[佐藤ひと美のスイーツレポート 31]「ベルギー王室御用達 老舗チョコレートブランド「マダム ドリュック」日本一号店が京都にオープン!」


ベルギー王室御用達 老舗チョコレートブランド「マダム ドリュック」日本一号店が京都にオープン!

ベルギーで最も古い歴史を持つ王室御用達の称号を授与された老舗チョコレートブランド「Madame Delluc(マダム ドリュック)」が、2019年2月9日(土)、京都・祇園に日本第1号店をオープンしました。
(※ベルギー本国での名称は「Mary(マリー)」。後ほどこの説明もしていきます)

1919年創業、今年で100周年を迎える「Madame Delluc(マダム ドリュック)」は、ベルギーで最も古い歴史をもつ王室御用達の称号を授与した老舗チョコレート専門店。
N.Y.タイムズの「死ぬまでに行きたい1000の場所」や、CNNの「世界で幸せになれる場所15」にチョコレート専門店として世界で唯一選出されるなど、世界中のメディアからも高く評価されています。

チョコレートを愛してやまない創業者Mary Delluc(マリー ドリュック)が自作のチョコレートを世界に広めることに夢中になり、ベルギー・ブリュッセルのロワイヤル通り126番(ラーケンの王宮からブリュッセルの王宮を結ぶ幹線道路)に創設した『Mary(マリー)』。
本店は今でもその通りにあります。

◾️本国ベルギーにて

先日、ブリュッセル グランプラス横《ギャラリー・ド・ラ・レーン》内の店舗にお邪魔してきました。

1925年様式のアールデコ デザイン思潮(簡潔さと合理性を目指した生産と消費を活性化させるためのデザイン)のスタイルを取り入れた、甘く幸せな気持ちで包み込んでくれるような空気感のある“昔ながらのお店の雰囲気を再現”した店内では、100%天然素材の全て手作りチョコレートが大きなショーケース内側に並んでいました。

キャラメル、プラリネ、ジャンドゥーヤ、フレッシュクリーム、ノワール、レ、マジパン、トリュフ、砂糖漬け菓子……などオーソドックスなハンドメイドの多種テイストを取りそろえておりマルシェのように選ぶ楽しさ、その抑揚感は今でも忘れることができません。素敵な旅の思い出です。

見た目はとてもエレガントな雰囲気のチョコレートですが、その甘さはとても控えめで、自然かつ素朴。
特にプラリネ類のテクスチャはバランスが取れたもので、日本人にも受け入れられやすいでしょう。
過去日本で行われた「サロン・デュ・ショコラ」に登場した際は、その味に惹かれベルギーまで訪れる日本人の方も多くいらっしゃったそうです。

ギフトボックスだけでなく、ミニタブレット梱包もカラフルなパステルカラーで可愛らしく、洗練されたパッケージは全世界で好評を博しています。

ただ、先にもあげたように、日本ではすでに「Mary’s」(メリー・チョコレート)が存在しているため、商標関係で創業者の名にちなんだ「Madame Delluc(マダム ドリュック)」という名前で展開することになりました。

◾️Madame Delluc(マダム ドリュック)のこだわり

現在、ベルギー王室御用達の称号を保持している8つのショコラトリーの中で最も古く、1942年レオポルド3世のベルギー王室から王室御用達の称号を授与され、そして唯一女性が始めた王室御用達ショコラトリーの創業者Mary Delluc(マリー ドリュック)。

創業当時から現在まで、防腐剤などの保存料や着色料などを一切使用しない100%天然素材にこだわっており、創業者である夫人のレシピと伝統的な製造方法はベルギーだけでなく海外からも高い評価を得ているそうです。

こだわりのピュアバターを使用し、バニラにはフレッシュバニラを使用。また、ピーカンナッツはショコラティエが全て手で選別したものを一粒まるごと使用しているほか、メキシコの自作カカオ農園で作られたカカオを使用。さらにビーンズの中で最高級のクリオロビーンズの最高の豆を使っています。
1粒プラリネを食べるだけで誰もが認めるクオリティのチョコレート、それがMadame Delluc(マダム ドリュック)のこだわりです。

◾️日本第一号店「Madame Delluc 京都祇園店」

築120年の歴史ある京町屋をリノベーションした「Madame Delluc(マダム ドリュック)京都祇園店」の店舗は、伝統的な京町屋の風情を残し、祇園の街並みの美しさと本国ベルギーの洋風な雰囲気を融合させたチョコレートショップとなっています。祇園に店舗があるため、舞妓さんも訪れるそう。

菓子の都ベルギーと京町という革新的なコラボレーション。個人的に大好きなショコラトリーなので「京都旅行目的の一つとして浸透してくれたらいいな」と思っています。

待望の日本初出店となる路面店舗では、カフェメニューなども用意されています。

【京都限定セットメニュー(ワッフル・抹茶セット)】

高品質の粉に拘って作るベルギーワッフルに、京都ならではのお抹茶を、「Madame Delluc」のチョコレートと合わせて嗜めます。
ベルギー王室が認めた味と古都京都の伝統の味のコラボレーションは、チョコレート好きだけでなく多くの方に是非とも楽しんで欲しいカフェメニューです。

◾️「Madame Delluc」ベルギー直輸入チョコレート

洗練されたスタイリッシュでエレガントなデザインや、女性への贈り物にも喜んでもらえること間違いなしのハート形デザインのボックスやショッパーは、まるで実際にベルギーを訪れたかのような気分にしてくれます。

ピーカンナッツを1粒丸ごとトップにあしらった塩キャラメルチョコレート「Mathilde」や、甘さの後味が非常に心地良いミルクチョコレートガナッシュの「Royale」などがショーケースに美しく陳列されています。

上添の画像はベルギーで購入したものですが、日本でも購入できるショコラの中でも特に食べてみて欲しいのが、創業当時から作られているエスカルゴ型の「1919 ダークチョコレートムース」や、カカオ48%を使用していながら、カカオ本来のビター感を引き立てて仕上げているダークチョコレートムースの「Lady1」、さらに辛めのビターチョコレート「Lady3」。

素朴な味なのに、ひと口食べた瞬間にそのクオリティの高さ、選び抜かれたカカオ豆などのこだわった食材の質を感じることができます。

美食の国ベルギーの伝統的な国民に愛され続けるチョコレート専門店「Madame Delluc(マダム ドリュック)」のエレガントなショコラたち。伝統が息づく京都という土地で、訪れる人々の期待を常に超えるスイーツに、是非出会いに訪れてみてください。

Madame Delluc 京都祇園店
オープン日:2019年2月9日(土)
住所   :京都府京都市東山区上弁天町435-1
営業時間 :10:00~20:00(L.O. 19:00)
席数   :1F(個室サロン4席※予約制)・2F 22席
HP   :http://madamedelluc.jp/

今回は、京都に日本初店舗をオープンさせたベルギー老舗チョコレート専門店をご紹介しました。

次回は、名古屋スイーツ情報をご紹介させていただきます。
お楽しみに!