一般社団法人日本スイーツ協会(所在地:東京都自由が丘)は、2022年に流行しそうな「ヒットスイーツ」と「トレンドの核となるキーワード」について会員を対象にアンケートを実施し、回答をもとに、スイーツコンシェルジュが選ぶ「2022年スイーツヒット予測」をまとめました。
協会が「スイーツヒット予測」を発表するのは今回が初の試みとなり、「キーワード部門」は2月10日に本サイトならびに協会公式サイトで発表します。
※2023年の予測発表は12月下旬を予定しています。
【ヒットスイーツ部門】
2022年のヒット予測No.1は「カヌレ」
1995~1996年に流行したカヌレ。専門店が徐々に増えており、2020~2021年は新型コロナ禍にもかかわらず新店オープンが続きました。その勢いは止まらず、2022年も継続しそうです。第1次ブームでは、ラム酒やバニラの風味が効いたオーソドックスなプレーンタイプのカヌレが主流でしたが、近年は一口サイズのミニカヌレや可愛らしいトッピングを施したもの、フルーツなどの具材入り、中身がカスタードプリンのような食感の半熟タイプも登場しています。洋菓子店やパン屋以外での取り扱いや、商品自体のバリエーションが増えたことで食べ比べの楽しさが増し、さらに盛り上がりを見せると予測します。
新型コロナの収束に期待! できたて、作りたてを楽しみたいスイーツ
2~3年前から既に話題になっているスイーツですが、人流回復次第でパンケーキやタピオカ級のブレイクが期待できるのが「台湾カステラ」「搾りたてモンブラン」「わらび餅」です。
・台湾カステラ
こんがりきつね色でつるっとした美しい表面。「ふわっ」「しゅわっ」とした食感。焼きたても格別です。冷めてもかたくなりにくく、しっとり感が持続するので、ショートケーキやオムレット、フルーツサンドへの展開も期待できます。
・搾りたてモンブラン
モンブランクリームを絞るパフォーマンスも含めて楽しめるスイーツ。モンブラン絞り機が入手しやすくなったことから、取り扱い店舗や専門店が全国的に増えそうです。
・わらび餅
ここ数年で専門店や催事出店が増加。ポスト・タピオカとして誕生したわらび餅ドリンク、とろける食感のわらび餅などが人気です。甘味所や茶寮などでいただく、「店仕込み」や「練りたて」のわらび餅にも注目です。
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・サヴァラン
イーストを使って発酵させた生地を型に詰めて焼き、ラム酒などを使ったシロップに浸したスイーツ。近年は昔ながらのお菓子に現代的な要素を加えることでヒットすることが多いため、クリームやデコレーションを華やかにしたり、シロップをノンアルコールにしたりすれば、じゅわっとシロップが広がるスイーツとして浸透すると予測。
・パリブレスト
リング・シューともいわれているシュー菓子。リング状に焼いたシューを横半分に切り分けてクリームを絞ったもの。シュー生地やクリームのバリエーション、フルーツなどの盛り込みにより、さらに進化が期待できそうです。
他にも、オーストラリアの伝統菓子「ラミントン」、焼きメレンゲで作る「パブロバ」、フルーツとビスケット生地の組み合わせが◎の「コブラー」、イタリアの冷製デザート「ズコット」、インスタ映え抜群の「パフェ」、ワンハンドで食べられて手土産としても人気の「バターサンド」、かわいい見た目と豊富なバリエーションで進化を続けている「マカロン」、素朴ながらも写真映えすると話題の「キャロットケーキ」などからも目が離せません。
※掲載写真はすべてイメージです。
■日本スイーツ協会について
スイーツの普及を促進し、文化・芸術の振興およびスイーツ業界の活性化に貢献する事を目的として2011年に設立されました(代表理事:辻口博啓)。スイーツから広がる豊かな食文化を提案できる人材を育成するために、スイーツコンシェルジュ検定などを実施しています。
■スイーツコンシェルジュとは
スイーツコンシェルジュ検定ベーシック試験合格後、協会に入会することで付与される資格の呼称が「スイーツコンシェルジュ」です(入会金別途)。スイーツ好きな一般の方だけではなく、ブロガー、Instagramer、パティシエ、お菓子メーカーで働く方、菓子教室講師、ライター、ジャーナリストなどのスイーツに関する活動や仕事にしている方なども資格を取得しています。
スイーツコンシェルジュ検定ベーシック試験は全国で実施しており、会場・日時が選べるのが特徴です。ベーシック試験は最短3週間で合格を目指せます。
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・小中学生向け「ジュニア・スイーツコンシェルジュ検定」の詳細は【こちら】