[佐藤ひと美のスイーツレポート351]髙島屋のバレンタインデー 2026「アムール・デュ・ショコラ」の魅力と注目ポイント!!

年に一度の“ショコラの祭典”として親しまれている髙島屋のバレンタイン催事 「アムール・デュ・ショコラ」。

世界から選りすぐりの100以上のショコラブランドが集結する祭典として、日本初上陸のブランドや世界にその名を馳せる巨匠たちの傑作、こだわりの老舗のご紹介はもちろん、新進気鋭のブランド、食感を楽しむ“お菓子系”、次世代の“カカオレス”など多種多彩なラインアップを取り揃え、この時期しか入手できない海外ブランド特集、髙島屋バイヤーが注目するショコラティエなど魅力的な商品を多数取り揃える「アムール・デュ・ショコラ」が、1月17日(土)から髙島屋各店にて順次スタートします 。

年に一度のショコラの祭典「Amour du Chocolat!」

「アムール・デュ・ショコラ」公式ホームページ https://www.takashimaya.co.jp/store/special/amour/index.html

【関西店舗】 1月17日(土)から順次スタート

【関東店舗】 1月21日(水)から順次スタート

開催店舗: 日本橋、新宿、横浜、玉川、柏、大宮、高崎、大阪、泉北、京都、岡山(計11店舗)

特別ご招待日: 1月21日(水)は各種会員様対象

髙島屋オンラインストア: 先行開催中 https://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/valentinesday/

■【2026 Trend】ショコラ界のパラダイムシフト「カカオレス」の衝撃

2026年のアムール・デュ・ショコラが提示する最大のテーマは、カカオ豆を使わずにショコラの味わいを再現する「カカオレスショコラ」。

これは単なるアレルギー対応や代用品としての登場ではなく、世界的なカカオ不足という課題に対し、トップパティシエたちが最新のフードテック素材を使い、新たなガストロノミーの形として昇華させた「未来のショコラ」になっています。

その中核を担うのが、次世代素材「アノザ®M」。

キャロブ(イナゴマメ)やえんどう豆をベースにしたこの代替乳原料は、驚くほどミルキーで深いコクを持ちながら、後味は驚くほど軽やか。トップパティシエたちは、この「アノザ®M」が持つ独自のナッティーな風味やシャープな口溶けを「カカオの不在を補うもの」としてではなく、「新しい美味しさの構成要素」として捉え、かつてないショコラを作り上げました。

〈トシ・ヨロイヅカ〉トリュフ アノザ ヴァニーユ&ジャンドゥーヤ

価格: 2,800円

特徴: バニラのまろやかさを感じる「ヴァニーユ」と、プラリネの香ばしさがコーヒーのような香りとマッチする「ヘーゼルジャンドゥーヤ」の2種セットです。

鎧塚シェフが挑んだのは、「アノザ®M」の持つポテンシャルを最大限に引き出すこと。 「ヴァニーユ」は、新素材のミルキーな甘みとバニラの高貴な香りが溶け合い、カカオレスとは思えない芳醇な余韻を残します。一方の「ジャンドゥーヤ」は、ヘーゼルナッツの香ばしさとアノザ®Mのコクが重なり、まるで深煎りコーヒーのようなビターで奥行きのある味わい。カカオの制約から解き放たれたことで生まれた、新しいテクスチャーの対比は圧巻です。

〈メゾン ショーダン〉パヴェド ポシビリテ

価格: 2,160円

特徴:ブランドの代名詞である生チョコ「石畳(パヴェ)」をカカオレスで再構築。 独自の配合で練り上げられた「アノザ®M」は、体温でスッと消える繊細な口溶けを見事に再現しています。特筆すべきは、噛んだ瞬間に広がるコーヒーのような香ばしさと、後味のキレの良さ。伝統を守りつつ、素材の進化を恐れない名門の矜持が、「ポシビリテ(可能性)」という名に凝縮されています。

〈モンサンクレール〉タブレットミルクティー

価格: 2,401円

特徴: アノザ®Mと、キャラメルのような甘い香りのオリジナルブレンド紅茶「オペラ」を合わせたなめらかなガナッシュの2層仕立てです。シュトロイゼルや紅茶パウダーを混ぜ込んだサクサク食感のフィヤンティーヌがアクセント。表面のハートのデザインもキュートな高島屋限定品です。

