
2月に入り、街がバレンタインの熱気に包まれる中、有楽町マルイではカカオの真髄に触れる「五感の研究所」が賑わいを見せています。

2026年1月27日(火)より開幕した『”meets THE Cacao” 世界でひとつのカカオ体験ショップ by meiji THE Cacao』。

「チョコを“贈る日”から“カカオを味わう日”へ」というテーマが掲げられたこの空間には、明治が長年培ってきた「カカオの物理学」と最新の「嗅覚DX」が融合した、全く新しいガストロノミー体験が繰り広げられていました。
“meets THE Cacao” 世界でひとつのカカオ体験ショップ by meiji THE Cacao

期間: 2026年1月27日(火)〜2月14日(土)
場所: 有楽町マルイ 1階イベントスペース
時間: 11:00〜20:00(施設営業時間に準ずる)
嗅覚を言語化する。AI診断「KAORIUM」が映し出す感性の輪郭
今回の目玉は、セントマティック社のAIシステム「KAORIUM」を用いたチョコ診断です。

明治独自開発の「フレーバーホイール」に基づきピックアップされた12種類の香りを直感で手繰り寄せると、AIがその傾向を解析し、曖昧な「好み」を言葉として可視化してくれます。

私自身、日頃から華やかさよりも、カカオとそのテロワールを感じるような「野性的でウッディなニュアンス」を理想としてきましたが、AIが導き出した答えも、やはり私の深層心理にある「ナッティ」でした。
自覚していた芳ばしく奥深い香りの記憶が、デジタルによって「確信」へと変わる快感。大好評につき期間延長が決まったこの診断は、まさに運命の一粒へ導く羅針盤といえるでしょう。

診断なしでも堪能できる、至高のイートイン・カフェ
本イベントのもう一つの主役が、診断の有無にかかわらず、どなたでも気軽に立ち寄れるイートインコーナーです。

ここでは、銀座の名店「レストランエール」をはじめとする銘店との共創メニューが、五感を刺激するひとときを約束してくれます 。
今回、私は「レストランエール」がイベントのために創り出した2品を試食させていただきました。
ナッティカカオ派におすすめの、「メキシコ産ホワイトカカオの生ねりと黒文字のカヌレ」。

希少なホワイトカカオのクリーミーな旨味に、香木「黒文字」の清涼感が重なります。それは、霧深い森を歩いているような、野生味と洗練が同居する唯一無二の余韻。
一方、フルーティカカオ派におすすめなのが「マダガスカル産カカオの生ねりと黄金梅の“生マシュマロ”」。

わずか3日しか収穫できない「黄金の梅」の芳醇な香りを、カカオの鮮やかな酸味が鼻腔内で追いかける。口内の温度で二つの個性がとけあう「テクスチャーの移ろい」には、抗いようのない官能を覚えます。
また、2月3日(火)からは東京蔵前の老舗ベーカリー「パンのペリカン」のミニロールを使用した2種類の「生ねりサンドミニロール」が登場するなど、イベント前半と後半で異なるラインナップを楽しめるのも魅力。

ドリンクでは、SNS投票1位に輝いた「Coffee Valley」監修の「ナッティカカオのカフェモカ」や、オリジナルスパイスが香る「フルーティカカオのチャイラテ」など、全期間を通してカカオが主役のスペシャルドリンクを味わえます。

全国のクラフトブランドが解釈する、カカオの新たな表情
コラボレーションはイートインに留まらず、全国のクラフトブランドが解釈する、カカオの新たな表情。コラボレーションはイートインに留まらず、持ち帰りやギフトに最適な物販商品として、カカオの産地ごとの個性を独自の感性で表現した限定スイーツが多数ラインナップされています。
特に注目すべきは、伝統の技とカカオが共鳴する銘店たちの手仕事。
1778年創業、新潟長岡の老舗「越乃雪本舗大和屋」が仕立てる「フローラルカカオのバレンタイン上生菓子(480円)」は、ペルー産カカオの華やかな香りを餡に練り込み、和三盆の繊細な甘みと調和させた逸品(2月2日まで) 。

また、素材の味を大切にする福岡門司港の「bion」からは、ベネズエラ産カカオの重厚なコクを活かした「ナッティカカオのキャラメルサブレ缶(2,700円)」などが登場し、噛みしめるほどに広がる洗練された後味を堪能できます 。

素材との鮮やかな対話を楽しめるラインナップも見逃せません。
東京自由が丘「MONT-NON」による「フルーティカカオのしっとりフィナンシェ(550円)」や、マダガスカル産カカオの酸味を閉じ込めた「生ねりフランボワーズメレンゲサンド(440円)」は、パティスリーならではの緻密な構成が光ります。
さらに2月3日(火)からは、カカオの果実味と素材の甘みが響き合う商品が続々と登場します。

東京・中目黒「&OIMO TOKYO」の、蜜芋の甘みとナッティカカオのほろ苦さが一体となった「安納芋のチョコがけ大学いも(2,400円)」や、愛知犬山菓子屋「shirushi」の、ドミニカ共和国産カカオの酸味とレモンが爽やかに香る「フルーティカカオのレモンラスク(580円)」など、バレンタイン本番に向けた贅沢な選択肢が広がります 。
これらの多様な表情を見せるスイーツたちは、単なる「味」のバリエーションを超え、カカオという素材が持つ無限の可能性を私たちに提示してくれています。
「冷蔵の壁」を超えた、チョコレートの物理学

