「2018年注目の秋冬パフェ特集」
8月に「貴方はどっちのスイーツ派!? ~かき氷VSパフェ~」を紹介しましたが、今回はパフェに特化して秋冬限定の美しい実りの食材や、気持ち安らぐパフェをご紹介します。
特集で紹介した夏のパフェは、みずみずしいメロンなどのフルーツを使用したお店が多かったですが、秋冬は「栗」「いちご」と熱狂ファンが多い食材が市場に出回り、季節のパフェにアレンジされています。
その他にもチョコレートに特化したもの、見た目も可愛いアレンジパフェなどグラスに美しく盛られたもの。
北海道では主流だった「シメパフェ」(飲んだあとや、食事のあとに食べるパフェ)を提供する店舗も、昨年から東京や大阪にも続々とオープンして注目が高まっています。
ケーキでは表現しきれない素材の組み合わせも面白いですね。私にとって、美しく表現されたパフェは美術展を巡っているような気持ちになります。
スイーツで楽しむ芸術鑑賞!皆さんも是非ドキドキしながら楽しんでください。
「2018年注目の秋冬パフェ 5選」
■恋する抑揚感を楽しむ大人のクリスマスパフェ「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」
隅田川越しに広がる摩天楼とレインボーブリッジが輝く東京ベイの2つの夜景が魅力的な「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」。
[スイーツレポート①]なぜ高級ホテルのスイーツが流行るのか!?(http://www.sweets.or.jp/news-sweets/sh_001/)でもご紹介したエグゼクティブ シェフ パティシエ德永純司シェフによる、見た目も楽しく味のクオリティも高い大人のパフェ シリーズからクリスマスの新作パフェをご紹介します。
「大人のクリスマス苺パフェ」
開催期間:~2018年12月26日(水)
提供店舗:ニューヨークラウンジ By インターコンチネンタル 東京ベイ/1F
営業時間:10:30~22:00(L.O.21:30)※営業時間は10:00~22:00(土日祝は9:00~)
価格 :2,000円(税サ別)
※12月27日(木)~2019年2月28日(木)まで「大人のストロベリーミルフィーユパフェ」として提供。
その日その時一番美味しい旬の苺を贅沢に使い、キラキラと輝く金箔、そして何よりインパクトを与えるミルフィーユを飾った“大人が楽しむクリスマス”の「大人のクリスマス苺パフェ」。
提供してくれるギャルソン泣かせともいえるあまりにも細長いミルフィーユは非常に繊細。
パフェグラス内の構成もこだわりが凝縮しています。
豪勢に金箔シートを羽織った約18粒のまるごと苺ふんだんに使い、相性のよい練乳のクレームシャンティ、バニラビーンズをたっぷり入れて特別にホテルで仕上げたバニラアイス、カリッと食感の良いチョコレートのクランブル、ハーフカットされたフレッシュ苺に、濃厚な苺のコンポートを層にして盛り付け、クリスマスカラーの赤で彩った「大人のクリスマス苺パフェ」。
トップにはクレーム・ディプロマットを挟んだサクサクのミルフィーユをのせてカットした苺を華やかにデコレーションし、フォトジェニックなパフェに仕上げています。
今回のパフェには、是非とも堪能して欲しいポイントがあります。それは、德永シェフのミルフィーユ。
2016年に德永シェフが就任されてから、ブティックに「ミルフィーユ」が並んだ事は一度もありませんでした。
というのも、時間が経つとフィユタージュにクリームの水分が移り、サクサクの食感を維持出来ないことにシェフが納得しなかったのだそうです。
そして驚くべきは、インパクトあるサイズ感!
