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※安孫子宏輔さんのCandy Boy卒業に伴い、“安孫子宏輔(Candy Boy)の「あびこ菓子」”を再編集して公開しております。
新型コロナウイルスによりさまざまな業種で大きな影響が出ています。飲食店も勿論例外ではありません。そこで安孫子さんが スイーツコンシェルジュのお店のスイーツを食べて応援! 今回は岐阜県・飛騨高山にある 「Tsubaki Café(椿カフェ)」 の椿プリンを実食。写真多め、ドラマチックエッセイスタイルで紹介します! みなさんもぜひ食べて応援してくださいね。
第7回 安孫子さんと椿プリン
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今回取り寄せたのは、【飛騨高山】 椿プリン 4個入り Aセット。①飛騨高山カスタードプリン、②極みのチーズプリン、③あずき抹茶プリン、④ほうじ茶プリンの4種入り。
ちなみにBセットは③地酒酒粕プリン、④黒ごまプリンになります。
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飛騨高山カスタードプリン
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可愛らしい包装を外してお洒落な六角形の瓶の蓋を開けた瞬間、上品な甘い香りがふわりと漂い、僕は自然と瞳を閉じた。食べる前に分かってしまった。これが美味しいプリンだということが。
一口掬うと驚きの滑らかさ。スプーンへの抵抗がほとんどない。あまりにも食べる前から美味しいが伝わってきたので、ここで僕に「そんなに簡単に美味しいって言わないぞ」という謎のプライドが生じる。
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無駄に厳しい面持ちで口にすると、一切雑味のない卵と牛乳の美味しさが口の中に広がり、僕は天に向かって高々と両手を上げた。万歳である。飛騨高山万歳。僕の事は口程にも無いと思って頂いて構わない。それほどにこのプリンは美味しかった。
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とてもシンプルが故に素材の良さがどこまでも真っ直ぐ伝わってくる。手作りでしか為し得ない上質さそのものに触れたようなプリンだった。
極みのチーズプリン
瓶を開けるとほのかに香るチーズの香りに頬が緩む。先ほどよりもやや固めのプリン。
極みと謳うのだからさぞチーズの主張が強いのかと思いきや、一口食べて驚いた。
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「嘘だろ。ここへ来て慎ましいだと?」
敢えて一歩引いているようなチーズの奥ゆかしさに思わず恋に落ちそうになる。チーズが全面に主張してくるのではなく、あくまでプリンとして、絶妙なバランスでチーズとプリンが融合している。そう言うことか。極みとはそう言うことか。極みのチーズではないのだ。極みのチーズプリンなのだ。
その完成度に感動すら覚えた。まさに究極のチーズプリン。
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あずき抹茶プリン
蓋を開けて香り立つ抹茶と小豆に日本人として生まれた喜びを噛みしめる。和菓子好きの皆様、お喜び下さい。もう数秒後の幸せは確実なものでございます。
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カスタードプリンと同じくシルクのような滑らかさ。抹茶と小豆の風味が鼻腔を吹き抜けて甘いのに甘くないと感じる。品がある。趣がある。このプリンは雅である。
「これを作った人はどこまでも丁寧で品のあるお方に違いない」と作り手に想いを馳せる僕の心はまさに恋文を受け取った平安貴族のそれであった。
砂糖の味ではなく、抹茶と豆の味、それが確かに分かることがこんなにも嬉しい。大人にこそ味って頂きたいプリンだ。
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ほうじ茶プリン
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四度、蓋を開けてにやける。もうそう言う人だと思ってもらって構わない。漂う芳ばしいほうじ茶の香り。もう僕の胸には期待しかない。
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確かに僕はプリンを食べたのだ。なのにお口の中にはほうじ茶が広がっている。確かにここにほうじ茶がいたのだ。そう錯覚するほどにこのプリンにはほうじ茶の香りと美味しさが閉じ込められていた。
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やはり素材を活かしきり、どこまでも洗練された雑味のない味わいに尊敬の念を抱く。もうファンである。素材に対するリスペクトを感じるようで食べていてとても気持ちがいい。ほうじ茶もプリンも好きになる魔法のようなプリンだった。
総括
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職人の手で一つ一つ手作りで作られている絶品プリンがご自宅でも楽しめます。自粛期間の自分へのご褒美に、友人や家族へのプレゼントにもお薦めの一品です。
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3,240円(税込)
※安孫子宏輔さんは2022年12月31日をもって、Candy Boyを卒業しております。