[佐藤ひと美のスイーツレポート⑧]貴方はどっち!?かき氷VSパフェ「変わり種対決」第1回「貴方はどっちのスイーツ派!? 〜かき氷VSパフェ〜」


SNS映えという言葉が一般的になり、日本全国各地でインパクトが強いかき氷やパフェがたくさん出てきました。
屋台やプールで食べていた夏の風物詩「かき氷」も、一般的な物から天然氷を使用するもの、シロップが自家製やコンフィチュールに近いようなソース、エスプーマへと進化し、トッピングも鮮やかになりました。
ですが、一年を通して人気の贅沢スイーツ「パフェ」も負けてはいません。
色とりどりの旬のフルーツを使用した季節のパフェやチョコレートに特化したもの、見た目も可愛いアレンジパフェなどグラスに美しく盛られたもの。北海道では主流だった「シメパフェ」(飲んだあとや、食事のあとに食べるパフェ)を提供する店舗も、昨年から東京や大阪にも続々とオープンして注目が高まっています。
ケーキでは表現しきれない素材の組み合わせも面白いですね。

今回は、盛ればいいってだけじゃない、素材にもこだわった美味しいかき氷とパフェをご紹介していきます。
貴方はどっち派ですか?

今年注目のオススメかき氷 5種

■希少な夏抹茶を贅沢に使用したかき氷「SALON GINZA SABOU」

商品名:茶房かき氷 -翠-
価格 :単品1,100円(税別)お茶セット 1,500円(税別)

あえてシンプルに徹して作られた夏限定の抹茶のかき氷。主に有機栽培で環境にやさしい土作りを行う指定茶園で栽培をする、ティーファーム井ノ倉の「夏抹茶」をシロップや練乳を使っており、濃い抹茶アイスは食べ進めることに食感の違いや異なる濃度の抹茶が楽しめます。口の中で抹茶の風味と余韻を感じ、茶葉本来の甘さが活きた「茶房かき氷 -翠-」。リラックスした気持ちにさせてくれるのは、収穫の時期をずらしたことによる渋味の強さが特徴の夏抹茶。カテキンを増やした抹茶を存分に堪能できる、この夏お勧めのかき氷です。

■“温”と“冷”が共存する新感覚かき氷「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」

商品名:炙りかき氷
価格 :1,000円(税込)

口当たりの軽い天然氷の上にトッピングした林檎エスプーマを目の前で炙る、炙りかき氷。エスプーマへ徐々に焦げ目がついていく様子は必見!温かさと冷たさ、そしてフワフワとした食感の共存という驚きを与えてくれます。エスプーマには青森県産、百年林檎の果汁を使用。林檎、粉糖、卵白を絶妙なバランスで混ぜ合わせたエスプーマは、内の密度を上げることで氷に熱を通さずに表面だけが炙られるのだそうです。エスプーマの下には林檎のブロックをトッピングした、甘すぎずさっぱりとした口どけの炙りかき氷です。

■盆栽のような、宇治抹茶の香り豊かな和のかき氷「ザ ストリングス 表参道」

商品名 :抹茶とほうじ茶のBONSAI風シェイブアイス
提供期間: 2018年8月6日(月)~9月4日(火)
価格  :2,000円(税込)※サービス料12%別

宇治抹茶シロップをかけたかき氷とミントで緑を、砕いたチョコレートとチョコクッキーで土を表現することで、全体を盆栽に見立てた「ザ ストリングス 表参道」夏季限定のかき氷。ふんわりと軽いミルクエスプーマ、たい焼き最中、白玉、渋皮栗と、別添えの3種類のソース(宇治抹茶、ほうじ茶、練乳)をかけながら味の変化を楽しむことができる大人スイーツです。海外からのお客様も多く、ザ日本!を細部まで堪能できる斬新なかき氷です。

■贅沢に旬のメロンを半玉使った大人かき氷「ザ ストリングス 表参道」

商品名 :メロンかき氷
提供期間: 2018年7月5日(木)~9月4日(火)
価格  :2,000円(税込)※サービス料12%別

「ザ ストリングス 表参道 Cafe & Dining ZelkovA」の夏季限定かき氷。シャンパンゼリー、フロマージュブラン、メロンシロップ、かき氷、バニラアイス、メロン果肉、ミルクエスプーマを7層に重ねた、パフェ風かき氷。みずみずしいメロン果汁を使用した濃厚なシロップをかけながら、自分好みの味を楽しむことができる、メロンとシャンパンゼリーの組み合わせがリッチな大人のかき氷です。まるで南国リゾートにいるみたいな気分を味わえます!

