[佐藤ひと美のスイーツレポート60]クリスマスに欠かせない「アドベントカレンダー」に注目!

街中が、クリスマスのイルミネーションなどの装飾で華やかに彩られるこの季節。前回までは3回に分けて「クリスマスケーキ」をご紹介させていただきましたが、クリスマスにはケーキの他に、1日、1日をドキドキワクワクと心待ちにしてくれるアイテムがあることをご存知でしょうか?

この10月~11月の季節に百貨店や雑貨店、輸入食品ショップ、ショコラトリーなどで販売されている「アドベントカレンダー」。

「アドベントカレンダー」とは、12月1日からの待降節(イエス・キリストの降誕を待ち望む)期間へ向けて、気分を楽しく美味しく盛り上げてくれる特別なアイテムです。

その日の数字が記された扉を開けて、それぞれ日付窓の中に入ったチョコレートやお菓子でクリスマスへ向けてカウントダウンをしながら楽しく気分を上げてくれ、すべての窓を開け終えると、クリスマス当日を迎えるという独特の楽しみ方だと思います。 (12月1日から開始し24個の「窓」がある商品が多い)

最近は、日本のパティスリーや雑貨店などで販売されているのをよく見かけるようになったアドベントカレンダーですが、もともとは教会の宗教行事で使用されていた催しでした。

19世紀初頭、キリスト教 ポロテスタントの一つであるルター派・ルーテル協会がクリスマス前の24日間を数えるため、ドアに毎日チョークで印をつけたことが起源と言われており、その後毎日新しい宗教画を壁にかけて行ったり、街の建物の窓にクリスマス飾りをしてカウントダウンしていくなどクリスマス行事として楽しんでいたことが様々な形に変化して、現在ではコスメ業界や、菓子業界などの世界でも「アドベントカレンダー」の習慣は取り入れられ、私たちを楽しませてくれる存在で、取扱店もここ数年で増えてきました。

毎年どこのアドベントカレンダーでクリスマスまでを指折り数えて楽しもうか。と11月からソワソワしてしまう方も私を含め多くいらっしゃるかと思います。

今回は、フランスで出会った魅力的な「Calendrier de l’Avent ~アドベントカレンダー~」や、日本で購入できる「アドベントカレンダー」をご紹介していきます。

◾️【Vincent Guerlais (ヴァンサンゲルレ)】

2019 LE CALENDRIER DE L’AVENT

2018年10月「ルレ・デセール」会長に就任した、フランス ナントに本拠地を構えるショコラティエ「Vincent GUERLAIS(ヴァンサン ゲルレ)」。

1997年、22歳という若さで自身のパティスリーをフランス西部ロワール地方ナントにオープンし、それから10年後 2007年には、ナント郊外にラボを建設。現在は、フランスのブルターニュ大公城近くの店舗を含んだ4店舗で展開。日本でも店舗はないものの、バレンタインシーズンには「アムール・デュ・ショコラ」などで取り扱いをされるブランドです。

今回、フランス パリで開催された「Salon du Chocolat(サロン・デュ・ショコラ)」でVincent Guerlaisヴァンサンゲルレ)のブースにご挨拶に伺うと、今まで出会ったことのないような芸術的な「LE CARENDRIER DE  L’AVENT」が!

黒と金の折り紙箱を開けると、そこには立体的な街並みが姿を見せ驚かせてくれました。

チョコレートに包まれたマシュマロ テディベアや、「Vincent GUERLAIS(ヴァンサン ゲルレ)」人気商品のキャラメルタブレットや、プティブールなどのフィンガーフードや、パート ド フリュイなどが小さな箱にそれぞれ入っています。

日ごとに異なるクリスマスまでの毎日を楽しみにしながら、今日の日付の数字を探してワクワクしながら扉を開ける。そして何より、それぞれ個包装されている心遣いが素敵!

まだまだ、日本での一般的なアドベントカレンダーは、平面で窓が開くタイプや引き出しタイプが多いので、今回「2019 LE CALENDRIER DE L’AVENT」との出会いは貴重でいい経験になりました。

芸術的思想の文化が根ずくフランスならではのアドベントカレンダー。本当に素敵です!

