「チョコじゃないの!?」専門家も驚いたごぼうスイーツ『GOVOCE ミルク』が11月1日より新発売! 77%がおいしいと回答。カカオ不使用・ノンカフェインのミルクチョコレート風菓子

ごぼう茶で知られる広島の食品メーカー・あじかんが、焙煎ごぼうを使ったスイーツ「GOVOCE(ゴボーチェ)」シリーズの新作『GOVOCE ミルク』を11月1日に発売する。カカオを使わずに“チョコレートのような口どけ”を再現したユニークな一品だ。

2024年に登場した初代「GOVOCE」は、「ごぼうがチョコみたいになるなんて!」と話題に。今回は国産焙煎ごぼうパウダーにミルク(全粉乳)とバニラを合わせ、よりやさしく食べやすい味わいに仕上げた。全国のスーパーやコンビニで順次販売される予定。

オンライン発表会で語られた開発の舞台裏

10月22日に開かれたオンライン新商品発表会では、開発担当者やゲストが登壇し、商品の開発背景や味わいの特徴について意見を交わした。

開発担当者は「焙煎ごぼうの香ばしさとミルクのコクを組み合わせ、苦味をやわらげた」と説明。
全国5都市(北海道・東京・大阪・広島・福岡)で実施したあじかんの自社調査(2025年4月、対象199名)では、77%が「おいしい」と回答した。

ゲストとして登壇したチョコレートジャーナリスト・市川歩美氏は、
「ごぼうを使ったスイーツは以前からありましたが、ここまで風味が際立ち、チョコレートのような満足感を得られるのは初めて」と語り、「ごぼうの香りを残した“究極のごぼうチョコ”として、日本発の新ジャンルを築けるのではないか」と期待を寄せた。

発表会では、開発当初のエピソードも紹介された。
開発のきっかけは「植物性バターを試作する過程で、ココアパウダーの代わりに焙煎ごぼうを混ぜてみた」こと。
その偶然の実験からチョコのような風味が生まれ、120回以上の試作を経て製品化に至ったという。

“カカオショック”を背景に広がる食の可能性

カカオ豆の国際価格が過去最高値を更新し、供給不安が続く――いわゆる“カカオショック”がスイーツ業界にも影を落としている。
そんななか登場した、焙煎ごぼうを使った『GOVOCE(ゴボーチェ)』は、“日本発のチョコ代替スイーツ”として注目を集めるだけでなく、和の食文化から生まれた新しい甘味の方向性を示している。

“代替チョコ”という枠を超え、素材そのものの個性を生かしたスイーツへの関心が高まる今、カカオショックを背景に、ごぼうを使ったチョコ代替の試みは、“次の時代のスイーツづくり”を考えるきっかけになりそうだ。

商品名  : GOVOCE ミルク(ゴボーチェ ミルク)
発売日  : 2025 年 11 月 1 日(土)
販売場所 : 公式オンラインショップ、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、食料品専門店など
内容量 :35g
希望小売価格:税込 324 円
URL https://www.ahjikan-shop.com/govocemk