
〜香り、透明感、そしてリゾートの風。美しすぎる涼やかなストーリーを追って〜
連日の猛暑が続くなか、私たちが求めているのは単なる「甘いもの」ではありません。五感を満たし、ひとときの涼を届けてくれる――そんな至高の体験ではないでしょうか。
近年のアフタヌーンティーシーンにおいて、夏のトレンドは「視覚的な清涼感」と「物語性の深化」へと確実にシフトしています。
今期、数ある夏のテーマのなかでも異彩を放ち、「体験としての完成度」が突出している3つのアフタヌーンティーを厳選しました。
異業種との化学反応が生み出す前衛的な世界観から、名門リゾートが継承する洗練された伝統美まで。涼やかな色彩と熟練パティシエの技が交差する、唯一無二のティータイムへご案内します。
◼️キンプトン新宿東京 × SABON
『ミンティスパーク・ユズ アフタヌーンティー』
〜香りと食感が響き合う、五感を研ぎ澄ますミントと柑橘のアンサンブル〜

・場所:ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ(キンプトン新宿東京 2階)
・期間:〜2026年9月14日(月) ・時間:11:30~17:00(最終入店 15:00)※120分制 ※事前予約制(前日16:00まで)
・テーマ:SABONの夏季限定コレクション「ミンティスパーク・ユズ」とのコラボレーション
・予約:電話(03-6258-1414)または公式サイト( https://www.kimptonshinjuku.com/jp/afternoon-tea/ )
【プラン&メニュー内容】
<プレミアムプラン> 平日 9,800円 / 土日祝 10,600円(税込)
SPスイーツ:ホワイトチョコムースと柚子ミントジュレ
SPドリンク:ユズミントブランシェ
7種のスイーツ:ウィークエンドシトロン、ミントライムゼリー、ベルガモットパパイヤムース、マカロンブラックベリー、タルトマンゴーローズ、青りんごミントムース、ベイクドチーズオレンジ
3種のセイボリー:グリーンピースムース・柚子ミントゼリー、柚子胡椒チキンサンドウィッチ、真鯛のカルパッチョ・ミンティスパークユズ “ソルトスクラブ“
ドリンク:コーヒー&ティーのフリーフロー
<スタンダードプラン> 平日 7,000円 / 土日祝 7,800円(税込)
7種のスイーツ:(上記同7種)

3種のセイボリー:(上記同3種)
ドリンク:コーヒー&ティーのフリーフロー
五感を刺激する「体験型」演出、SABONのボディスクラブを着想源にした独創的メニューニューヨークのアート&カルチャーシーンの感性を色濃く宿す「キンプトン新宿東京」。

常に感度が高い人々を魅了するこの場所で今夏提供されるのは、イスラエル発のナチュラルコスメブランド「SABON」の夏季限定コレクション「ミンティスパーク・ユズ」とコラボレーションした、刺激的で涼やかなアフタヌーンティーです。

一見すると対極にある「コスメ」と「スイーツ」ですが、ペストリーシェフの有本洋平氏が挑んだのは、単なるモチーフの再現ではなく、SABONが大切にする「日常からの解放とリフレッシュ」というストーリーを、味覚・視覚・聴覚・触覚、そして香りの「五感のアンサンブル」として見事に描き出しています。

ハーブと柑橘が織りなす「香りのレイヤード」と職人技に注目!!
スイーツにおいて「ミント」は極めて扱いが難しい素材です。清涼感が強すぎれば他の風味を打ち消し、弱すぎれば存在感が薄れてしまいます。有本ペストリーシェフが魅せた技の真骨頂は、ミントに対して柚子、ライム、青りんご、マンゴーといった果実のアロマを緻密な糖度と酸味の計算で重ね合わせた点にあります。

テーブルに運ばれた瞬間、目に飛び込んでくるのはミントグリーンと柚子イエローの洗練されたカラーコントラスト。コスメティックな美しさと素材の調和が光るスイーツ群たちです。
SABONの代名詞であるボディスクラブのガラス瓶を模した小瓶に、ライムとミントのクリアな清涼感を閉じ込めた爽快な「ミントライムゼリー」。

みずみずしい青りんごの果実感とフレッシュミントが重なり、まるでバスタイムを終えた後のような解放感をもたらす夏色ムース「青りんごミントムース」。

プレミアム限定「ホワイトチョコムースと柚子ミントジュレ」 濃厚でミルキーなホワイトチョコムースに、爽快な柚子ミントジュレと華やかなシャンパンジュレをアッサンブラージュ。

