安孫子宏輔の「あびこ菓子」 〜幸せって食べたら甘いと思う。〜 #009 コーヒーとくるみといちじくのケーク

※安孫子宏輔さんのCandy Boy卒業に伴い、“安孫子宏輔(Candy Boy)の「あびこ菓子」”を再編集して公開しております。


安孫子宏輔さんのスイーツ連載「あびこ菓子」。 今回は「Lashisa」のグルテンフリー&糖質オフのケーキを紹介します。※現在は販売が終了しております。

「Lashisa(らしさ)」は、障がい者の社会参加を支援する就労支援施設における賃金アップという社会課題を解決するために、広告会社「原宿サン・アド」が立ち上げた新規事業。日本スイーツ協会の代表理事・辻󠄀口博啓が監修したプレミアムスイーツです。

コーヒーとくるみといちじくのケーク 2,500円(税別)

第9回 安孫子さんとグルテンフリー&糖質オフケーキ


「もうこれで良いじゃないか」


一口食べた瞬間、そう思った。
糖質オフ&グルテンフリー。その機能面については一旦置いておくとして、いや、それがこのスイーツの重要な特徴である事は百も承知である。
しかし、まず何よりもこのケーキは美味しいのである。

口に入れ、咀嚼する度に心地良いコーヒーの風味が鼻に抜け、その中に時折りくるみの香ばしさが顔を出す。
しっとりとしたケーキは、くるみの程よい歯応えやいちじくの種のぷちぷちとした食感が噛む度に楽しい。
いちじくの濃厚かつ上品な甘さ、くるみの素朴な味わいがコーヒーのほろ苦い風味の中で一つとなり、口の中に幸せが広がる。

これで糖質オフ&グルテンフリーだと言うのだからびっくりだ。
健康に対して機能的な食品は第一に機能性、第二に味というイメージがあった。だから多少味が落ちても「身体にいい」という理由で許容できる。そして美味しいとしても「糖質オフにしては」美味しいであり、普通のケーキの方がやはり美味しいのだ。


しかし、これはどうだろう。言葉は汚いが、そういったイメージがぶち壊された。
たとえ糖質オフでなくても僕はこのケーキを買うと思う。それくらいこのケーキは美味しかった。

このケーキが美味しくて、僕は嬉しくなった。
健康的な問題から普段から糖質を抑えている人が気兼ねなく美味しいケーキを食べられる事、より多くの人が心からスイーツを楽しめるという事がスイーツ好きの一人として、とても嬉しくなった。

材料名:アーモンド、卵、バター、エリスリトール、ラカンカエキス、大豆粉、でん粉、米こうじ粉末、砂糖、食物繊維、クリーム、くるみ、卵黄、乳製品、いちじく、ココアバター、カカオマス、全粉乳、食物繊維、脱脂粉乳、植物油脂、蜂蜜、コーヒー、塩/トレハロース、甘味料(ラカンカ抽出物)、加工デンプン、ベーキングパウダー、乳化剤、香料、甘味料(スクラロース)

ヘーゼルナッツとアプリコットのケーク(左)、苺とクランベリーのケーク(中央)もあり

Lashisaのケークは、お店でも購入できます 販売終了しました

パンと焼菓子のお店「渋谷まる福」
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-16-1 ホープ就労支援センター渋谷1階
TEL:03-6300-5240
営業時間: 月~土曜日11時~18時
WEBサイト:https://marufuku.org/


『渋谷まる福』は、東京都渋谷区笹塚にある素材にこだわったパンと焼菓子のお店です。安心・安全な国産小麦やアルミフリーのベーキングパウダーを使い、マーガリンやショートニングを使わない身体に優しい商品を一つ一つ手作りで作っています。また地域社会にやさしいお店を目指し、障がいを持った方たちを製造スタッフ・販売スタッフとして雇用し、働く機会や社会とつながる機会の提供を積極的に行っています。


※安孫子宏輔さんは2022年12月31日をもって、Candy Boyを卒業しております。