
2018年の創業以来、オンラインを主軸に、フレンチレストラン出身の田村浩二シェフの感性と確かな技術で、レストランデザートのような濃厚かつスッと溶ける儚い食感が特長のスイーツを提供してきた「Mr. CHEESECAKE」。
田村シェフが「誰が食べても美味しくて、どこよりも美味しいものをできる限りシンプルに作りたい」という想いから、自身が好きなデザート、またスキルを活かせる〈チーズケーキ〉に着目。

レストランデザートの儚い食感と、自身が大切にする「香り」を要素として取り入れ、唯一無二のチーズケーキを作り上げました。

日本のみならず香港でもポップアップストアを展開し、東京駅と羽田空港には常設ストアをオープン。世界に誇る“トーキョーチーズケーキ”として、多くの人々を魅了してきた「Mr. CHEESECAKE」。
2025年4月4日(金)、国内外から多くの人々が訪れる銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」に、待望の旗艦店がオープンしました。
銀座旗艦店でしか味わえない、特別な体験

今回、満を持してオープンした銀座旗艦店は、ブランドの原点である「レストランデザート」への想いを形にした空間。

「おいしいをしつらえる」をコンセプトにデザインされた店内では、定番のチーズケーキに加え、ティラミスやロールケーキなどの人気商品、さらに、新たなスイーツ体験を提供する場が誕生。

レストランデザートを体験できるスペースでは、田村シェフが考案した全4皿のデザートコースとカフェ営業と、Mr. CHEESECAKEのすべてを体験できる場所となっています。

先日、内覧会にて提供されたデザートコースを体験してきたので、その感動と共に、この旗艦店の全貌をレポートします。
「Mr. CHEESECAKE」の原点と進化 – 銀座旗艦店に込められた想い
◆Mr. CHEESECAKEとは

フレンチレストラン出身のシェフ田村による感性と確かな技術でこれまでにない食感、香り、味を実現。バニラ・レモン・トンカ豆が生み出す、甘く爽やかな香りのチーズケーキや、香ばしい香りと、ムースのように淡い口溶けが特長のティラミスなど、レストランデザートのような濃厚かつスッと溶ける儚い食感を楽しめるスイーツをお届けしています。
ーーーブランドを手掛ける 田村 浩二(たむら・こうじ)シェフよりコメント

『この度、Mr. CHEESECAKEの旗艦店を「GINZA SIX」にオープンすることとなりました。Mr. CHEESECAKEの原点はレストランです。私がフレンチレストランで働いていたということもあり、「レストランで提供されるようなデザートをご自宅で気軽に楽しんでいただきたい」という想いから、Mr. CHEESECAKEは誕生しています。
商品開発においても、レストランデザートのような濃厚なのにスッと溶ける儚い食感、そしてシェフだからこそ生み出せる味わいと香りを実現したスイーツを開発してきました。また、レストランでは料理に合わせた器やカトラリー、ペアリングドリンクが提供されるように、Mr. CHEESECAKEもペアリングドリンクやアレンジレシピの提案、Mr. CHEESECAKEのためのスプーンやブレンドティーの開発などを通して豊かな時間の提供を行ってまいりました。
GINZA SIX店の店内には私が考案したデザートコースやカフェメニューを楽しめるスペースが併設されるため、まさにMr. CHEESECAKEが提案する「レストランデザート」を体験いただけるリアルな場になると思っています。出来立てのデザートコースの内容は、Mr. CHEESECAKEの始まりやこれからにまつわるすべての事柄からインスピレーションを受け、考案しました。
実店舗だからこそお届けできるその瞬間しか味わえない、作りたてのおいしさ。古き良き文化と新しいトレンドが融合された街・銀座にて、日本全国そして世界中から訪れるお客様へお届けできると嬉しいです。皆様のご来店を、心よりお待ちしています。』 ーーー