ミルフィーユはなんと約20センチもあるのだとか。もちろん食べやすいように別添えプレートを用意してくれるので、パフェから外して食べるのをお勧めします。
「大人のクリスマス苺パフェ」では、苺たっぷりのパフェグラス部分と、この時しか出会えない德永シェフのミルフィーユを一度に二度楽しめる仕様となっています。
また、すでにクリスマスデコレーションされてラグジュアリーな空間になっているので、ミルフィーユとパフェを同時に味わえるクリスマスシーズンならではのご褒美パフェをお楽しみください。
「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」
所在地 :東京都港区海岸1-16-2
HP :https://www.interconti-tokyo.com/restaurant/the-lounge/
営業時間:平日 10:00~22:00/土・日・祝 9:00~22:00
■苦くて甘い。ちょい足しソースの香りも際立つ、コーヒー好きへ贈るパフェ「ザ ストリングス 表参道」
最先端のカルチャー、ファッションが生まれる表参道の駅直結という好立地の「ザ ストリングス 表参道」。ニューヨークスタイルのウエディングや宴会、ラグジュアリーなレストランとオールデイダイニング、上質な雰囲気の中、最高な演出で日常を華やかにしてくれるお勧めの場所です。
今回は、1階「Cafe & Dining ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)」で提供されている新作パフェをご紹介します。
「アフォガートパフェ」
開催期間:2018年11月1日(木)~12月25日(火)
提供店舗:カフェ&ダイニング ゼルコヴァ/1F
営業時間:平日11:30~22:30/土日祝 11:00~22:30
価格 :1,800円(税込・サ別)
グラスの底にオレンジ風味のコーヒーゼリーとコーヒークリームを敷き詰め、その上にラムレーズンアイス、サバラン、チョコレートでコーティングをしたアーモンドミルククリーム、カプチーノアイス、カスタードクリームをはさんだメレンゲ、バニラアイスを丁寧に重ね、トップにオレンジのチップを添えた、コーヒー好きに是非とも食べて欲しい「アフォガードパフェ」。
別添えでご用意したエスプレッソ風のコーヒーソースをかけてアフォガートのように楽しむのも粋です。
濃厚なコーヒーやクリームの味わいの中にオレンジの爽やかさがアクセントとなった、飽きのこない一品です。
床暖房が完備されたテラス席や、個性的な調度品があしらわれたラウンジで秋限定のメニューをお楽しみ下さい。
「ザ ストリングス 表参道」
所在地 :東京都港区北青山3-6-8
HP :www.strings-hotel.jp/omotesando/restaurant/zelkova
営業時間:1階 11:30 ~ 22:30(平日)/11:00 ~ 22:30(土日・祝日)
■夜しか食べられない!歴史的建物のクラシカルな空間で美術を愛でるパフェ「三菱一号館美術館Café 1894」
明治期(明治27年)に銀行営業室として利用されていた空間を、可能な限り忠実に復元したミュージアムカフェ・バー 三菱一号館美術館「Café 1894」。(2009年9月からカフェ営業が開始)
レンガ造りのレトロな外観から、銀行の窓口、さらにガラス越しのカウンターも忠実に再現されています。
働く女性たちをはじめ、多くの方に秋の夜長を楽しんでもらいたい!と、三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション展」開催を記念して、夜しか食べられない“アートな夜パフェ”を11月10日(土)から数量限定で販売開始しています。
「Café 1894 特製 “アートな夜パフェ”」
開催期間:2018年11月10日(土)~12月16日(日)
提供店舗:三菱一号館美術館「Café 1894」
営業時間:各日20時~ ※数に限りがあります
価格 :1,680円(税抜、別途コペルト料 300円)
クラシカルな空間でいただくパフェの断面は、全部でなんと14層と見た目もゴージャスなフォトジェニックのタワー型仕立てパフェ。
秋の味覚である香り豊かでみずみずしいシャインマスカット、和栗などをふんだんに使用した“アートな夜パフェ”。
モンブランクリームをまとった優しい甘さの栗アイス、ほっくりとした渋皮栗や、ゴロッとした栗甘露煮にみずみずしいシャインマスカット、酸っぱさにほのかな甘みを引き立たせるディープな世界を放つカシスソルベ。
その下にラ・フランス コンポート、そこにゴロゴロと栗の甘露煮が顔を出し、なめらかだが存在感のあるしっとりとしたマロンムースにサクッと軽い食感のフィヤンティーヌ、濃厚なカシスソース。
それぞれ主役級の果物や2種類のアイス、頂上に厚みのあるアーモンドチュールを乗せた美術品のような清純で可憐なアーティスティックパフェは、みずみずしい絶妙な甘みと、カシスの渋みも含む酸味のバランスが絶妙です。
また、期間中パフェをご注文いただいた方全員に、「フィリップス・コレクション展」×「夜パフェ」オリジナルトートバッグ(フェルト生地)をプレゼント サービス中。
さらに大手町・丸の内・有楽町エリアにお勤めの方にはKUSMI(クスミ) TEA(ティー)サービスの特典も!これは嬉しいですね。
クラシカルな店内で、頑張った一日のご褒美にぴったりなパフェで、“食欲の秋”を満喫してみてはいかがでしょうか?
