南部せんべいの進化系「チョコ南部」
南部地方は岩手県中央部から青森県南に広がる地域で、藩政時代に「南部藩」とよばれていた一帯のことです。「南部せんべい」は、この地域のソウルフード。地元では今も変わらず根強い人気があります。
この「南部せんべい」を製造販売している会社、株式会社小松製は昭和23年創業の老舗。「南部せんべい乃巖手屋」として、さまざまな食材を組み合わせた南部せんべいを開発してきました。
その、小松製菓の人気商品の一つ「チョコ南部」は、きれいに焼きあがった正規品の南部せんべいを、わざわざ砕いて、チョコレートで包んだクランチチョコレート。10年前に発売された時は、その斬新なアイデアに驚きました。南部せんべいのイメージは「伝統的」や「素朴」といったイメージでしたから、新感覚のチョコレートの誕生が話題となり、たちまち大ヒット! 累計35,000万個を売り上げています。
焼きたてをわざわざ砕くのには、訳があります。
焼きたての南部せんべいは、香ばしい香りでパリッとした歯ざわりが良く、噛むほどに味が口の中に広がります。たとえ、砕いて形が変わっても、美味しい南部せんべいをお客様に届けたいという想いは変わりません。伝統の味に誇りを持っているからこそ、砕くことができるのかもしれませんね。
また、砕くとせんべいの断面が多くなり、酸化が進みやすくなってしまいます。焼きたてを砕くのは、できるだけ鮮度のいい南部せんべいを味わってほしいという理由もあるのです。
期間限定「チョコ南部」第3弾はいちご味
人気シリーズ「チョコ南部」。2019年夏「レモン味」が発売され、好評を博しました。そして2020年11月1日、満を持して登場したのが「チョコ南部 苺」。3月末までの期間限定商品です。
「チョコ南部 苺」は、専用の白ごま風味の「南部せんべい」を焼き、細かく砕いて、フリーズドライのイチゴと一緒に、イチゴチョコレートとホワイトチョコレートで包み込んでいます。
南部せんべいの「ごま味」といえば、黒ごまが主流なのですが、ピンク色の可愛らしいチョコレートなので、見映えを意識して白ごまの南部せんべいを焼くことにしたそうです。
ピュアチョコレートを使用した「元祖 チョコ南部」は、落花生の入った南部せんべいをクランチに使用していますが、「チョコ南部 苺」は「白ごま」。
はじめ「チョコレートならば落花生の方が合うのでは?」と思ったのですが、食べてみて納得。ごまの香ばしさが、苺の香り、ドライイチゴの酸味とよく合います。
「元祖 チョコ南部」と「チョコ南部 苺」どちらも食べたい!
3月末までの期間限定商品「チョコ南部 苺」。本格的なイチゴの酸味とチョコの甘さが、見事なハーモニーを奏でる、ザクザクの食感のクランチチョコです。ぜひ、一度味わってみませんか?
「元祖 チョコ南部」をまだ、召し上がったことがない方は、二つの味を食べ比べできる「チョコ南部アソート」が、おすすめです。
「チョコ南部アソート」は2020年1月15日に発売されたばかりの新商品。2つの味が3個ずつ入っています。手土産や自分用にちょうどいいサイズです。
お求めは「南部せんべい乃巖手屋 オンラインショップ」または、直営店で。
「チョコ南部 苺」は3月末までの期間限定商品。この機会に是非お試しください。
https://iwateya-shop.jp/
・直営店
南部せんべい乃巖手屋 本店(二戸市)
チョコ南部PREMIUM 本店 2door(二戸市)
南部せんべい乃巖手屋 仙台エスパル店(仙台市)
いわて屋ラビナ店(青森市)
南部せんべい乃巖手屋 二戸ニコア店(二戸市)
チョコ南部PREMIUM盛岡フェザン店(盛岡市)
南部せんべい乃巖手屋 盛岡フェザン店(盛岡市)
南部せんべい乃巖手屋 三春屋店(八戸市)
■小松製菓とは
南部せんべい、チョコ南部などのブランド「巖手屋」でお馴染みの老舗菓子メーカーです。チョコレートをはじめ、いか、りんご、納豆をトッピングした商品など、様々な食材と組みわせたオリジナル南部せんべいが人気で、商品は100種類にも及びます。2016年10月にオープンしたロードサイド型の「北のチョコレート工場&店舗2door(ツードア)」は、二戸(にのへ)の地名が由来。工場はガラス張りで誰でも見学でき、イートインスペースも。さらにこの周辺には、蕎麦や天ぷらの食事処「四季の里」や、創業者の「小松シキ・記念館」も隣接されており、これら一帯を【南部煎餅の里。】として運営しています。2019年にはテレビ東京の「カンブリア宮殿」に出演し話題に。2019年12月には胡麻せんべいで「ビーガン認証」を国内初(業界初)で取得しました。