Mr. CHEESECAKEの成功は、単に美味しいチーズケーキを提供するだけでなく、「レストランデザート」という新たなカテゴリーを確立したことにあるのではないかと、日々感じている私。
レストランでは、料理に合わせた器やカトラリー、ペアリングドリンクが提供されるように、Mr. CHEESECAKEもペアリングドリンクやアレンジレシピの提案、専用スプーンやブレンドティーの開発などを通して、スイーツを通じた豊かな時間の提供を追求してきました。
そして今回、旗艦店をオープンするに至ったのは、オンラインで培ってきた世界観を、リアルな場で体験してもらいたいという想いがあったからでしょう。
店内では、出来立てのデザートコースやカフェメニューを楽しむことができ、Mr. CHEESECAKEの世界観を五感で体験できる空間となっています。
注目すべきは、デザートコースの内容です。
Mr. CHEESECAKEの始まりやこれからにまつわるすべての事柄からインスピレーションを受け、考案されたという全4皿のコースは、単なるスイーツの提供ではなく、Mr. CHEESECAKEの物語を体験できる、アート作品のようなものと言えるのではないでしょうか。
「古き良き文化と新しいトレンドが融合された街・銀座」という立地も、Mr. CHEESECAKEの新たな挑戦にふさわしい舞台と言えます。
旗艦店は、Mr. CHEESECAKEが提案する「レストランデザート」の世界観を、より多くの人に体験してもらうための、重要な拠点となるでしょう。
GINZA SIX店限定!2つの特別なチーズケーキ -「Mr. CHEESECAKE Petit / S」
◆Mr. CHEESECAKE Petit / S とは

「Mr. CHEESECAKE」の味わいを、手軽に楽しめるカップタイプの「Mr. CHEESECAKE Petit / S」。上部はベイクド、下部はレアチーズケーキのような、1つで2つの食感を楽しめます。
旗艦店のオープンを記念して、カップタイプのチーズケーキ「Mr. CHEESECAKE Petit / S」に、GINZA SIX店限定フレーバーが2種類登場しました。
・Royal Vanilla:希少なアマゾンバニラと練乳の組み合わせ
・Whisky Aroma:熟成されたウイスキーとバニラの芳醇な香り

単品購入に加え、ケーキの滑らかな食感や幾つにも重なる香りと奥行きのある味わいをデザインしたGINZA SIX店限定ボックス(「Royal Vanilla」入り)アソートセット、お好みのフレーバーをお選びいただけるギフトセットも展開されています。
五感を刺激する、圧巻のデザートコース体験 – Mr. CHEESECAKE GINZA SIX店

土日限定で提供されるデザートコースは、Mr. CHEESECAKEの始まりやこれからにまつわるすべての事柄からインスピレーションを受け、田村シェフが考案した全4皿からなるコース。
今回、内覧会で体験させていただいたのですが、単なるスイーツの枠を超え、Mr. CHEESECAKEの物語を五感で感じることができる、忘れられない時間となるでしょう。
◆デザートコース(全4皿+ドリンク2杯)
営業日:2025年4月5日(土)以降、毎週土曜・日曜
提供時間:11:00~ / 13:00~ / 14:30~ / 16:30~(所要時間:約60分)
価格:6,930円(税・サ込)/ お一人様あたり
席:カウンター6席
ご予約:要予約
※「Fruits & Flavor フルーツと香り」のフルーツは季節によって異なります
※シェフ田村によるご提供はございません。予めご了承ください
<コース内容> シェフ田村が考案した全4皿のデザートにペアリングドリンクを含むドリンク2杯を合わせたデザートコース。コンセプトは、Mr. CHEESECAKEの原点。旬のフルーツとハーブやスパイスの香りの組み合わせが楽しめる『Fruits & Flavor フルーツと香り』から始まり、ブランドの象徴「Mr. CHEESECAKE Classic」をレストランデザートに仕上げた『Vanilla Tonka Lemon おいしさの記憶』、「RICH TIRAMISU」に伝統と新しさを加えた『Tiramizu 覧古考新』が続き、最後はこの場所だからこそ味わえる『Fresh from the oven 温律』で締めくくります。
コースを通して、田村シェフのスイーツへの情熱、そしてMr. CHEESECAKEの進化を感じることができます。