〈KOBE CHOCO〉アーモンド&ブラッククッキー アノザM

価格: 1,188円

特徴: コクのあるアノザ®Mに、キャラメリゼしたアーモンドとブラックココアクッキーをブレンドした、多層的な味わいのスウィーツです。アーモンドのカリッとした食感とクッキーのザクザク感という、重奏的な楽しみが魅力の高島屋限定アイテムです。

☆-☆ 「アノザ®M」の豆知識 ☆-☆

この「アノザ®M」は、キャロブ(イナゴマメ)、えんどう豆、植物油脂などを原料に、業務用チョコレートの不二製油が開発したミルクチョコレート風味の新素材です。 「もう一つ(Another)のミルク(M)」として浸透してほしいという願いから名付けられ、ナッティーで香ばしいミルキーなコクと、シャープな口どけが最大の特徴です。

これら4つのスウィーツは、世界的なカカオ危機に対する「美味しい新提案」として、2026年のトレンドを象徴する重要なコレクションとなっています。

■【New Brand】世界から選りすぐられた「日本初上陸・初登場」の4ブランド

〈グラーズ ラ・ショコラトリー〉【日本初上陸・髙島屋限定】

海辺のリゾート地から届いた、実力派の初上陸。 

2026年、ショコラ愛好家の間で最大のニュースの一つと言えるのが、フランス・ブルターニュ地方から初上陸の〈グラーズ ラ・ショコラトリー〉。

拠点であるキブロンは、フランス北西部ブルターニュ地方にある、美しい海岸線で知られるリゾート地です。この地は良質な塩(ゲランドの塩)や乳製品の産地としても有名で、美食の激戦区。

シェフのジュリアン・グジエン氏は、地元キブロンをこよなく愛し、その豊かなテロワール(風土)をショコラの中に閉じ込めることを得意としています。彼の作るショコラは、フランスの伝統的な技法をベースにしつつも、どこか軽やかで、素材そのものの輪郭が驚くほど鮮明です。


ショコラアソート 8粒(5,940円)

ブランドの世界観を堪能できる一箱。一見意外な組み合わせに思える「アールグレイ緑茶&マジパン」のガナッシュは、ベルガモットの華やかな香りと緑茶の繊細な渋みが、アーモンドのコク(マジパン)と重なることで、複雑ながらも非常に上品な余韻を生み出しています。 また、ブルターニュ名産の塩を効かせたキャラメルやプラリネは、甘さを引き立てるのではなく、“素材の輪郭を立たせる“ための塩使い。フランス本国のマニアも唸る、緻密な計算に基づいたアソートです。


ルトゥール・ド・プラージュ(6,264円)

最高級のピエモンテ産ノワゼット(ヘーゼルナッツ)をキャラメリゼし、さらにショコラでコーティング。 単なる「ナッツチョコ」と侮るなかれ。ナッツのカリッとした軽快な食感と、噛むほどに溢れ出すナッツオイルの芳醇な香り、そして最後にふっと感じるわずかな塩味のバランスが完璧です。「一度食べ始めたら止まらない」という中毒性のある美味しさは、まさにキブロンの浜辺を散歩しているような、多幸感に満ちた体験を届けてくれます。

2. 〈プラン クール〉【髙島屋初登場・髙島屋限定】

「世界最高のパティシエ」が描く、ノルマンディーの風景と真心。

2026年のアムール・デュ・ショコラにおいて、最も「格」の違いを見せつけているのが、この〈プラン クール〉。単なる人気ブランドの初登場というわけではなく、スイーツ界の最高峰に上り詰めた若き天才、マキシム・フレデリック氏の「哲学」そのものを味わえる、またとない機会なのです。

→ 「世界最高のパティシエ」が自社ブティックに込めた想い 

マキシム・フレデリック氏は、パリのラグジュアリーホテル「シュヴァル・ブラン パリ」の総製菓シェフを務め、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションカフェも手掛ける、現在のフランス・スイーツ界の「顔」とも言える人物。2025年に「世界最高のパティシエ」として表彰された彼が、自身のルーツであるフランス・ノルマンディー地方への愛を形にしたのが、この自社ブティック〈Plein Cœur(プラン クール)〉です。

「心の底から」「真心を込めて」という意味を持つブランド名の通り、故郷の家族経営の農園で育てられたこだわりの素材と、極限まで突き詰められた芸術的な造形美が融合。

彼が「農家(パティシエ農夫)」としての顔と「アーティスト」としての顔を併せ持つからこそ成し得た、生命力あふれるショコラが揃います。


コフレノルマンディー(7,452円)