Vincent Guerlais

Marché de Talensac 44100 Nantes

http://www.vincentguerlais.com/

ここからは、日本で購入できるアドベントカレンダーをご紹介していきます。

◾️【HUGO & VICTOR(ユーゴ アンド ヴィクトール)】

Calendrier de l’Avent

「HUGO & VICTOR(ユーゴ アンド ヴィクトール)」は2010年フランス・パリで誕生したアートや文学などのカルチャーによるインスピレーションと、革新的なデザインに昇華させながらも、厳選素材を用いた季節感溢れるスイーツを生み出すシェフパティシエ ユーグ・プジェによるスイーツブランドです。

伝統も大切にしながら、クラシックなレシピを現代的で斬新な発想とコンセプトアレンジで融合させ、毎年驚きのクリエイションで楽しませてくれています。

高級感あふれるカルネ(手帳)をイメージしたパッケージの「Calendrier de l’Avent(アドベントカレンダー)」。

今年はフランスで購入してきましたが、日本でも「表参道ヒルズ店」でのみ数量限定で販売されるとのことなので、気になった方はお早めに!!

「HUGO & VICTOR Omotesando Hills Shop(ユーゴ アンド ヴィクトール 表参道ヒルズ店)」情報

住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館1F

営業時間:月~土曜 11:00~21:00 (20:30 L.O.)/ 日曜:11:00~20:00 (19:30 L.O.)

昔ながらの製法で銅鍋を使用して作られるプラリネを彷彿とさせるような銅版画のデザインにもドキドキさせられる「HUGO & VICTOR(ユーゴ アンド ヴィクトール)」の「Calendrier de l’Avent(アドベントカレンダー)」。

窓の中には、クリスマス型ショコラや、アマンドなど「HUGO & VICTOR(ユーゴ アンド ヴィクトール)」オリジナルチョコレート多種類のラインナップが入っているので、開けるたびにドキドキが止まらないアドベントカレンダーでした。

2018年冬に試行錯誤の末に完成した新たなる「HUGO & VICTOR」の技術が集結したボンボン・ショコラから、H&Vの刻印を押したHV ピュア キャラメルも入っていたので、個人的に大興奮してしまいました。(すみません…1日ひと窓と言っておきながら、誘惑に負けて全て見てしまった私(笑)

どんなクリエイションに出会えるか…是非楽しみにしながら窓を開けてみてください。

HUGO & VICTOR(ユーゴ アンド ヴィクトール)

https://hugovictor.jp

◾️【LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE(ル・ショコラ・アラン・デュカス)】

カランドリエ・ド・ラヴァン

“フレンチの帝王”とも呼ばれる世界的に有名なシェフAlain Ducasse(アラン・デュカス)氏が、2013年にパリで誕生させた豆の選別からチョコの製造までを自社で行うショコラ専門店「LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE(ル・ショコラ・アラン・デュカス)」が提案するアドベントカレンダー「カランドリエ・ド・ラヴァン」。

Illustration by Agathe Singer Création by Soins Graphiques Photo by Atelier Mai 98

カラフルな空想のジャングルがテーマの可愛らしいパッケージデザインは独創的です。

日付の書かれた窓を開けていくと、プラリネやミニタブレットなどのショコラが入っており、夢のような“カカオジャングル”へ誘います。

価格:8,000円 (税別) ※11月30日(土)まで全店舗にて販売

「ル・ショコラ ・アラン・デュカス」店舗

MANUFACTURE À TOKYO (東京工房)

住所:東京都中央区日本橋本町1-1-1

営業時間:11:00~20:00 (19:30L.O.)

ROPPONGI (六本木)

住所:東京都港区六本木6-12-2 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り

営業時間:11:00~21:00 (20:00L.O.)