「三菱一号館美術館Café 1894」
所在地 :東京都千代田区丸の内2-6-2
HP :https://mimt.jp/cafe1894/
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
三菱一号館美術館「フィリップス・コレクション展」
開催期間:2018年10月17(水)~2019年2月11日(月・祝)
休館日などは公式HPをご確認ください
HP :https://mimt.jp/pc/
1918年設立、21年に開館した米国で最初の近代美術館の創設者ダンカン・フィリップスの類いまれなるコレクションに光を当てる展覧会。
フィリップス・コレクション設立100周年を迎えた今、三菱一号館美術館との初のコラボレーションはワシントンD.C.と東京というふたつの都市をアートで結んでいます。
展覧会も拝見しましたが、私のお気に入りはオーギュスト・ロダン《姉と弟》です。
探してみてください。
■天然の素材を重視したガストロノミーのような層で心ときめくクリスマス限定パフェ「HUGO & VICTOR」
「HUGO & VICTOR」は2010年フランス・パリで誕生したアートや文学などのカルチャーによるインスピレーションと、革新的なデザインに昇華させながらも、厳選素材を用いた季節感溢れるスイーツを生み出すパティシエ ユーグ・プジェによるスイーツブランドです。
新鮮な旬の果実や野菜などの“素材”を最も重視し、厳選することは大前提。伝統も大切にしながら、クラシックなレシピを現代的で斬新な発想とコンセプトアレンジで融合させ、毎年驚きのクリエイションで楽しませてくれています。
2018年の限定パフェは、玉川髙島屋S・C店と日本橋髙島屋S.C.店、表参道ヒルズ店の計2バージョンで私たちに新しいガストロノミースイーツのインプレッションを与えてくれることでしょう。
「パフェ ド ノエル」
開催期間:2018年11月28日(水)~12月25日(火)
提供店舗:玉川髙島屋S・C店/日本橋髙島屋S.C.店
営業時間:玉川髙島屋10:00~21:00(20:00 LO)日本橋髙島屋 10:30~20:00(19:30 LO)
価格 :1,836円(税込)
「パフェ ド ノエル」表参道ヒルズバージョン
開催期間:2018年11月7日(水)~12月25日(火)
提供店舗:表参道ヒルズ店
営業時間:月~土曜 11:00~21:00(20:30 LO)
日曜 11:00~20:00(19:30 LO)
価格 :1,836円(税込)
キラキラと輝く聖なる夜に相応しい金箔が添えられた、シンプルだけど特別な「パフェ ド ノエル」。スッと伸びたパフェグラスに、美しい見た目の幾層にも重なる赤、白、黄色の組み合わせは銀箔の景色を描いた芸術のよう。
※日本橋・玉川限定パフェ
キャラメルの濃厚なクーリ(裏漉ししたピュレ)にバニラビーンズがしっかりと効いたシャンティ、クリスマスシーズンには欠かせない「スペキュロス」を彷彿させるスパイシーなスパイスクランブル、みずみずしくフルーティーさが特徴的な豊かな香りの角切りマンゴーと、フレッシュな甘酸っぱい苺をベースに、玉川髙島屋S・C店/日本橋髙島屋S.C.店ではナッツならではの深みのある濃厚なピスタチオアイスと、上下3か所に分かれたフレーズクーリを忍ばせた清楚なクリスマス限定「パフェ ド ノエル」。
※日本橋・玉川限定パフェ
表参道ヒルズ店では、サッパリとした甘さのマンゴーシャーベットに、酸味が効いたフランボワーズクーリと、濃厚なマンゴークーリを合わせた色鮮やかな無駄のない組み合わせのパフェになっています。
「HUGO & VICTOR 玉川高島屋S・C店」
所在地:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋 本館1F
「HUGO & VICTOR 日本橋高島屋S.C.店」