そば茶とバニラキャラメルを閉じ込めた「卵型」、食感豊かな「ヘーゼルナッツ型」、さらに髙島屋オリジナルのプラリネとキャラメルを重ねた「ケーキ型」など、造形美と味わいが融合した至高のセレクションです 。

3. 〈ラ・フェーヴ〉【百貨店初・髙島屋限定】

ブルガリアから届いた、美しすぎるアート・ショコラ。 ブルガリアの首都ソフィアで活躍する実力派、パヴェル・パブロフ氏のブランドが百貨店初登場 。

ブルガリアアソート(4,212円)

ブルガリアの代名詞「ヨーグルト」を使用したショコラや、東欧名物のサンフラワーシード、伝統菓子「ハルヴァ」をイメージしたフレーバーなど、現地の素材をアートのように美しい一粒に昇華させています 。



4. 〈ヴァレリーコンフェクション〉【百貨店初・髙島屋限定】

ロサンゼルスで愛される、止まらない「甘美な中毒性」。 2004年のオープン以来、全米で愛されるLAの人気店がついに日本の百貨店に初登場します 。


ヴァレリーセレクション(4,320円)

人気ナンバーワンは、ダークチョコレートで包んだ「黒ゴマのトフィー」。ほのかな塩味と香ばしい風味が後を引く美味しさです 。パンプキンシードのトフィーなど、西海岸らしい個性豊かな4種が楽しめます 。

■【Exclusive】夢の共演。高島屋限定「スペシャルコラボレーションBOX」

アムール・デュ・ショコラの代名詞とも言える、ブランドの垣根を越えて匠たちの傑作を一箱に詰め合わせたボックス。2026年もフランスと日本の豪華な2種類が登場します。

発売日:いずれも2025年2月1日(日)から販売。

スペシャルコラボレーションBOX FRANCE(6個入) 3,564円

フランスが誇るショコラの名手6人による共演。ジャック・ジュナン、ファブリス・ジロット、ラ・メゾン・デュ・ショコラ、ヴァンサン・ゲルレ、ヴァンサン・ヴァレ、ジュリアン・デシュノが集結。

スペシャルコラボレーションBOX JAPAN(6個入) 3,564円

日本人シェフのこだわりと個性が光る一箱。新谷浩久氏(カラティール)、三枝俊介氏(ショコラティエ パレ ド オール)、柴田武氏(シェ・シバタ)、辻口博啓氏(ル ショコラ ドゥ アッシュ)、吉田守秀氏(モリ ヨシダ)、鎧塚俊彦氏(トシ・ヨロイヅカ)の名だたる6人が参加しています。

■【Live Sweets】目の前で仕上がる究極のライブ感「デセール サロン」

2026年の「アムール・デュ・ショコラ」において、最も「体験価値」が高いコンテンツが、この「アムール デセール サロン」。

2026年は日本橋・新宿の各店で、ライブキッチン形式の「アムール デセール サロン」がさらに進化しており、単なるイートインの枠を超え、世界的なパティシエたちがカウンター越しに、ゲスト一人のためだけに仕上げを行う「劇場型スイーツ」の魅力を深掘りします。

【日本橋髙島屋 限定企画】名手の技を五感で楽しむ12日間

期間: 2026年1月21日(水)~2月1日(日)

場所: 日本橋髙島屋 8階「アムール・デュ・ショコラ」会場

システム: 事前予約販売制(髙島屋オンラインストアにて受付)

※ドリンク付きセットメニューを除き、ワンドリンクオーダー制となります。

※空席状況により、当日席の案内が可能な場合もあります。

実演に登場する豪華パティシエ陣

カウンター越しに、トップクラスの技術と触れ合える豪華なラインアップが揃いました。

〈プラン クール〉マキシム・フレデリック氏: 「世界最高のパティシエ」が手掛ける極上のデセール。

〈ヴァンサン・ヴァレ〉ヴァンサン・ヴァレ氏: ワールドチョコレートマスターズ優勝者の技を目の前で。

〈équilibre〉高橋 萌氏: 繊細な感性が光る、日本を代表する女性パティシエール。

〈Dining33〉浅井 拓也氏: 三國清三シェフの精神を受け継ぐ、華やかなデセール。

〈EMMÉ〉延命寺 美也氏: アシェット・デセールの名手が手掛ける、素材の組み合わせの妙。

〈セバスチャン・ブイエ〉セバスチャン・ブイエ氏: 遊び心あふれる独創的な世界観をライブで。

〈Régale-Vous〉佐藤 亮太郎氏: フランスの伝統と革新を融合させた一皿。

  

