[佐藤ひと美のスイーツレポート⑤]知っておきたい!東京スイーツ通~GINZA SIX編~第1回「東京スイーツの旅 ~夏のGINZA SIX編~」


2017年4日20日にオープンした、銀座エリア最大の商業施設『GINZA SIX(ギンザ シックス)』。
200を超える商業施設やオフィス棟、屋上庭園、能楽堂などが一同に集まっているこの施設は、オープン1年で年間来場者が2000万人を超える東京観光スポットとして、国内外の観光客が連日訪れています。

2年目を迎えたこの夏、この施設の人気のフードショップやレストラン・カフェでは『GINZA SIX』でしか味わう事のできない一流のパティシエが手掛ける彩り豊かな今夏限定のメニュー・フードを展開しているのはご存知でしょうか? 
それぞれ店舗の良さや特徴を活かした夏らしいスイーツをご紹介します。

銀座らしく、上質でフォトジェニックなスイーツに注目! 

■「THE GRAND GINZA(ザ・グラン銀座)」

トレンドと文化発信のアイコンとして君臨し続ける街・銀座で、食を中心とした日本のトレンドや文化を発信し、本物の味を提供する「THE GRAND GINZA」は、歴史的建造物をレストランやウエディング会場とし、関西を中心に展開しているバリューマネジメントグループ。
フロア内にはラウンジ、レストラン、多目的ホール(チャペルとしても利用可能)、VIPルーム、茶室、12席のシェフズカウンター、バースペースが集まります。大人たちが集う銀座のラウンジがコンセプトです。粋(美意識)が広がる空間の中、今回はラウンジで提供される私のお気に入りスイーツをご紹介します。

“ふわふわの氷とブラマンジェやムースの様々な食感を一度に楽しめる パティシエメイドのフラッペ”

商品名:デセールフラッペ(GINZA SIX限定)
価格:1,350円(税サ別)
提供期間:8月31日まで
提供数量:各種1日10個限定

オープン以来初登場となるパティシエ特製「デセールフラッペ」は、ふわふわ食感のミルク氷の中に、フレンチのデゼールのような驚きのある隠し味のような特製のムースやブランマンジェを忍ばせた贅沢な進化版かき氷。
甘いマンゴーとパッションフルーツの甘酸っぱい酸味が心地よい「南国フルーツ」、濃厚な抹茶をベースにした小豆と白玉の和心遊びの「Japanese」、苺好きには欠かせない真っ赤な見た目が可愛らしい「フレッシュ苺」の3種類があります。
ミルク氷の優しい味わいと口の中で感じる温度差、そして土台部分のジュレやムースとさまざまな食感の変化を楽しむことができるので、ついつい食べ比べたくなるフラッペです。

ゆったり3時間制のアフタヌーンティーセット。

商品名:南国のアフタヌーンティーセット(GINZA SIX限定)
価格:3,800円、グラスシャンパン付きセット:4,800円(税サ別)
提供期間:8月31日まで

大きなお皿に統一感あるプチサイズのクロワッサンサンドなどのセイボリーメニューと、南国感満載のカラフルなマンゴーロールケーキなど軽食&スイーツ15種。そして伝説の銀座スイーツ王様の“銀座マキシム”の指導により再現された苺のミルフィーユがハーフサイズで楽しめるアフタヌーンティーセット。
多くのアフタヌーンティーが2時間制の中、こちらでは11:00~22:00の間いつでも3時間制。飲み放題のドリンクには、サンフランシスコ発の高級紅茶ブランド「マイティリーフ」よりオーガニックにこだわるハーブティブレンドなど多彩な紅茶を用意。ホットは茶葉の香りを実際に嗅いでチョイスもできるので、特にゆったりと優雅な時間をスイーツと共に過ごしたい女性には大好評。1ヶ月で1,200食も注文が入ったという人気メニューです。

