[佐藤ひと美のスイーツレポート170]ネクストブレイクの予感!『プリン・ア・ラ・モード』をパフェで楽しむ新時代。

時代と共に進化を遂げるプリン。

江戸時代後期~明治初期に日本に伝来し、1872年発行「西洋料理通」内でポッディングという言葉で紹介され、レストランでも徐々に提供されるようになったプリンは、1964年頃に家庭で作れるプリンの粉が発売され日本の一般家庭に普及していきました。

昭和レトロな喫茶店を感じる昔ながらの固めプリンから、1993年に誕生した「なめらかプリン」など、素朴なおいしさはそのままに時代と共に進化を遂げるプリン。

プリンをメインにしたスイーツの中でも時代や世代を超えて愛されているのが“日本発祥“の『プリン・ア・ラ・モード』をカフェやレストランのメニューで見かけると必ず注文したくなる!という方も多いのではないでしょうか。

ア・ラ・モードとは、フランス語で「流行の(a la mode)」という意味で、プリンをメインに、色とりどりのフルーツを豪華に盛り付けられた特別感のあるスイーツ。

誕生の背景には、横浜「ホテルニューグランド」の歴史が深く結びついています。

開業時外観(ホテルニューグランドより画像提供)

以前、[スイーツレポート149]でもその歴史に触れたことがありますが、開港の地・横浜に海外の貴賓をもてなす迎賓館として誕生した「ホテルニューグランド」。

第二次世界大戦から約7年間はホテルとしては営業することができず、外国の高級将校たちの宿舎になっていた時期があったそうです。

遠く離れた敗戦国、また異国の地という日本での生活を過ごした将校夫人たちにホテルとして何かおもてなしができないかと考え、そこで生まれたのが『プリン・ア・ラ・モード』だったそうです。

ホテルニューグランドの「プリン・ア・ラ・モード」。現在のりんごはうさぎカットだが、昔はアローカットで提供。

当時の将校夫人たちにとって、リンゴのカット手法「アローカット」という包丁技術で施された美しい見た目と繊細な技術に感激し、『プリン・ア・ラ・モード』と名付けたと言われています。

さて、今回は『プリン・ア・ラ・モード』ネクストブレイク!

パフェとして再編成された[ プリン・ア・ラ・モード パフェ ]情報をお届けしていきます。

■ホテルニューグランド

歴史とともに寄り添い伝統を今に受け継ぐ、東洋と西洋が融合する”日本のクラシックホテル”横浜「ホテルニューグランド」。

戦後、《食べる人を笑顔にする》デザートとして横浜「ホテルニューグランド」にて誕生した横長な器に美しく飾られたボリュームある「プリン・ア・ラ・モード」が、華麗なパフェスタイルで通年メニューとして2022年6月より仲間入りしました。

プリン・ア・ラ・モード パフェ

価格:2,277円(税・サ込)

提供店舗:本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」

構成(上から):開業時より変わらないホテルメイドのカスタードプリン、チョコレートのロイヤルティーヌ、アローカットのりんご、さくらんぼ、プルーン煮、生クリーム、クレープのフィヤンティーヌ、自家製バニラアイス、キウイフルーツ、りんごゼリー、生クリーム、いちご、生クリーム、オレンジ、生クリーム、フィンガービスキュイ、カラメルソース

ホテル発祥「プリン・ア・ラ・モード」から進化したパフェ。

材料には余計なものや珍しいものは使わず、卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスのみで、少し固めで蒸し焼きをした昔懐かしい仕上がりのプリン。

パフェグラスに盛られるフルーツも元々使用している素材全てを使用し、パフェ限定で苺を加えて味わいのアレンジも効かせています。

実際にいただいてみて、特に印象強かったのがキウイフルーツを包み込むりんごゼリーの層のさっぱり爽やかな味わい。

そして、一番最後の底にたっぷり入ったビターなカラメルソース。

香ばしくほろ苦い味わいで締めることで、最初のプリンを思い起こし、最後のひと口まで『プリン・ア・ラ・モード』の存在を思い出させてくれる構成となっています。

プリン・ア・ラ・モード パフェのリンゴはアローカットで提供。

今回頂いた[ プリン・ア・ラ・モード パフェ ]の他に、 基本となるオーソドックスの『プリン・ア・ラ・モード』、90th記念の『プリン・ア・ラ・モード』3種が本館1階コーヒーハウス「ザ・カフェ」で頂くことが出来るので、是非歴史に思いを馳せながら全種類食べ比べしてみてください。

また、テイクアウト限定でも90th記念プリンアラモード販売中!