これらの感動を支えるのが、明治の特許技術「生ねり製法」です。
通常、生チョコのような瑞々しい口どけを実現するには多量の水分が必要であり、それは同時に「冷蔵保存」という制約を意味していました。しかし明治は、カカオを強い力で練り上げる独自の特殊技術により、水分量を緻密にコントロール。
水分3%以下の「チョコレート」と、10%以上の「生チョコレート」の間の領域を、常温保存という不可能を可能にする形で具現化したのです。
まさに既存のチョコレートの定義を塗り替える、明治の技術力の結晶といえるでしょう。
♢琥珀ガナッシュ:伝統と革新の二重奏

百貨店催事で連日完売し、美食家たちの間で大きな話題をさらった「琥珀ガナッシュ」 。このプロダクトの最大の特徴は、独自の「生ねり製法」で練り上げられた濃密なガナッシュを、薄く繊細なソフトコーティングで包み込んだ構造にあります。口に含んだ瞬間に琥珀糖のように「しゃりっ」と崩れる軽快な食感と、その後に広がる重厚なくちどけのコントラストは、まさに新感覚の体験!
定番の2フレーバー:カカオ本来の力を識る
・カカオ:ペルー産カカオの香味を最大限に活かした、ブランドのアイデンティティを感じさせる一粒です 。独自の製法によってブラッシュアップされ、より香り豊かに進化を遂げています 。
・いちご:単なるフルーツフレーバーではなく、カカオの風味と苺の鮮やかな酸味が互いを引き立て合うよう計算されています 。こちらも今回のイベントに合わせて、より洗練された香りだちへとアップデートされています 。

・新作「出雲抹茶」:日照時間が短い山陰地方特有の自然な「かぶせ」環境で育まれた高級抹茶を使用。この抹茶が持つ鮮やかな緑色と深い旨味が、華やかな香りのペルー産カカオと重なり合い、深淵なハーモニーを奏でます。抹茶の「静」の旨味とカカオの「動」のアロマが、口の中で体温によって解け合っていくプロセスは、まさに至福のひとときです。
♢ほろりガナッシュ:新食感への挑戦

さらに注目の新星として登場したのが『ほろりガナッシュ <桜薫りいちご>』。 こちらは「生ねり」ガナッシュを、文字通りほろりと解ける繊細な焼き菓子でくるんだ新食感スイーツです。あまずっぱい苺に忍ばせた、ほんのりと漂う桜の“隠し香”が、フローラルなペルー産カカオの個性を一層鮮やかに引き出します。
産地から配合、そして製法までこだわり抜いた『明治ザ・カカオ』。
冷蔵の壁を打ち破った「生ねり製法」という確かな技術的裏付けがあるからこそ、カカオ本来の香味を最も良いコンディション(常温)で楽しむことができる。チョコレートの新しい形といえるでしょう。
カカオのテロワールを識る、その他のラインナップ

さらに、カカオの産地特性(テロワール)をストレートに味わえる「明治 ザ・カカオ」も発売。独自のカカオ農家支援活動「メイジ・カカオ・サポート」(以下、MCS)を実施した地域のカカオ豆を使用し、カカオの産地から製法まですべてにこだわった、当社にしか引き出せない、カカオ本来の香味を活かした香料不使用のチョコレートです。
・ナッティカカオ(ベネズエラ産中心):ナッツのように香ばしい、ベネズエラ産カカオ※を使用。カカオらしい奥深いコクとすっきりとした後味が特長。
・フルーティカカオ(ドミニカ共和国産中心):フルーツのような酸味の、ドミニカ共和国産カカオ※を使用。力強く複雑な香りと、クセになる豊潤な味わいが特長です。
・フルーティ カカオ・ラテ(ドミニカ共和国産中心):フルーツのような酸味の、ドミニカ共和国産カカオ※を使用。ミルクのコクと旨みが、カカオの力強く複雑な香りを引き立てます。絶妙なバランスが織りなす、濃厚な味わいが特長です。
・フローラルカカオ(ペルー産中心):花のように甘く香る、ペルー産カカオ※を使用。フローラルで軽やかな香りと、ふくよかな後味が特長です。
一粒一粒に込められた情報の解像度が圧倒的だからこそ、AI診断という「ガイド」を通して自分の感性と向き合う時間が、より一層贅沢なものへと昇華されるのではないでしょうか。

自分自身の感性と対話し、カカオという植物が持つ本来の生命力を識る。今回のイベントが提示しているのは、単なるバレンタインのトレンドではなく、私たちがチョコレートに求める「豊かさ」の新しい基準なのかもしれません。

2月3日(火)からは、これらの至福のピースを自分好みに編み上げる『オリジナルギフトBOX』の販売もスタートします。
AI診断で導き出した「理想の香り」を軸に、大切な方へ、あるいは日々を懸命に生きる自分自身へ。世界にひとつだけの、物語が詰まった一箱を仕立ててみてはいかがでしょうか 。

バレンタイン当日の2月14日まで、有楽町マルイに現れた「五感の研究所」は開かれています。一粒のカカオが解ける数分間。その先に広がる広大なテロワールの旅へ、ぜひ皆さんも出かけてみてください。