■【追加レポート】目の前で咲く、一輪の奇跡。マキシム・フレデリックが描く「劇場型デセール」

数ある豪華なラインナップの中でも、ひときわ静謐かつ熱い視線を集めたのが、マキシム・フレデリック氏による〈Plein cœur(プラン クール)〉のステージ。

パリの最前線を走る氏の手仕事を、わずか数センチという至近距離で見つめる体験は、単なるイートインの枠を超えた「一期一会の劇場」そのものでした。

緻密に設計された「温度と食感」の土台(ベース)

今回提供された、マキシム氏のシグネチャー「ショコラ ヴァニーユ ローズ」の構成は、緻密そのもの。 

土台を支える香ばしいのカカオタルトレットの中には、とろりと溶け出す半生菓子「ミキウィ(Mi-cuit)」が忍ばされています。

そこへシェフが「最も重要」と語るゲランドの塩を一振り。その言葉通り、大粒の塩の結晶がショコラの濃厚な甘みを劇的に引き締め、重層的な味わいに一本の鮮やかな筋を通していました。

30枚の花びらに込めた「愛」の物語

続いて、30枚以上ものガヴォット(薄く焼いたクレープ生地)の花びらを、一枚ずつ丁寧に刺し込んでいきます。

中心から外側へ、4段階のサイズを使い分ける精緻な職人技。指先のわずかな動きによって、目の前で無機質なパーツが一輪のローズへと命を吹き込まれていく光景は、まさに圧巻の一言です。

そのローズの核に隠されているのは、レユニオン島産の極めて希少な「ブルーバニラ」を使用したアイスクリーム。

  ※ブルーバニラ:収穫後に茹でる工程を省き、約2年かけて自己酵素で発酵・熟成させる「ブルーバニラ」。これにより、フレッシュな花の香りとキャラメルのようなコクが共存します。カカオパルプの飲料を合わせることで、バニラの酸味とショコラのトースト香が見事なマリアージュを見せていました。

温かいショコラと冷たいアイスのコントラスト、そしてお母様「ローザ」さんの名を冠したという背景。

素材の希少性だけでなく、ルーツであるノルマンディーの農場への敬意や、家族への深い愛がこの一皿に凝縮されています。

「真心(Plein Cœur)」を受け取る瞬間

デセールに寄り添うペアリングには、カカオの果肉『パルプ』を使用した特製ドリンク。ブルーバニラの高貴な香りに、ライチのような瑞々しい酸味が重なり、最後の一口まで軽やかな余韻を演出します。

「目でも美しく、食べた瞬間に喜びが広がるものを」。 マキシム氏のブランド名「プラン クール(真心)」が示す通り、誠実な眼差しから生み出されるデセールは、2026年のバレンタインにおける最高のギフトとなりました。

事前予約制という限られた席ではありますが、もしその機会を得たならば、ぜひ指先から伝わる緊張感と、口の中で花開くアロマの余韻に身を委ねてみるべき体験です。

  

■ 三國シェフの精神を継承する、浅井拓也氏の芸術的アプローチ

プレス内覧会で大きな注目を集めたのが、三國清三シェフが手掛ける〈Dining33〉のシェフパティシエ・浅井拓也氏による芸術的な一皿。

「100% Cacao(ソンポーソンカカオ)」 4,000円

提供期間: 1月27日(火)・28日(水)・29日(木)

味の構成: チョコレートを吹き付けてカカオ豆に見立てた繊細な飴細工の中に、シャンティショコラやトンカ豆香るクレーム、さらにグラスショコラを閉じ込めた珠玉のデセールです。

ペアリング: おすすめのペアリングは「ショコラ ヴィオレ(1,800円)」。青森県産カシスのコンポートに合わせたオリジナルカクテルが、ショコラの濃厚さを爽やかに引き立てます(※ノンアルコールも提供あり)。

浅井シェフは名店〈オテル・ドゥ・ミクニ〉で研鑽を積み、渡仏修行を経て現職に就いた実力派。目の前でカカオ豆が形作られていくライブ感は、本催事でも指折りの見どころです。

