[佐藤ひと美のスイーツレポート361]五感で愛でる、東京・横浜の桜といちごの饗宴〈2026年 春の極上アフタヌーンティー特集〉

春の訪れとともに、街全体が柔らかな高揚感に包まれる季節。 2026年春、私たちはかつてないほど「本質的な豊かさ」を求めているのではないでしょうか。

今や、アフタヌーンティーは単なるティータイムの枠を超え、日本の新たな「国民食」とも呼ぶべき地位を確立したように感じます。単なる流行に留まらず、私たちの日常に深く根ざし、これほどまでに熱く愛される理由は、それがホテルのフィロソフィーを凝縮した「総合芸術」へと進化を遂げたからに他なりません。

今回は、単に「春」・「アフタヌーンティー」のトレンドを追うのではなく、「場所の記憶と感性が共鳴するアフタヌーンティー」の探求をお届けしようと思います。

選び抜いたのは、東京と横浜を象徴する8つのランドマーク。

なぜ、その場所でなければならないのか。 

その器が選ばれた理由は何か。 

そして、その一粒のいちごに込められたシェフの情熱は、私たちの心に何を響かせるのか――。

窓の外に広がる移ろう景色、空間に流れる柔らかな音、五感を心地よく刺激する香り。そして、伝統と革新が交差する瞬間の温度。

私、佐藤ひと美が実際に足を運び、全方位(360度)の視点からその物語を解き明かしていく、2026年春の「極上バイブル」。 今、最も輝きを放つ8つの舞台を、ここにお届けします。

パレスホテル東京 〜【芸術】輪島塗漆器“Stones”が映し出す、日本の美意識と春の叙情 〜

1961年の開業以来「最上質の日本」を掲げ続け、国内外の賓客を魅了してきた「パレスホテル東京」。丸の内1-1-1という、かつての江戸城大手門を望み、皇居外苑の豊かな緑と水辺を借景に持つこの地は、まさに都会の喧騒が濾過された静寂の聖域です。

今回私がこの地を訪れたのは、ホテルが大切にする「自然との調和」という精神を、伝統工芸とスイーツの融合によって形にしたアフタヌーンティーの真髄を体験するため。

輪島塗塗師・赤木明登氏の漆器をキャンバスに見立て、サブテーマを“Colors of Japan” と、⽇本の伝統⾊で彩った“Stones”は、アフタヌーンティーが単なる食事ではなく、五感で愛でる「総合芸術」へと昇華された、今最も注目すべき一軒です。

アフタヌーンティー “Stones”

※4月16日(木)以降は、桜のあしらいが変更となります。(その時期に最もふさわしい春の表情をお楽しみください)

価格: 9,000円 / グラスシャンパーニュ付き 12,000円(税込・別途サービス料15%)
提供期間: 〜2026年5月31日(日)まで
提供時間: 11:00 / 11:30 / 14:00 / 14:30 / 17:00 / 17:30(2時間半制・1日限定20食・予約制 )
提供場所:ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」

予約・お問い合わせ: 03-3211-5370(予約専用ダイヤル 10:00〜19:00)

内容

はじまりの一服: 善昇窯(清水焼)のオリジナル野点碗で愉しむ 抹茶 静岡 寿月堂「初昔」、パレスホテル東京 オリジナル落雁

〈スイーツ〉バラと苺のムラングシャンティ、ピスタチオのブランマンジェ ライムのエキュム、フランボワーズのバタークリーム仕立て フランボワーズのクラックラン、ピスタチオのフィナンシェ フロマージュブランのクリーム、マカロン 抹茶のバタークリーム、ヴァニラのムース、チョコレートカヌレ、蜜柑とオレンジのムース、フランボワーズと桜のジュレ、キャラメルショコラタルト、和菓子 たねや 上生菓子

〈セイボリー〉ミニクロワッサン、新玉ねぎのエスプーマ キャヴィア、グリーンピースのポタージュ ミント風味、生ハムのリエット ポテトサブレ、ホワイトアスパラガスのブランマンジェ、シラスとあおさ海苔のブランダード、つぶ貝のブルギニヨン

〈スコーン〉桜と苺のスコーン、クロテッドクリーム、苺のジャム

〈ドリンク〉 季節限定「ストロベリー&さくらんぼ」や「ウィークエンドシトロン」を含む、25種類以上のティーセレクション、コーヒー、日本茶など

石川県輪島市を拠点に世界的に活躍する赤木明登氏の漆器。河原石をモチーフにしたこの“Stones”をキャンバスに見立てたプレゼンテーションは、息を呑むほどの造形美です。

木地と漆という自然の恵みから成る器の質感が、皇居外苑の緑と呼応し、テーブルの上にひとつの庭園を作り出しています。

【視覚・触覚】漆黒が際立たせる春の色彩 

漆器の深い艶を湛えた黒は、桜をイメージした淡いピンク、ピスタチオの若草色、そして蜜柑の柔らかな色彩を、まるで一幅のアートのように鮮烈に浮かび上がらせる。

漆黒の背景があるからこそ、繊細な色調の変化がより生命力を持って視覚に訴えかけてくるのです。手に取れば、木地と漆から成る温もりと、肌に吸い付くような質感が指先に伝わり、触れるだけで心が整う感覚を覚えます。

【味覚】洗練を極めたプティ・ガトーの競演

はじまりの一服として供される抹茶「初昔」が、非日常への扉を開きます。 

今季のラインナップで特に印象的なのは、素材のテクスチャーと香りの重なり。

「ピスタチオのブランマンジェ」に添えられたライムのエキュム(泡)の清涼感、そして「フランボワーズのバタークリーム仕立て」におけるクラックランの食感のコントラストは、漆器の重厚感と見事な均衡を保っています。 

さらに、濃厚な「チョコレートカヌレ」や「蜜柑とオレンジのムース」といった輪郭のはっきりした味わいに加え、近江八幡の名店「たねや」の上生菓子が添えられている点も、パレスホテル東京らしい日本の伝統への深い敬意を感じさせてくれるのです。

【体験】自由度の高いティーセレクション 

滞在をより豊かなものにするのが、そのホスピタリティの高さ。豊富なドリンクメニューは、アイスドリンクも含めすべてお飲み替えが自由。最初の一杯からお好みのものを選べ、その時の気分に合わせたお茶をいつでも自由に注文できるシステムは、2時間半という時間を最大限に贅沢なものにしてくれます。