ひんやりとしたミントパウダーを涼しげなスモーク演出とともに提供する演出は、まるでSABONの香りのヴェールに包まれるような、非日常のピークを演出してくれます。
このアフタヌーンティーのクオリティをさらに押し上げているのが、セイボリー(塩味)の完成度。

特に秀逸なのが、SABONのアイコンであるスクラブから着想を得た「真鯛のカルパッチョ・ミンティスパークユズ “ソルトスクラブ”」。フレッシュな真鯛に、ハーブやソルトの心地よい食感と爽やかな柚子の香りを纏わせることで、舌の上で「ソルトスクラブ」の体験を再構築しています。

さらに、柚子胡椒のピリッとした刺激を効かせた「柚子胡椒チキンサンドウィッチ」や、クリアな旨味が広がる「グリーンピースムース・柚子ミントゼリー」など、甘みと塩味の対比が完璧に計算されており、最後のひと口まで飽きさせることなく涼やかな余韻へと導いてくれます。
プレミアムプラン限定のシグネチャードリンク「ユズミントブランシェ」にも注目。

トッピングされたふわふわのミントムースはシャワーオイルのフォームを、グラスの縁にあしらわれたパティシエ特製の柚子パウダーはスクラブを表現。五感を研ぎ澄ませて楽しむ、まさに2026年夏の「体験型ヌン活」の最高峰と言えるでしょう。
◼️ハイアット セントリック 銀座 東京 × すみだ水族館
『すみだ水族館コラボアフタヌーンティー2026』
〜銀座の街に現れたアクアリウム。“江戸”と“小笠原”が紡ぐ涼やかな海洋美〜

・場所:「ハイアット セントリック 銀座 東京」3階 NAMIKI667
・期間:〜2026年8月31日(月)
・時間:12:00~18:30(最終受付15:30)※3時間制
※ナイトアフタヌーンティーは18:00~21:30(最終受付20:00)※1.5時間制
・予約:電話(03-6837-1300)または公式サイト( https://namiki667.com/news/2026/05/SumidaAquarium-AfternoonTea.html )
【プラン&メニュー内容】
アフタヌーンティー(平日 6,958円 / 土日祝 7,590円)※ コーヒー・紅茶フリーフロー+乾杯ドリンク1杯付き
すみだ水族館入場チケット付きアフタヌーンティー(全日 8,958円) ※ すみだ水族館入場チケット+カフェフリーフロー+乾杯ドリンク1杯付き
ナイトアフタヌーンティー(全日 6,072円) ※ 乾杯ドリンク1杯+お好きなドリンク2杯付き
<メニュー内容>
6種のスイーツ: 金魚ゼリー ミルクアイス、抹茶ショートケーキ with チンアナゴ・ニシキアナゴ・ホワイトスポッテッドガーデンイール、きょうだいペンギンのロックシュークリーム、ピンククラゲムースのタルト、オットセイムース、シロワニのラムレーズンクッキーサンド
2種のセイボリー: レモンシーフードカレー、とうもろこしのポタージュ
スペシャルドリンク: Summer Memory(カクテル/ノンアルコール選択可)
銀座 並木通りに佇むライフスタイルホテル「ハイアット セントリック 銀座 東京」のオールデイダイニング「NAMIKI667」。今年で3年目を迎え、夏の風物詩として定着した「すみだ水族館」との大人気コラボレーションが、さらなる進化を遂げて登場。

今年のテーマは、すみだ水族館の根幹を成す“江戸”の金魚文化と“小笠原諸島”の豊かな自然。一見キャラクターモチーフのキュートさが目に行きがちですが、その実態は、銀座らしい洗練された遊び心と、名門ホテルの確かな製菓・調理技術が見事に融合した本格派のアフタヌーンティーです。
造形美を支える「アガーと素材」の精密なコントロール!
水族館の「透明感」や「みずみずしさ」をお菓子で表現するには、高度な物理的計算が欠かせません。ゼラチンやアガーの凝固温度、糖度の調整をコンマ単位でコントロールすることで、光を透過する美しい海洋世界が再現されています。
水中の物語を可憐に表現したスイーツ群
すみだ水族館の「江戸リウム」を象徴する金魚展示を模したグラスデザート「金魚ゼリー ミルクアイス」。

しょうがとブルーキュラソーの澄んだ青いゼリーに、ラズベリー寒天の金魚が泳ぐ様は、目にも涼やか。ピリッとした生姜の爽快感がミルクアイスのやさしい甘みを引き立てます。
「きょうだいペンギンのロックシュークリーム」は、2026年4月・5月に誕生したばかりの赤ちゃんペンギンをクッキーで再現し、岩場に見立てたシューにON。