日本橋のサロンは、「温度と香りのコントラスト」が最大の特徴。浅井シェフのデセールなら、飴を割った瞬間に溢れ出す香りと、濃厚なショコラに合わせるカシスのカクテル「ショコラ ヴィオレ」の酸味とのマリアージュを、五感を研ぎ澄ませて堪能してください。

【新宿髙島屋 限定】カカオを五感で楽しむ「アムール カカオサロン」

日本橋の日本橋兜町にある人気店〈teal〉の眞砂翔平氏が手掛ける、ショコラティエの枠を超えたラボ「nib(ニブ)」が初登場します。 「チョコレート」という完成品だけでなく、その原料であるカカオ豆や素材自体の多彩な魅力を引き出したデザートが楽しめます。

期間: 2026年1月21日(水)~1月30日(金) 【10日間限定】

場所: 新宿髙島屋 11階「アムール・デュ・ショコラ」会場

予約方法: 「カカオのコース」のみ予約優先制

提供メニュー: 「カカオ農園(3,800円)」、「カカオといちごのパフェ(3,800円)」、「カカオのコース(4,800円)」。

注目メニュー:3日間限定の「カカオのコース」

特徴: スタッフが目の前でカカオ豆をローストし、お客様自身で豆を砕いてテイスティングする体験型。

新宿のサロンは、「素材の透明感と物語」を楽しむ場所。例えば「カカオ農園」では、カカオの外皮でスモークした泡の演出により、一瞬で熱帯の農園にトリップしたような感覚に。チョコレートを「甘いお菓子」としてだけでなく、「農産物」として捉え直す新しい発見が詰まっています。

「技の日本橋」か、「素材の新宿」か。2026年のアムール・デュ・ショコラは、どちらのサロンも甲乙つけがたい魅力に満ちています。 いずれも会期が短く、予約が集中するため、気になるシェフやメニューがある方は、今すぐ公式サイトのチェックをお忘れなく!

■【Smart Choice】一粒から、日常に贅沢を。「プチプライス」の充実

「贅沢なショコラを少しずつ、たくさん試したい」というファンの声に応え、2026年は個包装・1個買いのラインアップが大幅に強化されています。昨今の「自分へのご褒美をカジュアルに楽しみたい」というニーズに寄り添う、スマートなショコラ選びが可能です。

自分好みにカスタマイズ!「選べる楽しさ」が魅力のラインアップ

〈JAPAN JUICE〉オランジェット アラカルト(各459円/1袋)

特徴: 30種類もの国産柑橘を使用したオランジェットが勢ぞろいする圧巻のコーナー。柑橘の品種ごとの味わいの違いを一袋から気軽に食べ比べできるのが最大の魅力。

〈ベルアメール〉パレショコラ(各357円/1枚)

特徴: ブランドの代名詞ともいえる、丸い板チョコレート。全50種類という膨大なバリエーションから、その日の気分や好みのデザインで「ジャケ買い」するように選べます。

〈ファットウィッチニューヨーク〉ブラウニー(各391円/1個)

特徴: ニューヨーク生まれの濃厚なブラウニー。素材ごとに異なるフレーバーを1個単位でチョイスでき、プチギフトや自分用のティータイムに最適!

〈リシャール〉チョコレートバー(各1,801円/1枚)

フランス・リヨンに拠点を置く「リシャール(RICHART)」は、ショコラ界の「アロマ(香り)の魔術師」とも称される名門です。今回のチョコレートバーは、その繊細な技術をよりカジュアルに、かつ贅沢に楽しめるアイテムとして注目されています。

特徴: 繊細なアロマで知られる名門リシャールの世界観を、カジュアルに楽しめるバー形式で。今回のバーは、高島屋のためだけに用意された特別なパッケージ。リシャールらしいモダンで洗練されたグラフィックは、アート作品のよう。バッグに忍ばせておくだけで、日常のワンシーンがクラスアップするような美しさです。

  

佐藤ひと美の提案する“賢い”楽しみ方:2026年流・一粒からのテイスティング・ライフ

2026年は世界的なカカオ不足や価格高騰という課題がありますが、髙島屋はそれを「お菓子系」や「個包装」の拡充という形で、むしろショコラの楽しみ方の多様化へと転換させました。ここで、私が提案したい“今年ならではの「賢い」ハック“をご紹介します。