1皿目:始まりの一皿『Fruits & Flavor フルーツと香り』

「最初にフルーツの水々しさであったり食感を楽しんで欲しい」という田村シェフの想いから、日本の豊かな四季が生み出す旬のフルーツを主役に据えた一皿。今回は、瑞々しい『とちあいか』という品種のイチゴを使用します。
軽く刻んだものと、ソース状にしたものを丁寧に合わせマリネ。その上には、鮮やかな緑色のバジルとライムのジュレが重ねられます。バジルは、一度液体にしっかりと漬け込み、その清らかな香りを丁寧に抽出。ライム果汁でほんのり酸味を加え、爽やかなアクセントを添えています。
さらに、見た目にも華やかな花穂紫蘇を、ほんのり酸味をつけた透明なジュレと共に添え、繊細な彩りをプラス。仕上げには、削ったライムの皮が散りばめられ、フレッシュな香りが立ち上ります。
意外な組み合わせに感じるかもしれませんが、イチゴとバジルは実によく合う組み合わせ。そこに、同じシソ科のハーブである花穂紫蘇を加えることで、味わいに奥行きと調和が生まれます。ライムのが加わることで、更なる香りと瑞々しさを添えているのもポイントです。
素材の持ち味を最大限に活かすため、イチゴはマリネしすぎず、提供直前にさっと和えるという繊細な仕事も、この一皿の美味しさを支えています。

口にした瞬間、イチゴの甘酸っぱさとフレッシュな食感、バジルとライムの爽やかな香り、そして花穂紫蘇の繊細な風味が口いっぱいに広がり、コースへの期待感を高めてくれる、まさに「始まりの一皿」です。
様々な素材が織りなす複雑な味わいが広がり、コースへの期待感を高めます。
2皿目:進化の一皿『Vanilla Tonka Lemon おいしさの記憶』

続く2皿目は、ブランドの象徴とも言える「Mr. CHEESECAKE Classic」を、レストランデザートとして再構築した『Vanilla Tonka Lemon おいしさの記憶』。
シグネチャーフレーバーであるクラシックチーズケーキを構成する主要な香り、バニラ、レモン、トンカ豆、そしてクリームチーズ、サワークリーム、生クリーム、ヨーグルトといった素材を、それぞれの個性を際立たせるよう、異なるパーツで表現した、まさに進化を感じさせる一皿です。

グラスの底に忍ばされているのは、トンカ豆の香りを優しくまとったブランマンジェ。その下には、濃厚なコクと滑らかさが魅力のディプロマットクリーム(生クリームとカスタードクリームを合わせたもの)が隠されています。
涼やかな透明感を放つのは、レモンとハーブのジュレ。口に含むと、爽やかな酸味とハーブの清涼感が広がります。
グラスの中央には、軽やかな口当たりのヨーグルトとバニラのソルベ。

削られたレモンの皮とホワイトチョコレートが、繊細な香りと食感のアクセントを添えます。
そして、全体を優しくまとめ上げ、青い香りと風味の奥行きを加えるのは、数滴垂らされたオリーブオイル。意外な組み合わせが、味覚に新たな発見をもたらします。
この一皿は、それぞれのパーツが持つ異なる食感、柔らかさ、滑らかさを意図的に設計。口の中で溶ける順番に微妙なタイムラグを持たせることで、味わいの変化を楽しめるように工夫されています。
最初に、ソルベやジュレがスッと溶け出し、軽やかな風味を感じさせた後、ディプロマットクリームやブランマンジェの濃厚なコクがゆっくりと広がる。最後に口の中に残るのは、甘く魅惑的なトンカ豆の香り。
まるで、バニラやレモンといった明るい香りから始まり、乳製品のまろやかさを経て、トンカ豆の深みへと、味と香りが綺麗に重なり合いながら流れていくような、計算された構成。
一口ごとに新たな表情を見せ、食べ進めるほどに美味しさが増していく、田村シェフの緻密な設計が光る一皿です。