■ほろほろ溶ける夏ナマスイーツ 生かき氷「CHOCOLATE BANK」

商品名 :生かき氷 チョコレート
提供期間:2018年7月17日(火)~8月31日(金)予定
価格  :1,080円(税込)

アロマ生チョコレート専門店「ca ca o」自慢の生チョコを贅沢にかき氷にした夏限定の生スイーツ。
厳選した3種のチョコレートを使用し、水分量と空気量にこだわった氷部分は、甘みと酸味のバランスの良いビターと、キャラメルのような風味を持つミルクのチョコレートをブレンド。ふんわりと泡立てた生クリームの上には華やかなビターのチョコソースと刻みチョコをたっぷりと乗せて仕上げています。チョコレートの風味、甘み、ビター感を美味しく感じとれる配合で、ふんわりとろける口溶けは新感覚です。

今年注目のオススメパフェ 5種

■枡に入った見た目の美しい抹茶パフェ「SALON GINZA SABOU」

商品名:茶房パフェ- 日本庭園風-
価格 :1,100円(税別)

世界から愛されている日本の食材「抹茶」と、日本の伝統的な木製容器「枡」をパフェで表現した人気メニュー「茶房パフェ」。現代における“日本のティーサロン”「SALON GINZA SABOU」では、スタッフが田植えから収穫まで手掛ける「雪ほたか」という品種のお米を使用したメニューを提供しています。昔からお酒やお米の量りとして使用されていた枡をスイーツに落とし込んだ商品です。
特注枡を使用したパフェの表面には、日本庭園をイメージした枯山水の砂紋の様な抹茶パウダーをひいたホワイトチョコレート。スプーンで割り崩すと、中には抹茶エスプーマや抹茶アイスクリーム、抹茶の効いたマスカルポーネクリーム、抹茶寒天、本わらび餅、大きな栗がゴロゴロと入っています。ボリューム満点なうえ、パールチョコやライスパフの軽さやザクザク感と異なる食感を一度に楽しむことができるのも魅力!割る瞬間の動画を、思わず撮りたくなります。
“端麗な容姿の美しさに心を奪われ「目でも味わえる」スイーツを作る。”それが、パティシエが考案するSALONのパフェだそうです。

■「リール銀座」

商品名:ヒートウェーブパフェ
価格 :単品 2,000円、セット 3,000円

旬の桃・プラム・スイカ・パッションフルーツを使用した夏らしいパフェ。向日葵のようなチュイールは心踊る気分にさせてくれる、夏をギュッと詰め込んだ季節限定商品。
ぷるっぷるな白桃パンナコッタ、スイカグラニテ、パッションアイスとミントアイス、白桃とプラムの大粒果肉を沈めた甘く爽やかなプラムジュレ。下に食べ進めるほど軽くさっぱりとした仕上がりになっています。スイカグラニテには、チョコレートをスイカの種に見立てた繊細な作業も感じ取れ、甘酸っぱさと味を引き締めたチョコレートのバランスが素晴らしいです。「リール銀座」では、今までも多くのシーズンパフェを展開していますが、お客さんからは「ザ・ヒートウェーブパフェ」が一番好きだという声が多いそうです。また、17時以降に特別シークレットパフェも期間限定で提供されており、そちらも好評です。

■旬のみずみずしいメロン大胆使いのパフェ「ザ ストリングス 表参道」

商品名 :メロンパフェ
提供期間:2018年7月1日(日)~8月31日(金)
価格  :2,000円(税込)※サービス料12%別

メロンを贅沢に使った見た目に驚く「ザ ストリングス 表参道 レストランBAR & GRILL DUMBO」の夏季限定パフェ。甘くジューシーなアンデスメロンを半分に切って種をくり抜いた中に、 メロンとバニラのミックスソフトクリームをのせたメロンパフェ。軽い口あたりとカラフルな見た目が特徴で、今話題沸騰中の香川県伝統和菓子「おいり」をちりばめている遊び心も。素材の組み合わせはシンプルですが、果肉たっぷりのメロンそのものを器として使う贅沢感は日常を一気に華やかにしてくれます。

■“ひやあつ”食感の斬新パフェ「ザ ストリングス 表参道」

商品名 :フレンチトーストパフェ
提供期間: 2018年7月1日(日)~8月31日(金)
価格  :1,800円(税込)※サービス料12%別

目の前で焼き上げるフレンチトーストを使用した「ザ ストリングス 表参道 レストランBAR & GRILL DUMBO」の夏季限定パフェ。甘く香ばしい香りが食欲を駆り立てる焼きたてのひと口サイズのフレンチトーストに、しっかりと立てられたクレーム・シェンティ、ベリーorトロピカルのフルーツ、バニラアイスがコーンカップ状のシャレた器に盛りつけられていきます。あつあつのフレンチトーストと冷たいアイスの“ひやあつ”食感を楽しめる新感覚パフェです。イチゴ、フランボワーズ、ブルーベリーの“ベリーミックス”もしくは、マンゴーとパインの“トロピカル”からお好みのフレーバーを選ぶことができます。ライブ感ありの五感全てで楽しめるエンターテイメント性の高いパフェです。