所在地:東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋高島屋S.C.店新館1F
「HUGO & VICTOR 表参道ヒルズ店」
所在地:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館1F
■愛の物語が紡がれる空間と、苺たっぷりクリスマス限定パフェ「カフェ&グリル シーサイドマンジャーレ」
新浦安の海と空、潮風を心地よく感じる千葉の結婚式場「新浦安 アートグレイス ウエディングコースト」内に、“ヘルシー”“ビューティー”“フレッシュ”をコンセプトとして、2018年10月17日(水)にリニューアルオープンした『カフェ&グリル シーサイドマンジャーレ』。非日常的な洗練された空間と大きな窓から望む芸術的なテラス。
平日は噴水が見える部屋で、休日はヨーロッパ庭園のような風景が見える部屋とそれぞれ望める景色は異なりますが、店内ではランチ、カフェ、ディナーの時間を用意して、それぞれゆったりと過ごせる時間を存分に満喫できるようになっています。
カフェタイムには、石窯で焼き上げるふわふわパンケーキ、アフタヌーンティー、月替わりのパフェなど豊富なスイーツのラインナップで出迎えてくれますよ。
「クリスマス限定 いちごのパフェ」
開催期間:2018年12月1日(土)~12月25日(火)
提供店舗:カフェ&グリル シーサイドマンジャーレ
営業時間:平日12:00~17:00/土日祝14:00~17:00
価格 :1,400円(税込)
毎月、そのシーズンに合わせた季節のマンスリーパフェを提供する中で、今回はクリスマス限定パフェをご紹介します。
甘くて大きい苺「とちおとめ」を飾りと中にたっぷり忍ばせた限定パフェ。
苺と相性の良いカモミールミルクティーアイスに、とちおとめ、ブラックベリー、フランボワーズ、チェリーのフレッシュフルーツを添え、焼きを入れたクレームブリュレ、北海道 根釧産生クリーム、そして甘酸っぱいカシスソースとクッキーをクリスマス仕立てで仕上げています。
何より1番の推しは、素材の新鮮さと安心さ。今、結婚式場選びの中で重要視されているのが「美味しい料理が提供されるかどうか」です。
ここ数年の結婚式選びのスタイルとして、新郎新婦は招待するゲストに喜んでもらいたいという意識が高く、価格よりも味や見た目を重視しています。そのため、仕入れられる食材は新鮮で安心感のある素材が揃っています。
結婚式場「新浦安 アートグレイス ウエディングコースト」でも同じ食材を使うため、果物のみずみずしさは、なによりも贅沢感があります。
新浦安 アートグレイス ウエディングコースト「カフェ&グリル シーサイドマンジャーレ」
所在地 :千葉県浦安市明海5-8-2新浦安 アートグレイス ウエディングコースト 1F
HP :https://www.bestbridal.co.jp/restaurant/shinura_mangiare/
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O. 14:00)
カフェ 平日12:00~17:00/土日祝14:00~17:00
ディナー 17:30~22:00(L.O. 20:30)
平成最後のクリスマスを迎える2018年の秋冬味覚を存分に使用した、美しい見栄えのあるパフェたち。
どの店舗でも、いかにお客様に喜んでもらえるかを考えながら、旬の素材選びや技法、見せ方などを駆使して、見るも楽しい、食べるも美味しく楽しい気分にするパフェを販売しています。
今回特に印象的だったのは、歴史的建造(再現)のクラシックな空間でいただく、秋の味覚を凝縮したようなパフェ。
昔からある歴史も大切にしながら時代の流れも取り入れていく。歴史あってこその現代スイーツのアートな世界は私たちの心を弾ませ、幸せな気持ちに導いてくれる素敵なアイテムであると感じました。
次回は、「名古屋が甘く染まる!スイーツ展 情報」をご紹介いたします。
お楽しみに!