●「テロワール」を比較する“利き柑橘” 

〈JAPAN JUICE〉の30種におよぶオランジェットは、まさに日本のテロワール(風土)の宝庫。単に「オレンジ」として括るのではなく、例えば「清見オレンジ」の甘みと「八朔」のほろ苦さを数点買いし、その酸味のグラデーションを比較してみてください。一袋数百円だからこそできる、最高に贅沢な「味覚のトレーニング」を楽しむことができるのではないでしょうか。

●自分だけの「マイ・アソート」を編集する 

かつてショコラは「箱」で完成された世界でしたが、今年はあなたがディレクター。〈ベルアメール〉の華やかなパレや、〈ファットウィッチニューヨーク〉のブラウニーを組み合わせ、「今日はナッツ系で」「明日はベリー系で」と、自分のためだけに編集した「マイ・アソート」を作る。これこそが、2026年的なスマートな贅沢の極みになります。

●“日常のクオリティ”を最大化する「ストック買い」 

特別な日の一粒も素敵ですが、1,000円以下の「プチプライス」アイテムを賢くストックしておくのがトレンド。個包装なら鮮度も落ちにくく、慌ただしい日常の合間に本格的なショコラの香りに浸ることで、バレンタイン期間中ずっと「至福のショコラ時間」をキープできます。

「高級ショコラは箱買いするもの」という固定概念を打ち破る、2026年のスマートチョイス。

ぜひ会場で、一粒、一枚から広がる自由なショコラの世界を探索してみてくださいね!

  

■【Behind the Scenes】バイヤーが語る2026年「アムール・デュ・ショコラ」の舞台裏

今回のラインアップについて、髙島屋のバイヤーに直接お話を伺うことができました。一粒のショコラに込められた、緻密な戦略と情熱をご紹介します。

カカオ危機を「新しい価値」に変える、約1年の挑戦

今、ショコラ業界全体が直面している「カカオ価格の高騰」。バイヤーはこの課題に対し、約1年もの歳月をかけて「カカオレス商品」の導入を実現させました。これは単なる対策ではなく、メディアやパティシエからも熱い視線が注がれる「未来への新しい取り組み」です。

「日本仕様」への徹底したこだわり

海外ブランドの商品は、単にそのまま輸入しているわけではありません。日本人の嗜好や消費文化に合わせ、詰め合わせの内容やサイズを細かく調整。現地販売品とは異なる「日本のお客様のためだけの特別仕様」で展開されています。 また、海外からの空輸という過酷な条件下でも品質を損なわないよう、パッケージの耐久性や破損防止のクッション材にまで、ブランドごとにミリ単位のこだわりが注がれています。

金額ベースでは「日本 vs 海外」はほぼ同等

興味深いのはその売れ行き。個数ベースでは手軽な日本ブランドが多く動きますが、金額ベースで見ると海外ブランドとほぼ同等。このデータからも、「確かな品質の海外ブランド」への根強い信頼と、「自分へのご褒美」としてパッケージデザインまで含めて楽しむ消費者の熱量が伺えます。

  

2026年、私たちは「ショコラの新しい扉」を開く

今回の取材を通じて、2026年の「アムール・デュ・ショコラ」は、逆境さえも創造力へと昇華させた歴史的な開催になると確信しました。

カカオの枠を超えた「カカオレス」の驚き、日本初上陸ブランドの鮮烈な個性、そしてバイヤーたちの徹底した品質管理に支えられた安心感。そして、日常に寄り添うスマートな個包装の拡充といった「新しい楽しみ方」へと昇華させてしまうシェフやバイヤーたちの情熱には、ただ圧倒されるばかりでした。

伝統を重んじる巨匠の至高の一粒から、最新のフードテックが産んだ未来の味わい、そして目の前で魔法のように仕上げられるライブデセールまで。ここには、私たちの好奇心を刺激し、心を豊かにしてくれる「至福のショコラ時間」が全方位で用意されています。

バレンタインは、誰かに想いを伝える日はもちろんのこと、「今、この瞬間にしか出会えない芸術」を自分自身で体験し、慈しむ日でもあります。

皆様にとって、2026年の「アムール・デュ・ショコラ」が、一生忘れられない甘美な記憶の一ページとなりますように。

ぜひ、高揚感に包まれた会場へと足を運び、あなただけの「運命の一粒」を見つけてくださいね!