■「桃」を味わう季節のパフェ「SALON BAKE & TEA」

商品名 :パフェ・ア・ラ・ペーシュ
提供期間: 2018年6月12日(火)~9月2日(日)
価格  :1,700円(税抜)、ドリンクセット 2,100円(税抜)

全長約30㎝というビッグパフェで感動とわんぱく気分を味わうことができる「SALON BAKE&TEA(サロン ベイクアンドティー)」には、シーズン毎にアレンジの変わる「季節のパフェ」があります。夏季限定のパフェは桃を使ったパフェ・ア・ラ・ペーシュ。フレッシュな桃の果肉、ベルガモットで香り付けした桃のコンポート、桃のジュレ、桃アイスなどを、ヨーグルトやフロマージュブランの爽やかな層とあわせた、様々な桃の味を楽しめる断層美が溢れるパフェです。9月4日(火)からは、葡萄をつかった「パフェ・ドゥ・レザン」が販売されます。フレッシュな葡萄、葡萄のジュレ、クリーム、アイス、寒天、コンポートなど様々な葡萄をたっぷり味わえます。キヌアも組み合わされた美意識も高いパフェです。

あるパフェに関する調査(※参考:株式会社ぐるなび会員へのアンケート パフェ調査によるレポート)では、71.7%がパフェ好きという結果がでました。昨今、話題となっている札幌発祥のシメパフェの影響もあってか、SNS映えしてかわいらしい見た目が特徴のパフェは女性に人気ですが、パフェ男子率も増加しています。特に男性では50代(68.7%)に1番人気との調査結果が出ています。
さらに、恥ずかしいけど食べたいと思うパフェ男子がいる一方で、パフェを食べる自分がかわいいから食べるという「あざとパフェ男子」も増加しているそうです。スイーツ男子率が高くなっていることもあり、今回取材した「リール銀座」では特に男性のみで店内が埋まってしまった日もあるのだそうです。

■掲載協力店舗情報
「SALON GINZA SABOU(サロン ギンザ サボウ)」
充実したライフスタイルを提案するSALON adam et ropéが、「ファッションと同じくらい食べることが好きな人」へ向けて東京・銀座(東急プラザ銀座 B2)にオープンしたのが、古き良き日本と、変わり行く食文化の融合を感じられる「SALON GINZA SABOU」。
世界が注目する奈良・月ヶ瀬地区の茶農園「ティーファーム井ノ倉」からのお茶のセレクションと共に、自家製の和スイーツも味わえるお勧めの空間です。メニュー開発をするのは、ジュン(JUN)グループのエグゼクティブシェフパティシエ松岡誠也シェフ。パリの三ツ星レストラン「ピエール・ガニェール」や、オーストラリア「テツヤズ(TETSUYA’S)」のテクニカルシェフパティシエを務めるほか、帰国後は様々なブランドで商品開発や技術指導をしており、洋菓子のテクスチャーと和の素材を組み合わせた枡パフェなど、遊び心あふれる感受性豊かなスイーツを提供してくれます。本格派スイーツを求める方にもお勧めです。

「SALON GINZA SABOU」
所在地 :東京都中央区銀座5-2-1  東急プラザ銀座 B2
営業時間:11:00-16:00(L.O 16:00)/17:00-22:00(L.O 21:00)
http://salon.adametrope.com/sabou/

「Rire Ginza (リール銀座)」
「銀座 ミキモトラウンジ」をプロデュースをしていたパティシエ 横田秀夫シェフが監修するデザートサロン「Rire Ginza」。横田シェフといえば、埼玉県「菓子工房オークウッド」オーナーであり、厚生労働相より業界最年少で『現代の名工』を受賞、現在の内海会会長 洋菓子協会公認指導員を務めています。
横田シェフがプロデュースする「Rire Ginza」は、ゆっくりと時間を過ごせる落ち着いた白基調の店内で充実したデセールやパフェ、お食事ランチもいただける人気店。週末には予約しないと満席で入れないそうなので、行くときには前もって予約をお勧めします。

「Rire Ginza」
所在地 :東京都中央区銀座3-10-14-2F
営業時間:11:30 – 21:00(平日)/11:30 – 20:00(土日・祝日)※毎週月曜 定休日
http://rireginza.com/

