安孫子宏輔の「あびこ菓子」 〜幸せって食べたら甘いと思う。〜 #33 Season3「福島スイーツ編」スタート! 日本橋ふくしま館MIDETTEに行ってきた(後編)

「SWEETS COMMUNITY」での連載当初から、スイーツコンシェルジュとして地元・福島の魅力を発信したいと語っていた安孫子さん。その思いを形にしたSeason3では「福島スイーツ」をテーマに、地元・福島の地を彩るスイーツを紹介し、福島県を盛り上げていきます! 後編もアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE」から、佐々木館長ともにおすすめスイーツをお届けします。


第33回 定番から注目新商品まで、福島スイーツ紹介します!

まずは場所のおさらいから。福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE」は、三越前駅・神田駅・日本橋駅・小伝馬町駅から徒歩圏内のアクセス抜群な場所に位置しています。

今回、店内をご案内いただいた「日本橋ふくしま館 MIDETTE」の佐々木館長。

館内をおさらい。入り口を入って左手にあるのが銘菓コーナー。奥にある飲食コーナーでは、日本酒の飲み比べやご当地ラーメンなども食べることができ、近隣にお勤めの方にも人気のスポットです。

これから来る注目のスイーツは?

佐々木館長や物販リーダーの杣(そま)さんが一押しの商品がこちら! 「GINZA KUROSAWA」のサブレ缶「Sablé #960」(3,000円)。

佐々木館長 東京・築地にある黒沢不動産が立ち上げたスイーツブランド「GINZA KUROSAWA」のサブレ缶「Sablé #960」です。元々タイプライターを作っていたメーカーさんで、その工場が福島県伊達市にあったことがご縁で、震災復興支援の一環で開発されたそうです。

安孫子 このスリーブの柄は「地図」ですかね。

佐々木館長 「960」は福島県伊達市の郵便番号ですしね。サブレは福島県産の食材を使用して作られているんですけれど、こちらの商品は福島ではまだ取り扱っていないようなんです※。

※補足: 取材時は県内での取り扱いはなかったのですが、9/16(土)より福島県の「道の駅 伊達の郷 りょうぜん」で販売を開始したそうです!

写真左上から、いちじく、いちご、ゆずと抹茶のマーブル、りんご、ももメレンゲ、ぶどうとくるみのサブレ。福島県産のフルーツを使用して作られているという。福島県への思いと手仕事の技が光る美しいサブレ缶。

安孫子 福島の工場は、スイーツに進出し過ぎですよね。電子基板を作っている工場(向山製作所)が生キャラメルとか焼き菓子を作っていますし、なぜか工場がスイーツを作る流れができてきている(笑)

日本酒、工芸品……スイーツの他にもおすすめが!

安孫子 そして、福島といえば日本酒ですよね。

佐々木館長 そうですね。福島県は全国新酒鑑評会で9年連続で日本一です。今年は残念ながら逃しましたが、それでも14蔵が金賞を取っています。

安孫子 もう殿堂入りでいいですよね。

佐々木館長 そうですね(笑)。今の時期しか飲めない秋限定「ひやおろし」も揃えています。

安孫子 日本酒はプレゼントで喜ばれますよね。多分僕は、飲んだお酒より贈ったお酒の方が多いです。買ったけども飲んでない(笑)。でもやっぱりお祝いごとの贈り物におすすめですよね。

「生酛梅酒(きもとうめしゅ/大七酒造)は、梅酒好きな人に毎回すすめています。日本酒仕込みなんですよ。家に1本ストックしてあります」(安孫子)

安孫子さんが生まれ育った福島市唯一の造り酒屋「金水晶酒造店」。そこで造られた「金水晶 大吟醸」は、2019年のG20大阪サミットでも提供されました。

安孫子さん愛用「玉鈴醤油」。「おじいちゃんが作ってくれた菜っ葉のおひたしがおいしくて、理由を聞いてみたら、ちょっといい醤油を使っていると。それから玉鈴醤油しか使っていません。僕がやったらすすめるもんだから僕の周りの人はこれを使っています(笑)。醤油が切れたら毎回MIDETTEさんに買いに来ています」(安孫子)

会津の「絵ろうそく」や「赤べこ」などの、伝統工芸も人気です。

館内にある大きな赤べこも! 「結構軽く触るだけでも首が動くんです」(安孫子)

今回の「MIDETTE探訪」まとめ

安孫子 普段から利用させていただいてはいたんですが、佐々木館長からお話を伺うと、「なるほど、こんな楽しみ方もあるのか、こんな商品もあるのか!」と再発見できました。ついつい知ってるものばかり目がいってしまうので、僕自身まだまだ食べきれてないし、飲み切れていない福島の名産品があることに気づきました。これからも通わせていただきます。

佐々木館長 ありがとうございます。

安孫子 東京にお住いの方は、ぜひ来ていただきたいですね。

佐々木館長 福島を感じていただけると思います。

安孫子 あんなに高いビルがいっぱい建ってるのに、ここ入ったら福島にいる気分になるんですよ。なのでちょっと気になる商品や、安孫子が言ってたアレを食べてみたいなと思ったら、すぐここで買えますから! 皆さん足を運んでいただいて、福島の魅力に触れていただきたいです。間違いなく東京で一番身近に福島のいろんなものを感じられる場所なので、MIDETTEさんと一緒にこれからも魅力を発信させていただけたと思います。飲食スペースもあるので、「福島のおすすめのお土産と一杯やる会」とか開きたいですね! 夢の企画です。

佐々木館長 ありがとうございます。よろしくお願いします。今日は安孫子さんに来ていただいて、こんな魅力を発信いただいてありがたいなと思っています。実際来ていただいて食べていただくとか、見ていただくのが一番だと思いますので、多くの皆さんにいらしていただきたいです。最終的には福島県に行って様子を見ていただけると嬉しいです。

安孫子 ここで練習して本番で福島に行っていただく感じですね。今後も連載を通じて福島を盛り上げていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

佐々木館長 ありがとうございました。

番外編| 予算3,000円でお土産を選ぶなら?

安孫子さんにセレクトしてもらったのがこちら。「Sweets Manjuは僕は未体験ですが、最近やたら薦められますし、酪王ももオレはまだ飲んだことがないので、これも外せません。大七 純米生酛 爽快冷酒はどれくらい爽快なのか気になりますよね。あと、この時期外せないのが玉羊羹です」(安孫子)

■日本橋ふくしま館 MIDETTE

営業時間| 10:30~19:00
休 館 日| 年末年始 ※公式サイトをご確認ください
所 在 地| 東京都中央区日本橋室町4-3-16 柳屋太洋ビル1階

オンラインストア「ふくふくマルシェ」
https://fukufukumarche.com/

撮影/伊藤 駿