お帰りの際には手土産に是非。

■ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ

東京の東京湾と隅田川に交差するウォーターフロントに位置する「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」。

2022年4月から新シェフパティシエに八尾 綱紀(やお つなき)氏が着任し、華やかで独創性あふれるスイーツが登場しています。

今回、7月20日から期間限定で提供が開始されたパフェは八尾シェフによる力作!

昭和を代表する懐かしのスイーツを現代風にアレンジした彩り鮮やかな[ プリンアラモードパフェ ]の洗練されたフォルムに一目惚れする方も多いのではないでしょうか。

7種の旬のフルーツを贅沢に使用し、トップには艶やかで色っぽいサクランボの飴細工をあしらったパフェは圧巻。

プリンアラモードパフェ

価格:単品 3,300円 / ドリンクセット 平日 3,740円・土日祝、8月11日(木・祝)~16日(火) 4,070円  (共に税込・サ別)

*ドリンクは、コーヒー、紅茶、アイスコーヒー、アイスティー

提供期間:〜2022年8月31日(水)

場所・提供時間:

ニューヨークラウンジ By インターコンチネンタル 東京ベイ / 1F 11:30~20:00(L.O.19:30) *営業時間は11:00~21:30

ハドソンラウンジ / 1F 11:30~20:00(L.O.19:30) *営業時間は10:00~24:00(土日祝は9:00~)

※両ラウンジとも当面の間、短縮営業となりますので詳しくはホームページをご確認ください。

HP:  https://www.interconti-tokyo.com/info/info202004.html

ご予約・お問い合わせ: https://www.interconti-tokyo.com/restaurant/news/parfait.html

飴細工をデコレーションし、昔ながらの王道スイーツをアーティスティックなパフェスタイルで提供されている[ プリンアラモードパフェ ]。

贅沢に7種の旬のフルーツを使用し、サクランボをイメージした艶やかな飴細工をデコレーション。

トップには、美しくカットされたリンゴ、マンゴー、シャインマスカットなどの季節のフルーツや、なめらかなプリン、ひんやりとしたバニラアイスと、コクがありまろやかな口当たりの生クリームをたっぷりのせて華やかに仕上げられています。

パフェの下の層には、シュトロイゼルショコラのサクサクとした食感がアクセントに。

ベリーソースとカスタードクリームを重ねて、甘酸っぱさとカスタードクリームのミルキー感を演出しています。

さらに、濃厚な味わいのチョコレートクリームと軽い口当たりの生クリームの間に、砕いたシュトロイゼルショコラという様々な異なる食感。

六層仕立ての構造で、食べ進めるごとに味わいと食感の変化を楽しめ、食べ応えがあるだけでなく、昔ながらの王道スイーツをアーティスティックなパフェスタイルで再構築した満足感あふれる逸品に仕上がっています。

その貴賓溢れる姿は男性も虜になり、写真や動画を撮る手が止まらない。

[ プリンアラモードパフェ ]は、ニューヨークラウンジ By インターコンチネンタル 東京ベイ、ハドソンラウンジの両ラウンジで提供されています。

共にラグジュアリーで素敵な空間なので、デート使いにもお仕事の打ち合わせにも、もちろん家族でも。鮮やかなチェリーの飴細工を添えた[ プリンアラモードパフェ ]と共に、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

前回お届けした「FRANCE PÂTISSERIE WEEK(フランス パティスリーウィーク)」でフランス菓子の魅力をスイーツファンの皆様に広く再認識してもらうイベント同様、

今回の『プリン・ア・ラ・モード』をパフェで楽しむ新時代でも、日本の伝統スイーツが再構築されたり、リバイバルされたり、オマージュされたりと基本は大切にしつつ進化していく。その姿に刺激を与えられながら素敵なスイーツともっと出会っていきたい。と強く思う日々。

改めて感じる古典的菓子の魅力にも触れる機会も大切にしていきたいものですね。