「ザ ストリングス 表参道」
最先端のカルチャー、ファッションが生まれる表参道の駅直結という好立地の「ザ ストリングス 表参道」。ニューヨークスタイルのウエディングや宴会、ラグジュアリーなレストランとオールデイダイニング、上質な雰囲気の中、最高な演出で日常を華やかにしてくれるお勧めの場所です。
今回は、1階「Cafe & Dining ZelkovA」(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)」で提供されているかき氷、2階「BAR & GRILL DUMBO(バー&グリル ダンボ)」で提供されているパフェをご紹介しました。

「ザ ストリングス 表参道」
所在地:東京都港区北青山3-6-8
営業時間:1階 11:30 – 22:30(平日)/11:00 – 22:30(土日・祝日)
     2階 11:30 – 22:30(平日)/11:00 – 22:30(土日・祝日)
https://www.strings-hotel.jp/omotesando/

「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」
“都市とつながり、人と人、人とクルマが交わる”というテーマのもと、LEXUSが考えるライフスタイルを体験できるグローバル規模のブランド活動発信拠点「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」。幅広い分野で、LEXUSが考えるライフスタイルを発信しています。

「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」
所在地:東京都港区南青山4-21-26
営業時間:1F CAFÉ SHOP & GARAGE:9:00-23:00
     2F BISTRO LOUNGE:11:00-23:00
www.intersect-by-lexus.com/tokyo

CHOCOLATE BANK
鎌倉駅徒歩1分という好立地にある新感覚のチョコレート専門店「CHOCOLATE BANK」は、“チョコレートと魔法の世界へ”というコンセプトを掲げた、アロマ生チョコレート専門店「ca ca o」を手掛ける株式会社Journey companyグループの中でも最上位の体験型ブランドです。
こちらではスイーツだけでなく、フード、ドリンク、コスメと多岐に渡り、チョコレートの新しい楽しみ方を提案してくれます。昔、チョコレートの原料であるカカオ豆を貨幣としていた時代もあり、銀行の跡地をリノベーションした店構えと店内の雰囲気は最高です!夜9時からオープンする夜限定の隠れ家BARでは、お酒とチョコレートのマリアージュの提案をしていただけます。

「CHOCOLATE BANK」
所在地:神奈川県鎌倉市御成町11−8(東日本銀行鎌倉支店跡地)
営業時間:10:00~18:00※毎週月曜 定休日http://chocolatebank.jp/

「SALON BAKE & TEA(サロン ベイクアンドティー)」
先にご紹介した「SALON GINZA SABOU」同様、SALON adam et ropéのサロン・ド・テ スタイル レストラン「SALON BAKE & TEA」。こちらも、エグゼクティブシェフパティシエ 松岡誠也シェフの監修によるスイーツが提供されています。洋菓子をパフェ仕立てにしたビックパフェも、松岡シェフ考案の斬新な仕上がりです。フランス発のティーメゾン「THE O DOR(テオドー)」こだわりの紅茶や、コーヒーと共に季節の食材を使ったアシェットデセールや多彩なスイーツブッフェが楽しめます。パティシエが創る繊細な食事も味わえるという美味しい空間をお楽しみいただけます。

「SALON BAKE & TEA」
所在地:東京都新宿区新宿四丁目1番6号 NEWoMan 3F
営業時間:11:00-21:30
http://salon.adametrope.com

今回は関東地区で合計10品、斬新な見た目と志向が凝ったかき氷とパフェを今回ご紹介しました。どれも見ただけで幸せな気持ちにさせてくれる素敵なスイーツです。
見栄えを気にしているのはもちろん、使う素材や旬果実をこれでもか!というほど贅沢使いして味のクオリティが高いものばかり。カフェやレストランのものばかりご紹介しましたが、名だたるパティスリーでも絶品な両品の展開がされています。一般的に、夏場はケーキよりもあっさりと食べやすいスイーツを求める方が多い影響もあり、旬のフルーツや、ソルベなど加える事でケーキだけでは表現出来なかった素材の組み合わせを取り入れています。パフェで使用する果物をショートケーキやタルトでも展開することで手土産にと相乗効果も期待されます。
最後に、SNS映えが主流になってからボリューム感のすごいかき氷やパフェが国内各地で販売されていますが、私自身はインパクトの凄いスイーツが多い名古屋で長年過ごしているせいか、やっとボリュームが追い付いてきた感じです。かき氷はお皿からこぼれる前提のお店もあるくらい。ドキドキ、ワクワクの楽しみを与えてくれるスイーツの楽しみ方を貴方も是非体感してみてください。

次回は「東京スイーツ旅〜表参道の海外ブランド〜」をお届けいたします。続々とオープンする表参道の海外スイーツ店は、目が離せません!