静寂の中に宿る情熱。 3月1日から提供が始まった春のアフタヌーンティー “Stones” は、単に美味しいものを食べる時間ではなく、日本の伝統と現代の感性が響き合う芽吹きの春の瞬間を「鑑賞」する時間。

都会の喧騒を忘れ、背筋が伸びるような心地よい緊張感と、春の陽だまりのような温かさに包まれる。パレスホテル東京でしか出合えない、至高の春がここにありました。

「パレスホテル東京」

住所:東京都千代田区丸の内1-1-1 

HP:https://www.palacehoteltokyo.com/

アンダーズ 東京 〜【絶景】地上51階、天空の特等席で愛でる「桜×ストロベリー」の洗練 〜

虎ノ門ヒルズの最上層に位置する「アンダーズ 東京」。ヒンディ語で「パーソナルなスタイル」を意味するこのホテルは、形式にとらわれないラグジュアリーを提案するライフスタイルホテルです。

日本の伝統美とモダンな感性が融合する館内を抜け、51階のメインダイニング「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」へと足を踏み入れると、そこには都会の喧騒がふわりと遠のくような、空に近い静謐な空間が広がっています。

今回私が訪れたのは、地上約250mの天空で繰り広げられる「桜ストロベリーアフタヌーンティー」。天井高のある開放的なラウンジを彩る桜の装飾と、アンダーズらしいエッジの効いた独創的なスイーツたちが織りなす「インドアお花見」は、まさに現代の大人たちにふさわしい春の体験です 。

桜ストロベリーアフタヌーンティー

価格:7,800円(税込・別途サービス料15%加算)
提供期間:〜2026年4月30日(木) まで
提供時間:[2部制] 第1部 12:00〜14:00 / 第2部 15:00〜17:00
予約・お問い合わせ:公式サイト、または 03-6830-1212(レストラン予約) 


内容:

〈スイーツ〉桜餅サブレ、ストロベリー&赤しそ オペラ、桜&チョコレートムース、カシス&ストロベリー モンブラン、桜クリームコーン、ストロベリータルト(シェアスタイル)

〈チョコレートバー&スイーツボウル〉ダークチョコレート 70% カカオニブ、ミルクチョコレート 43% ナッツ、桜チョコレート&ドライ桜の花、苺(赤・白)

〈セイボリー〉ゴートチーズとビーツのミニスライダー、桜えびのキッシュ、スモークサーモンのシュー、平飼い卵サンドイッチ

〈ウェルカムドリンク〉桜アイスティー

〈ドリンク〉 クスミティー ティー厳選(フレンチカンカン、グリーンローズ、ホワイトベリーニなど) 、一保堂茶舗 日本茶厳選(煎茶、ほうじ茶、玄米茶)、コーヒーセレクション

空間を彩る、インドアのお花見体験

今春のアンダーズ 東京が提案するのは、五感で春を味わう「桜ストロベリーアフタヌーンティー」。期間中に施される華やかな桜の装飾で、店内にいながらにして満開の桜の下で過ごすような高揚感に包まれ、天候を気にせず優雅な「お花見」を堪能できるのは、この場所ならではの贅沢と言えるでしょう。

地上51階というロケーションだからこそ得られる、遮るもののない柔らかな光が、オレンジ色のソファや木製のティーフレームを優しく照らします。そこに並ぶ桜の淡いピンクと瑞々しいストロベリーの鮮やかな赤。洗練されたインテリアと共鳴し合う、圧倒的なスケール感を持った春の情景が手元に描き出されます。

【視覚】木製フレームに収まる、春の現代アート 

テーブルの中央に据えられたのは、アンダーズの象徴とも言える温もりある木製フレーム。その中に整然と並ぶスイーツたちは、まるでショーケースに飾られた宝石のようです。

今季は、桜の淡いピンクとストロベリーの鮮やかな赤が、51階の窓から差し込む柔らかな光に照らされ、美しいコントラストを描き出しています。店内の桜の装飾と相まって、一皿ひとさらがアートのように浮かび上がる光景には、思わず視線を奪われます。

【味覚】和のエッセンスとモダン・パティスリーの融合 

ペストリーシェフ、ノルマンド・ジュビン氏が手掛けるスイーツは、驚きに満ちています。特に印象的なのは「ストロベリー&赤しそ オペラ」。ホワイトチョコレートといちごの優しい甘みに、あえて赤しその爽快な香りを添えることで、奥行きのある洗練された味わいへと導いています 。

また、わらび餅の食感がアクセントの「桜餅サブレ」や、カシスと苺の酸味が春の情緒を際立たせるモンブランなど、伝統的な日本の風味を現代的なアプローチで昇華させています。

そして、テーブルでひときわ存在感を放つのが、シェアスタイルで提供される大皿の「ストロベリータルト」。

香ばしく焼き上げられたタルト生地に、瑞々しい苺が贅沢に敷き詰められ、その上には雲のように軽やかなホイップクリームがたっぷり。取り分ける時間さえも愉しみのひとつとなる、華やかな演出が光ります。

さらに、今季は「チョコレートバー」がフレッシュな「赤・白のいちご」と共に、あらかじめ一皿に美しく盛り付けられたスタイルで。

新登場の「桜チョコレート&ドライ桜の花」を含む3種のショコラが、瑞々しい苺と並ぶ様子は、まるで春の庭園を切り取ったかのよう。フレッシュさと濃厚さが交差する至福のペアリングを、最初から最適なバランスで愉しめる趣向です。もちろん、要望があればおかわりも可能。

お気に入りのフレーバーを心ゆくまで堪能できる、アンダーズらしい贅沢なホスピタリティに心が解きほぐされます。

【体験】パーソナルな時間を彩る厳選されたティーセレクション 

ドリンクの充実ぶりも魅力の一つ。1867年創業の「クスミティー」からは、春らしい華やかな香りのセレクションが揃い、特に桜シロップを加えた「桜アイスティー」は、この季節だけの特別な一杯です 。

さらに京都の「一保堂茶舗」の日本茶や、三本珈琲が厳選したコーヒーなど 、ゲストの気分に寄り添う「パーソナルなスタイル」を大切にするアンダーズらしい配慮が、天空でのティータイムをより深く、贅沢なものにしてくれます。