THE GRAND GINZA(GINZA SIX 13階)
http://www.grandginza.com/

■「PHILIPPE CONTICINI(フィリップ・コンティチーニ)」

グラスデザート「ヴェリーヌ」を菓子の世界に持ち込んだ第一人者としても知られている、フランスのデザート業界とガストロノミー業界の巨匠フィリップ・コンティチーニ初となるカフェ複合型ブティックが地下2階にあるのをご存知でしょうか?焼き菓子から生ケーキまで扱うブティックと、銀座にしかないカフェカウンターでは、目の前で仕上げられるデセールを楽しめるのが魅力です。

商品名:ヴェリーヌパフェ アグリュウム、ヴェリーヌパフェ フレーズマング(ともにGINZA SIX限定)
価格:単品1,728円(税込)、ドリンク付セット2,376円(税込)

フィリップ・コンティチーニ自慢、美しい層で五感から満足させてくれる季節限定のヴェリーヌパフェ。
「アグリュウム」はグレープフルーツ、ルビーグレープフルーツ、レモン、ライム、オレンジ計5種類の柑橘と、ジャスミンの香るクリーム、ソルベシトロン、フレーズでマリネしたグレープフルーツを添えた瑞々しい夏のパフェ。
「フレーズマング」は濃厚なマンゴーと爽やかなイチゴが香るパフェ。
フレーズコンポート、フレーズコンフィにさっぱりとしたクレームライム、グラスフレーズとパッションフルーツでマリネしたマンゴー、仕上げにヴァニラのきいたりんごのグラニテを添えたフレッシュかつ濃厚な仕上がりです。

過去には2回、パティシエの巨匠 フィリップ・コンティチーニシェフが“あなたのお抱えお菓子職人”になってくれるという夢のような企画「オートクチュールパフェ」が開催されました。事前にシェフに話した自分の趣味や味の好みを基にカルテを作成してもらえます。コンティチーニシェフを約1時間半、自分のために貸し切れるのもスイーツ好きにとっては夢のような時間ですが、さらに完成したカルテを基に世界でひとつだけの「オートクチュールパフェ」を目の前で仕上げてくれました。
ちなみに私のオートクチュールパフェは、大好きなミルフォイユやサントノーレ、トリュフをイメージできる仕上がりに! 
このレシピは1年間保管されるため、期間中いつでも在中のパティシエが仕上げてくれるため何回でもオーダーできます。またこの企画が開催されるのを個人的にも楽しみにしている海外スイーツブランドです。

PHILIPPE CONTICINI(GINZA SIX B2階)
http://conticini.jp/

■「中村藤吉本店」(4F)

創業安政元年(1854年)、日本を代表する茶所である京都宇治に生まれた宇治茶の名店「中村藤吉本店」の都内第1号であるGINZA SIX店。老舗日本茶専門店のカフェでは上品で繊細な香味を持つ日本茶と、その魅力を余すところなく活かした上質なスイーツや食事が提供されています。
白玉や小豆などを何層にも重ねた「まるとパフェ[抹茶]」も人気が高いですが、今回は夏スイーツの新作かき氷をご紹介します。

商品名:夏の茶ごろも(GINZA SIX限定)
価格:1,482円
提供期間:8月31日まで

銀座店限定のあったかスイーツ「茶ごろも」を夏にぴったりの冷たいスイーツにアレンジした商品。
オーダーを受けてから練り始める大粒葛もち(吉野本葛使用)を、なめらかに仕立てた特製抹茶餡の周りに6個並べ、その上から葛餅と餡を包み込むように、ふわふわ綿雪のような軽い氷をのせた夏季限定メニュー「夏の茶ごろも」。好みの濃さで抹茶蜜をかけていただきます。冷えた葛もちのプルップルな食感が癖になります。

中村藤吉本店(GINZA SIX 4階)
http://www.tokichi.jp/

■「菓子匠 末広庵」

日本全国各地から最高の原材料を取り寄せ、日本特有の素材を活かした和スイーツを追及する神奈川県川崎市 創業67年の「菓子匠 末広庵」。GINZA SIX限定の出来立て大人の和スイーツがお勧め。