中のカスタードには小笠原産の塩を使用した「塩バニラクリーム」が贅沢に詰まっており、塩味が甘さをキリッと引き締めます。
サメの「シロワニ」を竹炭クッキーで形作った、大人好みのシックな「シロワニのラムレーズンクッキーサンド」。小笠原産ラム酒を効かせたリッチなラムレーズンクリームがサンドされ、深みのある芳醇な香りが口いっぱいに広がります。

つややかな苺ムースの中にジャムを潜ませた甘酸っぱい「ピンククラゲムースのタルト」や、ミルクチョコムースにパッションフルーツの酸味と黒糖サブレのコクを重ねた「オットセイムース」など、どれも味のレイヤー構造が計算し尽くされています。
ダイニングNAMIKI667の総料理長・石田崇郎氏が手掛けるセイボリーは、小笠原の島食文化へのオマージュ。

小笠原にゆかりのあるレモンとトマトの爽やかな酸味に、ホタテや海老の旨味を凝縮させた「レモンシーフードカレー」は、夏の食欲を刺激するスパイシーな逸品。そこへひんやりと滑らかな「とうもろこしの冷製ポタージュ」を合わせることで、温と冷、塩味と甘みの見事な対比を生み出しています。
スペシャルドリンク「Summer Memory」は、メロンゼリーの青と苺ゼリーの金魚が踊る、飲むアクアリウム。

水族館の「近づくと、もっと好きになる。」というコンセプト通り、スイーツに近づいてじっくりと観察したくなる、大人のための涼やかな夏の物語がここにあります。
さらに見逃せないのが、「すみだ水族館入場チケット付きプラン(全日 8,958円)」の圧倒的な満足度と使い勝手の良さです。
都内の夏休みは猛暑との戦いですが、銀座で涼やかなアフタヌーンティーに舌鼓を打った後、そのまま東京スカイツリータウン®へ移動し、完全屋内の涼しい水族館で本物のクラゲやペンギンたちに会いに行く――。そんな「食×体験」がシームレスにつながる涼感デートや大人の夏休みプランが、これひとつで完成します。
単なるモチーフコラボにとどまらず、小笠原の島塩やラム酒、島レモンといった実際の地域食材をペストリーやセイボリーに落とし込んでいる点も、他ホテルとは一線を画すストーリーの深さ。
舌で味わった「小笠原の恵み」や「ペンギン・クラゲの世界」を、その日のうちに五感で確かめに行ける体験価値こそ、このアフタヌーンティー最大の魅力と言えるでしょう。

◼️ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜
『トロピカルアフタヌーンティー』
〜コラボに頼らない圧倒的存在感。ハワイの名門が誇る美学と伝統の昇華〜

・場所:THE KAHALA Lounge(ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜 14階)
・期間:〜2026年8月31日(月)
・時間:12:00 / 12:30 / 16:00 / 16:30 ※数量限定 ※完全予約制)
・テーマ:ハワイの太陽と果実のエネルギーを映し出す「トロピカルアフタヌーンティー」
・予約:電話(045-522-0077)またはWeb予約( https://www.tablecheck.com/ja/shops/thekahala-yokohama-lounge/reserve )
【プラン&メニュー内容】
トロピカルアフタヌーンティー(お一人様 10,120円・税サ込)
<メニュー内容>
上段: ジュレ トロピック、ハワイアンドーナッツ マラサダ、カヌレ・ド・ボルドー、マンゴーとパッションフルーツ 夏色モンブラン(セイボリー)
中段:ケーク バナーヌ ノワ、ショコラ バナーヌ、タルトレット パッション
下段(セイボリー): ノワール・ド・ビゴールのインダイレクトロティ“クラブハウスサンド ザ・カハラ 横浜スタイル”、コンソメジュレとマイスのヴルーテ キャヴィアとフレーバーオイル、アナナスのヴルーテ スフェール仕立て、オートクチュールオマールとフレッシュトマトのヴルーテ ガスパチョ仕立て
ドリンク: ザ・カハラ・オリジナルフレーバーティー(パラダイス、ハワイ、ヨコハマ等)、オリジナルハーブティー(Timeless Luxury、Urban Relax等)、コーヒー・ソフトドリンク類のフリーフロー

前述の2つのホテルが異業種との化学反応による「革新」を提示したのに対し、ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜のアフタヌーンティーは、自らのブランドが持つ歴史と美学を極限まで高めた「王道にして洗練の極致」です。
コラボレーションという枠組みを必要としないのは、ハワイ・ホノルルで60年以上にわたり世界のVIPを魅了してきた「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」そのものが唯一無二の洗練された物語を持っているからに他なりません。
「Timeless Luxury(時を忘れ、時を超え、時を刻む)」を掲げるこのホテルが手掛ける夏のアフタヌーンティーは、南国の太陽を浴びた果実のエネルギーと涼やかな余韻を重ね合わせた、まさに夏のシグネチャーです。
ハワイ伝統のモダン昇華と、贅を尽くしたフリーフロー

ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜のアフタヌーンティーを象徴するのは、横浜みなとみらいの大観覧車をモチーフにしたアイコニックなホワイトスタンドと、宝石箱のようなウッドボックスです。

また、マンゴーやパッションフルーツ、バナナ、ココナッツといったトロピカル素材の「上品な着地」にも注目したい。甘みが強く重くなりがちな夏の果実を、果汁の爽やかな酸味、艶やかな質感、透けるようなグラスの涼感の対比によって、優雅で洗練された一皿へと昇華させています。

表面に香ばしい焼き色を纏わせたメレンゲが目を引く「タルトレット パッション」。

一見するとクラシックで可憐な佇まいですが、一口頬張ると中からパッションフルーツのキリリとした心地よい酸味が溢れ出し、メレンゲの柔らかな甘みと見事なハーモニーを奏でます。
同ホテルのアフタヌーンティーで長年愛され続けるアイコニックな定番メニュー「ハワイアンドーナッツ マラサダ」はハワイの伝統スイーツ。ホテルメイドならではのふんわりと軽い食感に仕上がっており、重さを一切感じさせません。シュガーの優しい甘みが広がるシンプルで素朴な美味しさは、訪れるたびに「またこれが食べたい」と思わせてくれるホッとする味わいです。

マラサダと並び定番として親しまれているカヌレは、外側の香ばしさと内側の密度の高い食感のコントラストが秀逸。余計な装飾を削ぎ落とした普遍的な美味しさが、みずみずしい「ジュレ トロピック」のクリアな涼や「ショコラ バナーヌ」のコクと見事な対比をなし、ティータイム全体に確かな深みと安心感を与えてくれます。

ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜の真骨頂は、セイボリーの豪華さと技術力の高さにもあります。

「上段にあるからスイーツ」というアフタヌーンティーの通念を心地よく裏切ってくれるのが、スタンド最上段を彩る鮮やかな「マンゴーとパッションフルーツ 夏色モンブラン」。実はこれ、トロピカルフルーツの酸味や甘みをアクセントに塩味と旨味を重ねたセイボリー仕立て。見た目の可憐さと一口食べた瞬間の意外性が、ティータイムの会話を華やかに弾ませてくれます。

さらに、最高峰の黒豚「ノワール・ド・ビゴール」を使用したシグネチャーのクラブハウスサンドをはじめ、キャヴィアをあしらったトウモロコシ(マイス)のヴルーテ、オマール海老とフレッシュトマトを合わせた夏らしいガスパチョ仕立てなど、高級フレンチのフルコースを思わせる贅を尽くしたラインナップ。甘みと塩味、温と冷のドラマチックな展開が楽しめます。
ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜のアフタヌーンティーを最高峰たらしめているもう一つの理由が、他に類を見ない充実した「ティーセレクション」。

マンダリンやパッションフルーツが香る「パラダイス」、ココナッツとパイナップルの甘い香りが広がる「ハワイ」などのオリジナルフレーバーティーはもちろん、ヒウガトウキや黒文字を取り入れた「THE KAHALA Original Herb Tea(Timeless Luxury、Urban Relaxなど)」まで、フリーフローで心ゆくまで堪能できます。

他ブランドとのコラボに頼らずとも、「その土地の風土とブランドの歴史」を丁寧にお菓子と一杯の茶に落とし込むことで、どこよりも深く贅沢なリゾート体験を約束してくれます。
2026年夏の「ヌン活」は、視覚から入る物語の旅へ
今夏のトレンドを牽引する3つのアフタヌーンティー。
・異業種の香りと世界観を見事に融合させた「キンプトン新宿東京」
・水族館の命の躍動を繊細な技術と体験型チケットで表現した「ハイアット セントリック 銀座 東京」
・自らのブランドの血脈と極上のフリーフローで洗練された涼を届ける「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」
アプローチは三者三様ですが、共通しているのは「ただ甘いものを食べる時間」ではなく、「視覚から涼を取り込み、日常の喧騒から離れるためのストーリー」が完璧に構築されている点です。
猛暑が続くこの夏、涼やかな仕掛けが施された空間で、パティシエたちの情熱と美学が詰まった特別な一皿を味わってみてはいかがでしょうか。ガラスの向こうに広がる涼やかな世界が、あなたの夏を優しく潤してくれるはずです。