ペストリーショップ「アンダーブロッサム」の誘惑

51階での優雅なひとときを堪能した後は、1階のペストリー ショップへもぜひ立ち寄りたいところ。こちらでは、満開の桜の下で感じるやわらかな空気から着想を得た、春限定コレクション「アンダーブロッサム」(提供期間:2026年3月1日~4月30日)が展開されています。

コレクションの中でも一際異彩を放つのが、アフタヌーンティーの感動を彷彿とさせる「ストロベリー&赤しそ オペラ」です。

赤しそ特有の清涼感ある香りと苺の酸味が、重層的なオペラの構成の中で鮮烈に響き合うエッジの効いた春を体現しています。さらに、希少な白苺の瑞々しい甘みを贅沢に引き立てた「プレミアム ストロベリーショートケーキ 白苺」や、桜餅を思わせるやさしい風味に苺のコンポートを忍ばせた「フルール・ド・サクラ」、和栗の甘みとカシスの酸味が調和する「カシス&ストロベリー モンブラン」など、春の情緒を静かに映し出すガトーが並びます。

また、手土産として高い人気を誇るシグネチャースイーツからは、限定の桜フレーバーを加えた「アンダーズ トロペジェンヌ お花見セレクションボックス」が新たに登場。

アフタヌーンティーで味わった洗練された感動を、淡い色彩と繊細な味わいのスイーツに託して持ち帰る――。アンダーズ 東京が提案する春の物語は、ショップを後にするその瞬間まで、幸福な余韻で満たしてくれます。

アンダーズ 東京 

住所:東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ 森タワー 

HP:https://www.hyatt.com/andaz/ja-JP/tyoaz-andaz-tokyo-toranomon-hills

コンラッド東京 〜【色彩】ガラスプレートに描かれる春のパレット。ベイビューと楽しむ造形美の極致 〜

「桜ストロベリーアフタヌーンティー with ロンジン」 手前:スタンダードアフタヌーンティー / 奥:デラックスアフタヌーンティー

汐留の再開発エリアに位置し、世界的なラグジュアリーブランドとして揺るぎない地位を築く「コンラッド東京」。一歩足を踏み入れれば、そこには「和のモダンデザイン」をコンセプトとした、墨絵を彷彿とさせる静謐でスタイリッシュな空間が広がります。

直通エレベーターで28階に降り立つと、そこは天井高8メートルの開放感あふれるロビーフロア。フロントエリアを抜け、バー&ラウンジ「トゥエンティエイト」へと足を進めれば、遮る扉のない広大な空間の先に、浜離宮恩賜庭園の緑ときらめく東京湾のパノラマビューが目の前一面に映し出されます。

今回私が訪れたのは、190年以上の歴史を誇るスイスの名門時計ブランド「ロンジン(LONGINES)」とコラボレーションした特別なアフタヌーンティー「桜ストロベリーナイトティー with ロンジン」。

ロンジンの哲学「Elegance is an attitude(エレガンスを身に纏う)」と、コンラッド東京の造形美が響き合う、春の陽光に満ちた至高のアフタヌーンティーでした。

桜ストロベリーアフタヌーンティー with ロンジン

「桜ストロベリーアフタヌーンティー with ロンジン」 スタンダードアフタヌーンティー

価格:(全てお一人様価格:税・サ込)

♢スタンダードアフタヌーンティー  平日 7,900円 / 土日祝日 8,500円 ※平らなガラスのプレートでご用意。  約20種のドリンクセレクションからお好きなものをお好きなだけ。 

♢コンラッド・ベア付き・スタンダードアフタヌーンティー 9,400円 ※コンラッド・ベアが付いたプランです。 ※平らなガラスのプレートでご用意。 約20種のドリンクセレクションからお好きなものをお好きなだけ。 

♢乾杯のシャンパーニュ付き デラックスアフタヌーンティー 12,500円 ※コンラッド・ベアが付いたプランです。※国産フレッシュ苺プレート、限定セイボリー1種付き。 ※乾杯のグラスシャンパーニュ1杯に加え、約20種のドリンクセレクションからお好きなものをお好きなだけ。 

提供期間:〜2026年4月30日(木) まで

提供時間:毎日 11:00~16:30(2時間制) 

予約・お問い合わせ:公式サイトまたは 03-6388-8745(レストラン予約直通)

 内容:

〈スイーツ(全5種 / デラックスアフタヌーンティーは全4種)〉レアチーズケーキ ブルーベリージャム、いちごとラズベリーのムース ※スタンダードアフタヌーンティーにてご提供 、桜のヴェリーヌ、 いちごとトンカ豆ガナッシュのタルト リコッタチーズムース、紅茶とクランベリーのパウンドケーキ

〈セイボリー(全3種 / デラックスアフタヌーンティーは全4種)〉新玉ねぎのブルーテとつぶ貝のタルタル、蟹のブリオッシュムースリーヌ、桜ベーコンと春野菜のキッシュ、オマール海老のオープンサンド ミモザ仕立て ※デラックスアフタヌーンティーにてご提供

〈スコーン〉プレーンスコーン、瀬戸内レモンと柚子スコーン (クロテッドクリーム、いちごジャムを添えて)

〈いちごプレート〉※デラックスで提供

〈お飲み物〉ロンネフェルト社の紅茶やコーヒー等を含む約20種のドリンクセレクションからお好きなものをお好きなだけ。

コンラッド東京らしいアートのような感性と、ロンジンの精密な世界観が見事に調和しています。

【視覚】ガラスのキャンバスに刻まれる、精密な時と春のヘリテージ 

「桜ストロベリーアフタヌーンティー with ロンジン」 スタンダードアフタヌーンティー

テーブルに届けられた瞬間、コンラッド東京のアートな感性がロンジンの「精度」への情熱と重なり合っていることに感動を覚えます。スタンダードプランの「平らなガラスプレート」は、まさに精密な時計の設計図のよう。

一方、デラックスプランでは円形のプレートを重ねた優雅なティースタンドが用意され、そこへ国産フレッシュ苺のプレートが華を添える様子は、モダンとエレガンスが極めて高いレベルで共存する圧倒的なビジュアルです。