NIHOMBASHI TAKASHIMAYA (日本橋髙島屋)

住所:東京都中央区日本橋2-4-1  日本橋髙島屋S.C. 本館 B1

営業時間:10:30~19:30

OSAKA DAIMARU SHINSAIBASHI(大丸心斎橋)

住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店 本館B1

営業時間:10:00~20:30

HANEDA AIRPORT(羽田空港)

住所:東京都大田区羽田空港3-4-2  第2旅客ターミナル2F 金の翼

営業時間:6:30~20:00

SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE(渋谷スクランブルスクエア)

住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 東急フードショー エッジ1F

営業時間:10:00~21:00

https://lechocolat-alainducasse.jp

◾️【La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)】

ショコラ カレンダー 2019

フランス老舗チョコレート専門店「 La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)」、2019年クリスマスのテーマは「セルクル ポレール」。

ラウンド型のボックスには、フランスで注目を集めるイラストレーター、Boris Zaionによる幻想的な風景が描かれています。クリスマスの夜、天の川や流れ星などが輝く、厳かな星空の美しさに感嘆するシロクマとその世界が広がる、美味しいチョコレートが詰まった「ショコラ カレンダー 2019」。

ランダムに並んだ24個のキューブを、ひとつずつ開けて12月を毎日“わくわく”楽しめる特別なアドベントカレンダーです。

ショコラ カレンダー 2019 

価格:9,720円(税込) 

サイズ:40.5 x 33.6 x 4.3 cm

お取り扱い・販売、お渡し期間については店舗へお問合せください ※なくなり次第終了です 

https://www.lamaisonduchocolat.co.jp

◾️【Galler(ガレー)】

1976年、 ジャン・ガレーによって誕生したベルギーチョコレートブランド「Galler(ガレー)」は、1994年に異例のスピードで「ベルギー王室御用達」ブランドに認定。 ベルギーの伝統的なレシピを守りつつ、 革新的でオリジナリティー溢れ、 人口保存料、 人工着色料は一切使用せず、 厳選された素材のみを使用した最高級品質のチョコレートを作り続けているブランドです。

ベルギー王室御用達Galler(ガレー)が贈る 2019年クリスマス限定商品は、 サクッとした食感が楽しいコンフィザーたちがサーカスを楽しんでいる可愛らしいデザインで登場する「2019年 クリスマス限定 クリスマス アドベントカレンダー」。 

2019年 クリスマス限定 クリスマス アドベントカレンダー

7種類のフレーバーで、今日はなんのフレーバーが食べられるかな?とワクワクするクリスマス限定商品です。 

価格:3,000円(税抜) 

サイズ:250 x 250 x 23

内容量:コンフィザー24

http://galler.jp/

◾️【Dandelion Chocolate(ダンデライオン・チョコレート)】

2010年に創業された「Dandelion Chocolate(ダンデライオン・チョコレート)」。

今年は日本初となるクリスマスにぴったりのアイテムが展開されています。その中でもオススメなのが、総勢19社ものメーカーが賛同したアドベントカレンダー「2019 Bean to Bar Chocolate アドベントカレンダー」。

2019 Bean to Bar Chocolate アドベントカレンダー

参加メーカー

Artichoke chocolate、imalive chocolate、Emily’s Chocolate OKUSAWA、カカオ研究所、Saturdays Chocolate、xocol、sweets ESCALIER、Dari K、TribalCacao、NESARI CHOCOLATE 、VANILLABEANS 、haru chocolate 、Whosecacao、Minimal -Bean to Bar Chocolate-、八幡屋礒五郎、La chocolaterie NANAIRO、love lotus、rit. craft chocolateand coffee、Dandelion Chocolate(あいうえお順)

価格:10,000円(税別)

販売店舗:オンラインストア

予約期間: 開始中~数量限定販売(100個限定)売切れ次第終了とさせていただきます。

お届け日:2019年11月26日(火)~30日(土)

サイズ:縦31cm×横31cm×高さ4cm(多少ズレ有)

クリスマスのイルミネーションに囲まれた街中で出会う、ドキドキ!ワクワク!を秘めたアイテム「アドベントカレンダー」。今回は、私がフランスで出会った魅力的な「Calendrier de l’Avent ~アドベントカレンダー~」と、日本で出会った購入可能な「アドベントカレンダー」をご紹介させていただきました。

貴方も、特別なアドベントカレンダーを是非見つけてみてください!

次回は、2019年11月1日にオープンした東京・渋谷の新スポット情報をご紹介させていただきます。

お楽しみに!!