冷涼な気候の岩手県は、果物の生産が盛んです。
特に8月下旬から10月上旬にかけては、ブドウが旬を迎えます。
そこで岩手県では、今が旬の県産ブドウを使用したスイーツのフェアを開催します。
キャンペーンには、岩手県内17店舗が参加。
生産者から直接ブドウを仕入れるなど、生産者と関わりを持ちながら新作スイーツを作りました。
そのまま食べても美味しいブドウですが、パティシエの技によって、見た目も美しく食感を楽しめるスイーツになりました。
9月17日に盛岡市内で行われた「いわて果実 GRAPE WEEKS 2019」のお披露目会では、6名の女性パティシエが、オリジナルのスイーツを紹介。
地元の情報誌が参加者を募り、抽選で選ばれた36名が、ぶどうのスイーツに舌鼓を打ちました。
盛岡市内のパティスリー「エピスリー・シトロン」のパティシエ小野寺摂子さんは、工藤農園のブラックビート、ロザリオロッソ、ロザリオビアンコを使用した「３種のぶどうのレアチーズケーキ」を紹介。
また、今回の会場となった「リサージュ・ラヴィモア」のパティシエ小綿詩乃さんは、企画の話を受けてから実際に生産現場を視察し、大迫町産のハニーブラックを使用。
同じく大迫町のワイナリー、エーデルワインの「ナイアガラ」を生クリームに使い、香り高いロールケーキ「Hayachine roll」に。
主催の岩手県農林水産部流通課、刈屋江美子さんは
「果物の生産現場が近くにあることを知って欲しい。スイーツを切り口に、生産者を身近に感じてもらえたら」と、企画に込めた想いを語ってくれました。
また、生産者の紫波町赤沢地区・松原農園の吉田貴浩さんは、試食用にシャインマスカット、紅伊豆、藤稔の３種のブドウを提供。
吉田さんは、
「全国的に見て、岩手は寒冷地なのでブドウ栽培の適地。糖度があって甘さがあるのはもちろんですが、嫌味のない程よい酸があるのも岩手県産ブドウの特徴。日毎に香りが増してくるのも楽しみの一つです」と、岩手県産ブドウの魅力について話します。
その他のスイーツも豊潤なブドウの美味しさがぎゅっと詰まった力作ばかりでした。
プチュっとしたブドウの食感と、その後に口の中に広がる果汁。
岩手の旬のブドウをどうぞお召し上がりください。
「いわて果実 GRAPE WEEKS 2019」は岩手県内のパティスリー17店舗にて開催中です。9月18日から10月6日（日）まで。
https://www.pref.iwate.jp/sangyoukoyou/nourinsuisan/6ji/1020640.html
【参加店舗／使用しているブドウ】
1.Epicerie Cirtron（盛岡市）「３種のブドウのレアチーズケーキ」／ブラックビート、ロザリオロッソ、ロザリオビアンコ
2 .Café comme ca 盛岡川徳店（盛岡市）「藤稔ぶどうとパンナコッタのケーキ／藤稔
3.銀河堂1890 Sweets&Bakery（盛岡市）「季節のぶどうのタルト」／その日の旬のぶどう
4 .Sweets＋Café しゅくる（盛岡市）「レザン」／スチューベン
5.ホテルメトロポリタン盛岡NEW WINGティーラウンジ「クローバー」「シャインマスカットのショートケーキ」（盛岡市）／シャインマスカット
6.盛岡グランドホテル スカイラウンジ「ベルビュー」（盛岡市）「Fromage raisin」／キャンベル、ナイアガラ
7.リサージュ ラヴィモア（盛岡市）「Hayachine roll」／ハニーブラック
8.ホテル安比グランド テラスカフェ「ブリッサ」（八幡平市）「もぎとりぶどうのモンブラン」／キャンベル
9.マイヤーリング（滝沢市）「ぶどうのトップフェンシュトルーデル／ピアレス、巨峰
10.山ぶどう農園 カフェ野の香（雫石町）「キウイと山ぶどうのアートスムージー」／山ぶどう
11.4832 the SUGAR （紫波町）「旬のブドウのクレープ」／その日の旬のぶどう
12 .Pâtisserie ANGE（花巻市）「エクラ」／シャインマスカット
13.PATISSERIE 菓音（花巻市）「シャインマスカット」／シャインマスカット
14.ブルージュ プリュス花巻店（花巻市）「花巻佐藤ぶどう園のヴェリーヌ」／安芸クイーン、シャインマスカット、藤稔、リースリングリオン（ワイン）
15.Patisserie Parfum(奥州市)「シャイン」／シャインマスカット
16.銘菓処 高千代（奥州市水沢）「ぶどうのレアチーズ」／スチューベンなど
17.菓匠 松栄堂 中野店（一関市）「ぶどうの実」／山ぶどう、その日の旬のぶどう