「桜ストロベリーアフタヌーンティー with ロンジン」 デラックスアフタヌーンティー

ウォッチコレクション「ロンジン プリマルナ」から着想を得たという、時計の文字盤や指針のモチーフがスイーツの上に精密に再現され 、プレートを透過する春の陽光が、それらを宝石のように照らし出します。

【味覚】一粒、一皿に込められた「時」のエレガンス

味覚の体験もまた、精密機械のように緻密に計算されています。

ロンジンの優美な文字盤を宿した「レアチーズケーキ」は、カシスとブルーベリージャムの酸味がコクを引き立て 、洗練された時計の針を表現した「いちごとラズベリーのムース」は、そのしなやかなフォルムで春の爽やかさを奏でます。

また、白いちごが彩る「桜のヴェリーヌ」は、桜、いちご、ココナッツが重なり、まさに「時を紡ぐ」ような重層的な味わい。

セイボリーでも、時計のインデックスを赤玉ねぎのピクルスで表現した「新玉ねぎのブルーテ」など、シェフの遊び心とクラフトマンシップが細部にまで宿っており、コンラッドのアートな感性とロンジンの精密な世界観が、驚くほどの密度で一つに結実しています。

【体験】「Elegance is an attitude」を五感で堪能する 

今回、この特別なコラボレーションに触れて感じたのは、まさに「エレガンスを身に纏う」というロンジンの哲学そのものです。 約20種類のドリンクセレクションから、スイーツの繊細な風味に合わせた一杯を選び、ゆったりと味わう時間。隣に寄り添う桜柄のコンラッド・ベアが、凛とした世界観に柔らかな彩りを添えてくれます。

時代を超えて愛される「伝統と革新」が共鳴し合う。都会の洗練をそのまま形にしたような「色彩の迷宮」に、心が鮮やかに染め上げられるひとときを過ごしました。

コンラッド東京

住所:東京都港区東新橋1-9-1 

HP:https://conrad-tokyo.hiltonjapan.co.jp/

ホテル椿山荘東京 〜【情緒】百年の森に流れる「東京雲海」と、移ろう季節を慈しむ「桜×ストロベリー」の記憶〜

南北朝時代より、野生の椿が咲き誇る景勝地として「つばきやま」の名で親しまれてきたこの地。その歴史が大きく動いたのは明治11年のことでした。明治の元勲・山縣有朋公が私財を投じてこの地を譲り受け、「椿山荘」と命名。自らの理想を投影した自然主義庭園を築き、時の明治天皇をはじめとする国内外の賓客を、その美しき緑でもてなしてきました。

1952年に開業した「ホテル椿山荘東京」は、都心にありながら森のような庭園に佇むホテルです。庭園のシンボルである三重塔「圓通閣」は、1925年に東広島から移築され、2025年に100周年を迎えました 。国の登録有形文化財に指定され、都内に現存する三古塔の一つです。

また、国内最大級の霧の庭園演出「東京雲海」は、2025年度グッドデザイン賞をはじめ多くの賞を受賞 。世界的な「フォーブス・トラベルガイド」4つ星獲得や「プリファードホテルズ & リゾーツ」への加盟など、日本を代表するラグジュアリーホテルとして、四季の風情とともに特別なひとときを提供しています 。

それから百余年。幾多の歳月を経てなお、この地には山縣公が愛した「自然への畏敬」が息づいています。

今回訪れたのは、伝統あるロビーラウンジ「ル・ジャルダン」が贈る、移ろう季節をそのまま閉じ込めたような「桜×ストロベリーアフタヌーンティー」。桜から新緑へと色を変えていく、この地にしか流れない「時」と「息吹」を心に刻みます。

桜×ストロベリーアフタヌーンティー

価格:お一人様 WEB予約 7,500円 / 電話予約 8,500円(消費税込・サービス料15%別)

提供期間:〜2026年4月12日(日)まで

提供場所:ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」

提供時間:12:00〜17:30(12:00〜/12:30〜/15:00〜/15:30〜の2時間制・完全予約制)

予約・お問い合わせ:公式サイト 、03-3943-0920(10:00〜19:00 ル・ジャルダン直通)

内容:

〈アミューズ〉鯛ブランダードのコロッケとパルマンティエ

〈上段:スイーツ〉いちごと桜のヴェリーヌ、桜のタルト、いちごチョコレートディップ、いちごと桜のムース

〈中段:焼き菓子〉プレーンスコーン、いちごスコーン、桜クッキー  ※グリオットチェリーといちごのジャム、ウォールナッツのクロテッドクリーム添え

〈下段:セイボリー〉 カブのブラマンジェ、フィッシュバーガー、自家製ハムときゅうりのティーサンド、コンキリエのアーリオ・オーリオ

〈お飲み物〉ホテルオリジナルブレンドティー「ル・ジャルダン」(アフタヌーンティーの前に提供)、紅茶は約20種類(お取替え、おかわり自由)

伝統ある英国スタイルを継承しつつ、春の訪れを告げる味わいを「まるでコース料理のように」楽しめる仕立てが光ります。

【視覚】三段スタンドに描き出される、春の叙情と造形美 

クラシックな三段スタンドを彩るのは、春の光を透過させるような繊細なスイーツとセイボリーたち。いちごと桜のヴェリーヌの鮮やかな層や、桜の花びらを象った可憐なクッキー、そして伝統を重んじる桜色のスコーン。

これらはすべて、かつて山縣公が愛した「つばきやま」の四季を現代的な感性で映し出したかのよう。窓外に広がる百年の森の深い緑と、手元の淡い桜色のコントラストが、テーブルの上に唯一無二の春を完成させています。

【味覚】一皿に宿る、春の多幸感とクラフトマンシップ

コースの幕開けを飾るアミューズ「鯛ブランダードのコロッケとパルマンティエ」は、鯛の旨味を凝縮したブランダードをクリスピーなコロッケに仕立て、なめらかなじゃがいものスープとの温度差や食感のコントラストを計算した、ガストロノミックなアプローチが光る一皿です。

