[佐藤ひと美のスイーツレポート82]今年注目すべきは”プリン”。あの「なめらかプリン」の生みの親が新境地に挑戦

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

緊急事態宣言が解除され、少しずつではありますが、皆様の生活にも日常が取り戻されつつあるのではないでしょうか?とはいえ、今月に入り都内では6月中旬からの感染者数の増加傾向が続いており、3桁と危機感を感じる数字も報告されています。

共存の時代となり「新しい生活様式」そして「新しい業務様式」を取り入れながら、世界各国が一刻も早い経済活動再開を願ってはいますが、やはり外出の頻度も昨年に比べて控える方も多いはず。

そこで今回のスイーツレポートでは、私がお取り寄せしたお勧めスイーツをご紹介させていただきます!

昨年巻き起こった“タピオカ”第3次ブーム。

年末になると、テレビ各局から「次に来るブームは?」と問い合わせも多かったのですが、年を開けると新型コロナウイルス感染症の蔓延が続きいまだ終息の兆しが見えないコロナ禍の現状。

不要不急の外出の中で、多くの方が”コンビニスイーツ”を手に取る率も高くなったのではないかと感じます。

そこで目に留まったのはコンビニ”プリン”の革命。コンビニ各社から思考を凝らしたプリンが多数販売されるようになりました。

特に、種類が増えてきたのは昨年から徐々にブームとなっている“クラシックな固めのプリン”。

本題とは少しズレますが、平成時代に生まれた方にはプリン=柔らかい。というイメージでしかないのかもしれません。その中で「固めの食感が新しい」と感じたり、昭和時代の私たちにとっては喫茶店やカフェで提供されているような無数に空いた穴(す)のある王道のクラシックプリンが「懐かしい」と感じ、ブームが起こっているのではないでしょうか?

さて、いつ頃から柔らかいプリンが愛されるようになったのかご存知でしょうか?

1993年、それまでのプリンの概念を変えた「Pastelパステル)」による新しい食感の「なめらかプリン」が誕生しました。

当時「Pastel(パステル)」のパティシエを務めていた所浩史氏が、その当時人気だったデザート「クレーム・ブリュレ」を参考に開発されたそうです。

ですが、誕生最初は「焼けていないんじゃないか?」「生焼け?」というクレームを受けるなどといったこもあり支持されていなかった「なめらかプリン」ですが、1998年にテレビの情報番組で紹介され、その後も様々な芸能人の方の御用達として知られるようになってから一躍爆発的なヒット商品となり、今や「Pastelパステル)」の代名詞になった「なめらかプリン」。

その後、2010年に所浩史氏は故郷の岐阜県岐阜市にて、オーナー兼パティシエとして小さな洋菓子店「Plesic(プルシック)」をオープン。

「もっと美味しく! もっとナチュラルに!」をテーマに、罪悪感のない、美味しくてヘルシーなスイーツづくりに挑戦されています。

現在は両立して、ご当地プリンの商品開発も行っており、各有名温泉地のご当地人気プリンを生み出している洋菓子界のレジェンドです。

名古屋在住時代は岐阜の店舗へプリンを購入しに行ったりもしましたが、東京に移住したことや、なかなか県を超える移動ができず「Plesic(プルシック)」の美味しいプリンが食べられなくなった……と嘆いていると「お取り寄せ」ができるとのことで、早速愛用させていただくことに。

「美味しさ」と「香り」を密閉したボトルスイーツから今回は3種類をチョイスしてお取り寄せ。

所プリン

マダガスカル産とタヒチ産の2種類の天然バニラビーンズを使用し、卵黄だけで固めたくずれそうなほど柔らかい、「なめらかプリン」生みの親が自信を持ってお届けする究極のなめらかプリン「所プリン」。

ボトルチョコレートケーキ

プリンの上にチョコレートスフレ生地を流し込み焼き上げ、エクアドル産カオカ社のオーガニックチョコレートでなめらかな口当たりに仕上げたガナッシュを流し込んだ「ボトルチョコレートケーキ」。

抹茶と黒豆のプリン

愛知県西尾南山園様の最高級抹茶(花)を使用した、上品な抹茶の風味漂う「抹茶と黒豆のプリン」。

代表作でもある「所プリン」のなめらかさは尋常じゃない。

まさに究極の「なめらかプリン」。甘すぎず、でもしっかりコクがあってトロける幸せが口の中いっぱいに広がります。

また、「ボトルチョコレートケーキ」もしっかりとしたカカオ感溢れる濃厚なチョコレートケーキの後に、プリンと混ぜる事で生まれる別の美味しさ。

一度に3度楽しめる”味変”をお楽しみいただけると思います。

「抹茶と黒豆のプリン」の底にはカラメルと一緒に沈んだ丹羽の黒豆が、いつそう美味しさを引き立てます。

Plesic(プルシック)」オーナー兼パティシエとして活躍する所浩史氏ですが、プリンを通して岐阜を盛り上げるイベント「プリンピック(プリンの祭典)」を今後開催したいと言っていたので、決行日が確定したらまたスイーツニュースで皆様にお伝えできればと思います。

今回は実際に私がおうち時間で愛用させていただいている「Plesic(プルシック)」のプリンなどボトルスイーツをご紹介させていただきました。その他にもボトルスイーツ、ロールケーキ、シフォンもお電話・もしくはFAXにてお取り寄せができるので、是非ホームページで気になる物を見つけて、素敵なおうち時間を有意義なものにしてみてください!(Plesic HP: https://plesic.jp/hasso-2/

今回は、”おうち時間”を気楽に、そして有意義に楽しく、家族と共に喜ぶスイーツ・菓子として、「Plesicプルシック)」の究極なボトルスイーツ情報をご紹介させて頂きました。

味わいの細部までこだわったスイーツで心に響く笑顔に繋がればと思います。

まだまだ自粛ムードが続きますが……次回は、都内で出会った素敵なスイーツ情報をご紹介させていただきます。

お楽しみに!