茶黒みつミルク 530円(税別)
タピオカフロート ミルクコーヒージェリー 500円(税別)
タピオカフロート いちごバナナミルクティー 530円(税別)
タピオカフロート ロイヤルミルクティー 480円(税別)
提供場所:ルサンパーム 渋谷マークシティ
住所 :東京都渋谷区道玄坂1-12-5 ウエストモール 1 階
提供期間:2019年7月10日(水)~
提供時間:10:00~21:00
公式 facebook:http://www.facebook.com/lesunpalm
見た目はコーヒーフロート感覚で楽しめるよう仕上げた「タピオカフロート ミルクコーヒージェリー」。
実は、男性スタッフが発した「オレもタピオカが飲みたい」という何気ない一言から生まれた男性でも堂々と飲めるタピオカドリンクです。
ミルクティーよりも“いつものコーヒー”でタピオカを楽しみつつ、見た目はタピオカ感を感じさせないような工夫がしてあります。
タピオカミルクティー発祥の店によるテイクアウト専門ティースタンド「TP TEA」の進化が止まらない!
もうタピオカドリンクに並ばない!画期的なタピオカティー業界初となる事前WEBオーダーサービス『スマタピ』を取り入れた「TP TEA(ティーピーティー、Taiwan Professional TEAの略称。中国語名:茶湯會)」。
「タピオカが飲みたいけど列に並ぶ時間がない」「沢山のドリンクやカスタマイズをゆっくり考えて注文したい」などの要望に応え、商品を事前にスマホやパソコンからオーダーするだけで、混雑する時間帯でも店舗で列に並ばず、タピオカドリンクをはじめ50種を超えるアレンジティーやフードを購入する行列を少しでも解消できるというシステムを導入。
HP:https://tp-tea.pltfrm.jp/
「TP TEA」は台湾で国民的人気を誇る、1983年創業の「春水堂(チュンスイタン)」が2005年に設立したテイクアウト専門のティースタンドです。
35年以上にわたり「春水堂」が培ってきたお茶文化とテクニックを継承・進化させ、台湾で初めて“tea latte series(ティーラテシリーズ)”などユニークで高品質な50種以上のドリンクを、5段階の甘さ・3段階の氷でカスタマイズ出来るようになり、より日常的に本格的なタピオカドリンクの楽しさを提案しています。
タピオカスイーツとしてオススメしたいのが、お店で淹れた香り高い茶葉ともちもちのタピオカのオリジナル・ソフトクリーム。
タピオカミルクティーソフトクリーム カップ:530円 コーン:550円 (税抜)
タピオカ鉄観音ソフトクリーム 530円~
甘さ控えめのミルクティーベースのソフトクリームの縁を囲むように、たっぷりのブラックタピオカがトッピングされています。
アイスに触れると硬くなりそうですが、企業秘密の製法でもちもち食感を維持しながら、香り高いソフトクリームと共に楽しむことができるのです!
ぜひ、一味違うタピオカを味わってみてください。
「銀座コージーコーナー」も流行のタピオカドリンクをイメージしたスイーツを発売!
タピオカミルクティープリン 260円(税抜)
販売期間:8月16日〜9月16日頃予定(※金・土・日・祝日限定)
HP :https://www.cozycorner.co.jp/index.html
現在、首都圏を中心に全国400店舗ほど展開する「銀座コージーコーナー」。人気のジャンボシュークリームをはじめ、フレッシュケーキ、焼菓子、チョコレートなど、多彩なラインアップで常時200種類以上の商品を取り揃える洋菓子店が、人気のタピオカミルクティーをイメージしたプリンを期間限定で発売中。
とろけるようになめらかなミルクティープリンと、“ぷにぷに食感”が魅力的なタピオカのそれぞれ異なりながら融合し合う様を楽しむことができる新商品。
同時に、人気のタピオカ抹茶ラテをイメージしたプリンも販売中!
台湾発、世界のベストスイーツTOP10に選ばれた世界一のかき氷「ICE MONSTER」で楽しめる、ヒヤふわ&もっちりなかき氷!
タピオカ ミルクティーかき氷 1,110円(税込)
提供場所:
ICE MONSTER OMOTESANDO(アイスモンスター表参道)
東京都渋谷区神宮前6-3-7
ICE MONSTER GRAND FRONT OSAKA(アイスモンスターグランフロント大阪大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 ショップ&レストラン南館7F
ICE MONSTER GRAND FRONT OSAKA(アイスモンスターグランフロント大阪大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 ショップ&レストラン南館7F
ICE MONSTER NAHAOPA(アイスモンスター那覇オーパ)
沖縄県那覇市泉崎1-20-1 那覇オーパ2F
フルーツやコーヒー、紅茶など素材そのままの味を再現した氷「フレーバーアイブロック」を使用する新食感かき氷「ICE MONSTER」。
本場台湾でも人気のメニュー、濃厚なミルクティーアイスブロックを削り、キャラメルソースをかけ、温かいタピオカとクリーミーなパンナコッタがトッピングされた「タピオカ ミルクティーかき氷」。
きめ細かく折り重なった氷は、まるで絹のような舌触り。そして、濃厚な味わいながら口に含むと雪のようにふわりと溶ける「ICE MONSTER」の新食感かき氷は、米旅行専門誌TRAVEL+LEISUREの「Best Desserts Around the World」のトップ10に選出されています。
9月には興奮するようなコラボが開催されるそうなので、また別の機会にご紹介させていただきますね!
メディアでも話題のスポット“新感覚タピオカテーマパーク”の「東京タピオカランド」が期間限定開催中!
チケット:前売り1,000円(税込)当日1,200円(税込)※1ドリンク付き 未就学児~小学生まで無料
開催期間:2019年8月13日(火)〜2019年9月16日(月祝)
開催場所:jing(仮称)東京都渋谷区神宮前6丁目35-6 ※原宿駅前交差点角の2階建て商業施設
前売りチケット購入サイト
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01n5ha10dr7bz.html#seller
テーマパーク内には、いろいろなタピオカ店が出店しており、様々なタピオカドリンクが楽しめます。
また、SNSで映える画像を撮影できる様々なフォトブースも設置していたり、今話題の体感型謎解きゲームが「東京タピオカランド」限定のアトラクションも登場
その名も「東京タピオカミステリー」!
※参加費:500円 所要時間:15〜30分程度 東京タピオカランド内に隠された謎を解き明かしていく、この施設のためだけに作られたオリジナルの謎解きゲーム。
ゲームに参加するともれなく、おしゃれで可愛いICカードステッカーがプレゼントされるそうです。
ドリンクだけでなく、スイーツとしても独特な食感と満腹感を得ることができる『タピオカ』。
けっして一時的なブームではなく、パンケーキや平成時代に流行ったティラミス、マカロンのように固定ファンを獲得し様々な活用方法で進化、そして定番スイーツとして日本に定着していくのではないかと感じる『タピオカ』情報を今回ご紹介させていただきました。
次回は東海地区の皆様に是非参加してみて欲しいスイーツ情報をお届けいたします。お楽しみに!