続く三段スタンドの主役となるスイーツは、まさに「デザートコース」としての完成度を誇ります。

グラススイーツの「いちごと桜のヴェリーヌ」は、桜パンナコッタと抹茶ゼリーの層に、求肥を混ぜ込んだ黒蜜ソースを重ねた複雑な多層構造。フレッシュな苺の瑞々しい酸味と抹茶のほろ苦さ、そして桜のたおやかな香りが重なり合い、求肥のモチモチとした食感とともに奥行きのある和洋折衷の余韻を奏でます。また「桜のタルト」では、桜あんクリームの和の風味をベースに、タルト台に忍ばせたフランボワーズの鋭い酸味が全体をモダンに引き締め、内部に仕込まれたピスタチオのカダイフが咀嚼するたびに香ばしさと軽快なリズムを刻みます。さらに、エアリーな「いちごと桜のムース」は、土台に配したチョコレートクランチとのテクスチャーの対比によってムースの繊細さを際立たせ、濃厚なホワイトチョコレートを纏った「いちごチョコレートディップ」は、油脂分が苺の有機酸をやわらかく包み込む、計算された甘味と酸味の均衡を楽しめます。

中段には、30年以上レシピを守り続ける伝統のプレーンスコーンと、ホワイトチョコレートを練り込み焼成時のキャラメル化を活かしたいちごスコーン、そしてラム酒が香るバタークリームにドライフルーツの凝縮感を加えた「桜クッキー」が並び、素材の輪郭を鮮明に伝えます。

下段のセイボリーには、明太子ソースを纏った鯛フライの「フィッシュバーガー」や、春野菜の苦味とクリームチーズの酸味を閉じ込めた「コンキリエのアーリオ・オーリオ」が揃い、スイーツの糖度をリセットしつつ、コース全体の満足度を最高潮へと導いていきます。

【体験】「東京雲海」が紡ぐ、幻想的な時の流れ 

ロビーラウンジ「ル・ジャルダン」での時間は、単なる喫茶を超えた、歴史の積層との対話です。時折、庭園に発生する国内最大級の霧の演出「東京雲海」が窓の外を白く染め上げる瞬間、ラウンジ全体が現実離れした幻想的な空気に包まれます。

 約20種類の豊富な茶葉から、その瞬間にふさわしい一杯を選ぶ贅沢。1952年の開業以来守り続けられてきたホスピタリティを感じながら、ゆったりと流れる時間に身を任せる。たとえ外の桜が蕾であっても、ここには確かに命輝く春の息吹が満ちている――そんな情緒あふれるひとときが、ここにありました。

ホテル椿山荘東京 

住所:東京都文京区関口 2-10-8 

HP: https://hotel-chinzanso-tokyo.jp

  

フェアモント東京 〜【華麗】五感を揺さぶるヘリテージの息吹。パリと東京、二つの都市を祝う桜の饗宴 〜

1907年の創業以来、世界の賓客を魅了し続けてきたラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」。その日本初上陸の地として、2025年、東京のウォーターフロント・芝浦に「フェアモント東京」が誕生しました。

東京湾のほとりに佇む当ホテルは、西には東京タワー、東には東京湾を一望する絶好のロケーションに位置し、都心の躍動と水辺の静けさが響き合う特別なひと時を提供しています。館内には29のスイートを含む全217の客室に加え、エグゼクティブラウンジや屋内インフィニティプールなど、心身を満たす充実の施設を完備。芝浦の地とフェアモントがそれぞれに紡いできた歴史が時を経て交わり、すべての人に開かれたインクルーシブなラグジュアリーを体現する場所として、訪れるすべてのお客様に心に残る体験を届けています。

35階 ロビーラウンジ「Vue Mer(ビュメール)」では、パリと東京、二つの地に訪れる春を祝う2種の「桜アタヌーンティー」が展開されています。

パリのエレガンスと桜が織りなすフレンチアフタヌーンティー「SAKURA IN PARIS」。そして、日本の春の食材が奏でる和のアフタヌーンティー「桜 in 東京」。フェアモント東京が誇る「サボアフェール匠の技)」が、二つの都市の感性を魔法のように昇華させた至福のひとときが広がります。

桜アフタヌーンティー(全2種)

フレンチアフタヌーンティー「SAKURA IN PARIS」 / 和のアフタヌーンティー「桜 in 東京」

価格:各お一人様 平日 9,400円 / 土日祝 11,000円(税・サ込)

提供期間:〜2026年4月26日(日)まで

提供場所:35階 ロビーラウンジ「Vue Mer(ビュメール)」

提供時間:11:00~16:30(ラストオーダー 16:00) ※2時間30分制

予約・お問い合わせ:予約専用ページまたは 03-4321-1111 (代表)

フェアモント東京が誇る「サボアフェール(匠の技)」が、春の素材を借りて魔法のように展開されます。

【視覚】二つの都市を繋ぐ、モダン・エレガンスの結実 

35階からの絶景を背景にテーブルを彩るのは、それぞれの都市のアイデンティティを映し出した対照的なプレゼンテーションです。

パリをテーマにした「SAKURA IN PARIS」は、伝統的なフランス菓子の技法をベースに、桜の淡いピンクとピスタチオや抹茶の鮮やかなグリーンが共鳴するスタイリッシュな3段スタンド。

対して「桜 in 東京」は、重厚な木製ボックスを開けた瞬間に、日本の春の情景が鮮やかに飛び込んでくる、和の様式美が光る仕立て。

窓外に広がる東京湾のきらめきを借景に、パリの街角と日本の春が交差する、唯一無二のアートピースのような輝きがテーブルに満ちています。

【味覚】洗練されたテクスチャーと、サボアフェールの共演 

スイーツの構成は、感性を刺激する精密な設計です。

「SAKURA IN PARIS」では、桜クリームをサンドしキャラメリゼの香ばしさを効かせた「いちごと桜のサントノーレ」や、マカダミアナッツの塩味が桜の芳香を引き立てる「マカダミアナッツと桜のパリブレスト」など、クラシックな仏菓子が繊細な桜の装いで再構築されています。

特に、桜のメレンゲを添えたクロワッサンの遊び心ある食感や、ブラックチェリーと桜ガナッシュが奏でる「デリス」の酸味のコントラストは、パティスリーとしての格の違いを感じさせます。