商品名:生大師祈願餅 籠(GINZA SIX限定)
価格:1,500円

徹底的にこだわった素材で作られている「生大師祈願餅」。
きめ細かくコシがあり、もち粉の中のもち粉と言われる最高級品の滋賀県甲賀産 羽二重糯米で作られる「羽二重餅」を、香り豊かな沖縄県波照間産「黒糖」と、黄金色に輝く徳島県産「阿波和三盆糖」で味付け。練り上げた絹のような柔らかさの餅に、店内工房の御影石の石臼で自家低温焙煎した北海道産大豆をじっくりと挽いた芳ばしく香り豊かな黄な粉をまぶした贅沢な逸品です。

菓子匠 末広庵(GINZA SIX B2階)
http://www.suehiroan.co.jp

■「辻利」

宇治茶復興の立役者として緑綬褒賞を授賞した「辻利」創業者 辻利右衛門氏。日本伝統文化を紡ぎ続けている京都宇治総本家老舗の関東初出店「辻利 銀座店」。
「抹茶の新感覚体験」をテーマに、150余年続く伝統を今に伝えながら、こだわった抹茶商品が揃っています。和の雰囲気とモダンなたたずまいを融合したカフェスタンドでは、通常の2倍量の宇治抹茶を使用したソフトクリーム「辻利ソフト 濃い茶」が人気。私は物販限定スイーツを手土産に愛用しています。

商品名:宇治抹茶のあんみつゼリー
価格:420円

抹茶と白餡の水羊羹風ゼリーにじっくりと抽出したほうじ茶ゼリー、爽やかな白あんベースの柚子あん、みずみずしい食感の杏と白玉をゼリーで閉じ込めた「宇治抹茶のあんみつゼリー」。キラキラ輝く具沢山の新作です。
京都老舗の宇治抹茶の良さを、涼しげなあんみつゼリーが引き立てます。お点前用の抹茶を使った抹茶糖をかけて自分好みの味にできるのが嬉しいです。
その他にも辻利茶匠厳選宇治抹茶を濃く深く感じられる抹茶スイーツ「京濃い茶ロール」、上質な宇治抹茶とホワイトチョコレートを練り込んだ生地に、食べ応えある大粒果実の柚子・アプリコット・イチジク・クルミをふんだんに入れて低温でじっくり焼き上げた銀座店限定「京濃い茶テリーヌ 彩り果実」もお勧めです。

辻利(GINZA SIX B2階)
http://www.tsujiri.jp

「GINZA SIX 基本情報」
住所:東京都中央区銀座 6丁目10-1
営業時間:ショップ・カフェ(B2F~5F)10:30~20:30
レストラン(6F、13F)11:00~23:00※一部営業時間が異なる店舗もあります。
HP:http://ginza6.tokyo/
休館日:不定休※2018年8月27日(月)はショップ&レストラン休業日です。

2018年8月1日(水)~9月2日(日)の期間中は屋上庭園「GINZA SIXガーデン」では、“自然が自然のままアートになる”プロジェクトを行っているチームラボによる、光と音のデジタルアート作品が日没~23:00まで楽しむことが出来るそうです。スイーツ巡りと、感性を磨くアート鑑賞。共に楽しみ、休日を存分に満喫できそうですね。
最新の食トレンドを発信し続ける「GINZA SIX」は、“銀座らしく、上質でフォトジェニック”と話題のココでしか食べられないスイーツを取り扱うショップやレストラン・カフェが多いため、美味しくて素敵な時間を飽きることなく存分に楽しめるのが魅力な銀座地区最大の商業施設です。 ふらっと足を運ぶだけでも様々なスイーツと出会えるのはいい刺激になります!銀座に行ったら是非、素敵なスイーツを楽しんでみてください。

次回は「知っておきたい!東京スイーツ通~かき氷vsパフェ 変わり種対決~」をお届けいたします。あなたはどっち派ですか?