対して「桜 in 東京」のスイーツ群は、東京に咲き誇る桜の情景を映し出した、極めて繊細な和のパレット。

瑞々しいいちごを柔らかな求肥と桜葉の香りで包み込んだ「いちごと桜葉の最中」や、もっちりとした弾力の中に春の風味を凝縮した「桜といちごの団子」など、素材の水分量と糖度のバランスが緻密に計算されています。さらに、「練り切り」や「桜の琥珀糖」など、上質な和菓子のエッセンスをアフタヌーンティーの文脈で再定義。

選べるどら焼きでは、しっとりとした生地に旬の「不知火(しらぬい)」を合わせた一品など、果実のフレッシュな酸味と餡の甘みの対比が見事な調和を見せています。

特筆すべきは両コース共通の、焼き菓子のトロリーサービス。初登場の桜のシューケットやカヌレが、桜の香りを纏って春の装いで供されます。

【体験】ヘリテージと未来が交差する、唯一無二のティータイム 

100年以上の歴史を持つブランドが、進化し続ける芝浦という地で提案する二つの春の物語。

ART OF TEAの「桜ブロッサム」や山本山の日本茶セレクション、デンメアティーハウスのフルーツティーなど、多岐にわたる最高級のティーセレクションとともに過ごす時間は、まさに五感を揺さぶる贅沢そのものです。パリのエスプリと東京の繊細さが、卓越したサボアフェール(匠の技)によって一皿の上で共鳴し合う、極めて完成度の高いガストロノミー体験で春を感じました。

フェアモント東京 

住所:東京都港区芝浦1丁目1番1号  BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S

HP:https://www.fairmont.com/ja/hotels/tokyo/fairmont-tokyo.html

ホテルニューグランド 〜【伝説】横浜の風薫る本館ロビーラウンジ。時を超えて愛されるクラシカルな春のひととき 〜

1927年(昭和2年)、関東大震災からの横浜復興のシンボルとして誕生した「ホテルニューグランド」。マッカーサー元帥やチャーリー・チャップリンといった世界の著名人に愛されてきた、日本を代表するクラシックホテルです。

開業時より変わらぬ佇まいを残す本館は、1992年に横浜市認定歴史的建造物に指定され、2007年には経済産業省の近代化産業遺産にも認定されました。重厚な建築美と、港町・横浜の歴史を間近に感じさせる正統派のホスピタリティ。そのエレガンスは、時代を超えてゲストを魅了し続けています。

日本紅茶協会より「おいしい紅茶の店」として認定されている、本館1階のロビーラウンジ「ラ・テラス」では、3月・4月の期間で和洋折衷の感性で描かれた「春のアフタヌーンティー」を提供しています。

クラシックホテルが守り続けてきた「正統派のティータイム」を土台に、現代的な和の素材を掛け合わせた、今まさに味わうべき「横浜の春」の完成形がここにある。歴史の重厚感と、旬の苺や桜が奏でる軽やかな季節の移ろい——その鮮やかな対比を楽しんでください。

春のアフタヌーンティー

価格:7,590円(消費税・サービス料込)

提供期間:〜2026年4月30日(木)まで

提供場所:本館1階 ロビーラウンジ「ラ・テラス」

提供時間:12:00〜20:00(L.O. 19:30)※土日祝は3時間制

予約・お問い合わせ:公式サイト 、045-681-1841(代表)

内容:

〈スイーツ:上段〉桜と苺のグラスパフェ、生姜香るオレンジムース、ルバーブとフランボワーズのマカロン、緑茶と胡麻のフロランタン

〈スイーツ:中段〉桜とチェリーのチーズケーキ、ミモザ風レモンタルト、抹茶のテリーヌ

〈セイボリー:下段〉じゃがいもとキャベツのヴォロヴァン、桜エビとあおさのタルティーヌ、青豆のパニプリ

〈スコーン〉桜のスコーン、プレーンスコーン (桜あん・クロテッドクリーム添え)

〈お飲み物〉紅茶(「おいしい紅茶の店」認定のセレクション)、コーヒーなど  ※17:00以降の利用特典:季節限定の「桜のカクテル」またはノンアルコールカクテル1杯サービス

歴史の息吹を感じる空間で、和洋の素材が絶妙に溶け合う「横浜の春」に出会う。

【視覚】クラシックな趣に映える、春の色彩美 

ヨーロッパ調のエレガントな調度品に囲まれた「ラ・テラス」。そこに届けられる3段スタンドは、まるで横浜の庭園に咲き誇る花々を凝縮したような華やかさです。

最上段の「桜と苺のグラスパフェ」に添えられた白玉の清楚な白と苺の赤、そしてその隣で一際異彩を放つ、ビビッドなオレンジ色の「生姜香るオレンジムース」。

さらに目を引くのが、あえてクリームを挟み込まず、桜型のマカロンコックを横にそっと添えた「ルバーブとフランボワーズのマカロン」。気品ある金の縁取りが施された真っ白な磁器の上で、モダンかつ軽やかな春の情景がリズミカルに描き出されています。

【味覚】和洋折衷のテクスチャー設計 

パティシエの創造性が光るスイーツは、素材の組み合わせが実に巧みです。

「桜とチェリーのチーズケーキ」は、チーズのコクにチェリーの酸味が重なり後味を上品に演出。また「緑茶と胡麻のフロランタン」は、緑茶のほろ苦さと胡麻の香ばしさをキャラメリゼが繋ぎ、和の素材をフレンチの技法で昇華させた秀逸な構成。

特に、「生姜香るオレンジムース」は、柑橘の爽快な酸味の奥から、ジンジャー特有のシャープな辛みが追いかけてくる驚きの構成。この意外性のあるスパイス使いがフルーツの甘みを凛と引き締め、伝統的なラウンジで味わうには新鮮な、記憶に深く刻まれる鮮烈な味わいへと昇華させています。

セイボリーでは、磯の香りを湛えた「桜エビとあおさのタルティーヌ」や、インドのローカルフードをアレンジした「青豆のパニプリ」など、遊び心と季節感が共存。

伝統のスコーンも、桜あんを添えることで「和」のエッセンスが加わり、全体の統一感を強めています。

【体験】時が止まったような静寂の中で味わう、至福のティータイム 

中庭から差し込む柔らかな陽光と、磨き抜かれた銀食器のきらめき。

「おいしい紅茶の店」認定店ならではの、一葉一葉丁寧に抽出された紅茶の香りに包まれる時間は、日常から解き放たれる極上の安らぎです。夕刻からは桜のカクテルとともに、よりドラマティックな装いへと変化。歴史と伝統に裏打ちされた空間で、移ろう季節を五感で慈しむ――そんな「伝説」の名にふさわしい、クラシカルで温かな春のひとときが、ここに結実していました。

ホテルニューグランド 

住所:横浜市中区山下町10番地 

HP:https://www.hotel-newgrand.co.jp/la-terrasse/

ウェスティンホテル横浜 〜【情熱】“もっと恋する”赤く煌めくいちごの誘惑。都会の喧騒を離れ、純粋な素材美の極致に出会う横浜の午後 〜

2022年6月、横浜・みなとみらいに誕生した「ウェスティンホテル横浜」。新世代の「ウェルビーイング」を体現したライフスタイルホテルとして、雲の上の寝心地と称される「ヘブンリーベッド」を全客室に完備。国内初のホテル名を冠したスパや1千㎡超の総合ウェルネスフロアを擁し、ゲストが旅行中でも最高のコンディションで過ごせるよう、心身の健康に重きを置いたサービスを提供しています。

23階の最上階ロビーに降り立つと、そこにはみなとみらいのパノラマビューが広がる開放的な空間。都会的な躍動感と、自然の要素を取り入れた静謐なデザインが響き合うこの場所は、まさに感性を研ぎ澄ませる大人のためのデスティネーションです。

ここでは、いちごという普遍的なフルーツに「恋心」を重ね、その魅力をダイレクトに追求した「もっと恋するいちごアフタヌーンティー」が展開されています。

もっと恋するいちごアフタヌーンティー

価格:平日 8,200円 / 土日祝 9,200円(税サ込)

提供期間:~2026年5月31日(日)まで

提供場所:23階 ロビーラウンジ

提供時間:①11:30~ ②13:45~ ③16:00~(3部制・100分)

予約公式サイト

内容:

ウェルカムドリンク〉いちごミルクキャンディー(カルピス、ストロベリーシロップ、レモンソーダ、クランベリージュース)

〈スイーツ〉苺 ホワイトショコラプリン エルダーフラワージュレ、苺と抹茶のモンブラン グラハムクラッカー、苺とライチの水まんじゅう、苺とヘーゼルナッツプラリネのムース、フレッシュストロベリー

〈セイボリー〉苺のガスパチョ 湘南トマトのフォーム、アオリイカのラズベリービネガーマリネ、ケージフリーエッグサンドウィッチ、やまゆりポークのリエット 紅白大根と苺のジャム、スモークサーモンのラップロール マスカルポーネチーズとハーブ

〈スコーン〉苺とローズヒップスコーン、ローズマリースコーン  ※コンディメント(ストロベリージャム、マスカルポーネ、ハチミツ)

〈土日祝限定パフェ〉苺とクリームチーズ バジルクランブルのパフェ

「いちごへの恋心は、もう止まらない」——そんな情熱的なメッセージが、23階の天空へと届くプレートから溢れ出しています。

昨年12月からの好評を博した「いちご × チョコレートという最強のコンビネーションで仕上げた」第1弾から内容を一新し、さらなる情熱を注ぎ込んだ「もっと恋するいちごアフタヌーンティー」。

一言で「いちご」と括るにはあまりに多才なその魅力を、ウェスティンホテル横浜 エグゼクティブ・ペストリーシェフ 白山隆浩氏が「恋」というエモーショナルなフィルターを通して見事に再構築しているからです。品種は甘みと酸味のバランスに優れた「とちあいか」を中心に、横浜市内の門倉農園や海老名のいちごを積極的に取り入れるなど、地産地消への深い敬意がその瑞々しい一粒に込められています。

【視覚】赤と緑が奏でる、春の鮮烈なコントラスト 

まず目を引くのは、グラデーションが美しいウェルカムドリンク「いちごミルクキャンディー」。カルピスやストロベリーシロップをベースにした華やかな一杯が、これから始まる物語への期待感を高めます。

2段のゴールドスタンドには、いちごの深紅を基調とした、目にも鮮やかな世界が広がります。白山シェフがこだわったのは、全体をいちごの赤やピンクでまとめつつ、新茶の季節を先取りするような「緑」を効果的に配した色彩設計。

上段に並ぶ「苺と抹茶のモンブラン」の深い緑が、いちごの赤をいっそう艶やかに引き立て、春本番に向けた高揚感を視覚から刺激します。

【味覚】素材の輪郭を際立たせる、緻密なガストロノミー 

いちごの多彩な表情を「和」の要素と融合させた構成の妙。

例えば「苺ホワイトショコラプリン」は、濃厚なショコラの油脂分にエルダーフラワーの清涼感ある香りを重ねることで、後味に軽やかな季節の移ろいを表現。また、和のエッセンスを取り入れた「苺とライチの水まんじゅう」は、水分の保持量とライチの芳香の立ち上がり方が計算されており、いちごの酸味を優しく包み込む、計算し尽くされたテクスチャーです。

セイボリーでもその情熱は一貫しており、湘南トマトを合わせた「苺のガスパチョ」や、やまゆりポークのリエットに添えられた「紅白大根といちごのジャム」など、地元の食材と甘味・塩味の境界線を洗練された技法で繋いでいます。

別添えのフレッシュストロベリーが、シェフの手によって昇華されたガトーとの対比を明確にし、素材そのものの力強さを再認識させてくれます。

体験】「ウェルビーイング」な空間で、自分を愛でる至福の刻 

都会の喧騒をはるか下に見下ろす、天空のラウンジ。最高級のティーセレクションとともに、いちごの香りに包まれる時間は、日常の慌ただしさを忘れさせ、五感をあるべき姿へとリセットしてくれます。

いちごという普遍的な素材に新たな命を吹き込み、より深く、より情熱的にその魅力を再発見させてくれる――ウェスティンホテル横浜が提案する「もっと恋する」体験は、まさに自分自身の心を満たす、究極のウェルビーイングです。

ウェスティンホテル横浜 

住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-2-8 

HP:https://www.westinyokohama.co.jp/

   

横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 〜【充足】心まで赤く染まる、いちごの深い誘惑。旬の輝きを余すところなく愉しむ、春のスペシャリティ 〜

横浜駅西口の目の前に位置し、街のランドマークとして親しまれている「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」。世界70カ国以上に展開するシェラトンブランドの信頼と、港町・横浜らしい洗練されたおもてなしを融合させた、インターナショナルなラグジュアリーホテルです。

2025年8月には、銀座「マキシム・ド・パリ」や、パリの「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」でスーシェフを務めた経歴を持つ佐藤浩一氏が新ペストリーシェフに就任。国際的な感性と確かなフランス菓子の技法がもたらす新しいスイーツ体験が、今、横浜で最も注目を集めています。

今回は、大好評につき5月末まで期間延長が決まった佐藤シェフが手掛ける「アフタヌーンティーセット ~ストロベリー~」で、いちごの深い誘惑に浸ります。

アフタヌーンティーセット ~ストロベリー~

価格:お1人様 6,500円(税・サ込)

提供期間:〜2026年5月31日(日)まで

提供場所:2F ラウンジ「シーウインド」

提供時間:12:00〜 毎日提供

予約・お問い合わせ:レストラン総合予約 045-411-1188

内容:

〈スイーツ:上段〉苺のショートケーキ、苺のタルト、ライチのパンナコッタ、マカロンラズベリー、苺のジュレ

〈スコーン:中段〉プレーン、ストロベリー

〈セイボリー:下段〉スモークサーモンと苺サンド、地中海マリネ、野菜キッシュ

〈お飲み物〉ドイツの老舗「ロンネフェルト」の紅茶(ダージリンサマーゴールド、アイリッシュブレックファスト、ストロベリーフィールド等)やコーヒーなど、計20種類  ※元宝塚歌劇団 みずき愛氏プロデュースの「シュガーレース®」付き

新シェフが刻む、伝統とモダンの幸福なマリアージュ。いちごの「造形美」に心奪われるひととき。

本特集の締めくくりにこちらを選定した理由は、新ペストリーシェフ佐藤浩一氏の就任によって、同ホテルのスイーツがさらなる高みへと昇華されたからです。

フランス菓子の真髄を知る佐藤シェフが、いちごという普遍的な素材をどのように「スペシャリティ」へと仕立て直すのか。その答えは、格調高い3段スタンドに並ぶ、一点一点の完成度にありました。

【視覚】宝石のような輝きを放つ、洗練のストロベリー・レッド 

高い天井とシャンデリアが印象的なラウンジ「シーウインド」に、モダンな黒のプレートを配したゴールドのティースタンドが運ばれてくると、空間が一気に華やぎます。佐藤シェフの持ち味である「華美な装飾を控えたスタイリッシュなデザイン」が、素材そのものの美しさを強調。

特に、いちごのフレッシュな断面を見せる技術や、ふんわりとしたクリームの絞りが美しいショートケーキ、そして凛とした佇まいのマカロンラズベリーは、まさに「宝石箱」を思わせる高潔な美しさを湛えています。

【味覚】フランス菓子の技法が導き出す、いちごの新たな可能性 

佐藤シェフが追求する「凝縮感のある味わい」と「素材の組み合わせの妙」。

王道の「苺のショートケーキ」は、こだわりのしっとりとしたスポンジが、いちごの酸味と生クリームの乳脂肪分を優しく受け止める重層的な構成。また「マカロンラズベリー」は、生地の繊細なテクスチャーと、センターに忍ばせたコンフィチュールの鮮烈な酸味が口内で完璧に溶け合います。

セイボリーでは「スモークサーモンと苺サンド」に加え、断面の色彩も鮮やかな「野菜キッシュ」が彩りを添えます。

いちごの持つフルーティーな酸味を、塩気のある素材と合わせることで、コース全体の味わいにリズムが生まれています。ロンネフェルトの「ストロベリーフィールド」などの香り高い紅茶と、シュガーレース®が添える優雅な甘みが、コース全体を完璧なフィナーレへと導きます。

【体験】日常を忘れ、自分を慈しむ「充足」の午後 

駅至近の利便性を忘れるほど静かで開放的なラウンジ。

新シェフの情熱が宿るスイーツとともに、一葉一葉丁寧に抽出された紅茶を嗜む時間は、まさに春の食べ納めにふさわしい贅沢なご褒美です。伝統を重んじつつも、常に進化を続ける横浜ベイシェラトンの「いちごの誘惑」は、訪れる人の心までも鮮やかな赤色に染め上げる、格別の満足感に満ちていました。

横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 

住所:横浜市西区北幸1-3-23 

HP:https://yokohama-bay-sheraton.jp/

2026年春、東京・横浜を彩った「桜×ストロベリー」の真髄

東京・横浜のランドマークとなる8つのホテルを巡った今回の特集。そこに見えたのは、単なる季節感の演出に留まらない、「伝統の再解釈」と「圧倒的なクラフトマンシップ」の競演でした。

パレスホテル東京やホテルニューグランドといった名門が見せた、歴史ある空間と調和する「静謐な和洋の融合」。一方で、フェアモント東京やウェスティンホテル横浜が提示した、五感を揺さぶる「革新的なアプローチ」。それぞれのパティシエたちが、桜の儚い香りと、いちごの鮮烈な生命力をどう一皿に閉じ込めるかに情熱を注ぎ、私たちに「食べる芸術」としての感動を与えてくれました。

現在のアフタヌーンティーとは、単にお菓子を愉しむ時間だけではありません。窓外に広がるウォーターフロントやみなとみらいの絶景、選び抜かれた茶葉の香り、そしてシェフの想いが宿る繊細なガトー。そのすべてが合わさって完成する、「自分を愛でるための至福の儀式」の一つになっている。

厚いコートを脱ぎ捨て、心まで軽やかになるこの季節。今回ご紹介した8軒の物語が、皆さまの春をより鮮やかに、より甘美に彩るきっかけとなれば幸いです。

いちごの甘酸っぱい誘惑と、桜が運ぶたおやかな春の風。旬の輝きを余すところなく愉しむ贅沢なひとときを、ぜひ大切な方と、あるいはご自身への最高のご褒美として分かち合ってください。

季節は巡りますが、あのラウンジで過ごした高揚感と、口内に広がった春の余韻は、きっと皆さまの心の中に長く留まり続けることでしょう。