2皿目の繊細な味わいを引き立てるために用意されたのは、田村シェフが細部までこだわり抜いたペアリングティー。
「Mr. CHEESECAKE Classic」は、複数の乳製品を組み合わせることで複雑な味わいを実現しています。その構成要素と呼応するように、ペアリングティーもまた、重層的な香りと味わいを追求したブレンドです。
ベースとなるのは、優しい甘みを持つ和紅茶。そこに、独特の風味を持つ半発酵麹茶、そしてミネラル豊富で穏やかなルイボスティーをブレンドすることで、奥行きのあるお茶の味わいを実現しています。
さらに、華やかな香りのベルガモット、清涼感のあるハッカ、そしてかすかに土っぽさを感じさせるローズマリーを添えることで、単調ではない、複雑で記憶に残る香りのアンサンブルを創り出しています。デザートと交互に味わうことで、それぞれの香りが共鳴し、より豊かな香りの体験へと誘います。
通常、Mr. CHEESECAKEのペアリングティーはホットで提供されることが多いのですが、このデザートコースでは、あえてフルーツ出汁で抽出した冷たいブレンドティーで提供されます。その理由について、田村シェフは次のように語ります。
『デザートは、口の中で溶ける温度をパーツごとに微妙に変えることで、味わいと香りの変化をコントロールしています。温かいお茶を飲むと口の中の温度が上がり、デザートが均一なスピードで溶けてしまい、香りの変化が短くなってしまうんです。冷たいお茶を飲んでいただくことで、口の中が冷えた状態を保ち、デザートの繊細な味わいと香りの変化をより長く、鮮明に感じていただけるように工夫しました。温かいお茶ももちろん美味しいのですが、このデザートに関しては、ぜひ冷たいお茶との組み合わせで、その繊細な変化を楽しんでいただきたいです。』
温かいお茶とは異なる、冷たいフルーツ出汁のブレンドティーとの組み合わせは、口の中をリフレッシュさせながら、デザートの持つ繊細な香りの変化を際立たせる、計算されたペアリングと言えるでしょう。
デザートとドリンク、それぞれの温度差が、より鮮やかな味覚体験を生み出す、まさに至福のマリアージュです。
素材の組み合わせやプレゼンテーションに、田村シェフの卓越した技術とセンスが光ります。
3皿目:現在の一皿『Tiramizu 覧古考新』

続く3皿目は、その名に「古いものをよく調べ研究し、そこから新しい知識や考え方を得る」という意味を持つ四字熟語を冠した『Tiramizu 覧古考新』。公式オンラインストアで人気の「RICH TIRAMISU」をベースに、田村シェフが日本の伝統や文化への深い敬意を込めて、新たな挑戦を試みた一皿です。

田村シェフは、『伝統的なものや昔からあるものを繰り返す時に、今の時代に合わせて何ができるのかを見て、新しい挑戦をしていきたい』と語ります。日本料理や和菓子といった日本の伝統文化に敬意を払い、その素晴らしい要素を自身のスイーツに取り込むことを常に考えていると言います。

この皿では、和菓子の製法からインスピレーションを得て、通常よりも水分量を極限まで少なくし、凝縮感のある状態に仕上げたコーヒーの水羊羹が土台となっています。驚くべきことに、この水羊羹は、豆のままのコーヒーを水にじっくりと漬け込み、さらに相性の良いクローブも一緒に漬け込んで抽出した、香り高いコーヒー液と黒糖、そして寒天を用いて丁寧に炊き上げられています。
実は、最初にコーヒーのみの水羊羹を試作した際、何かが足りないと感じた田村シェフ。以前、小豆とクローブの組み合わせに可能性を感じていた記憶から、クローブを加えてみたところ、コーヒーの香りと見事に調和したと言います。
仕上げには、繊細な繋ぎとして少量の葛を使用。

その上には、軽やかなメイプルシロップが優しくかけられています。添えられているのは、発酵バターとほうじ茶の香りを移した、風味豊かな特製クリーム。
この斬新な組み合わせのきっかけは、偶然にもオンラインストアの人気商品「RICH TIRAMISU」の撮影時。おやつとして持参したこの水羊羹が、スタイリングの方がティラミスと偶然同じ皿に盛り付けてくれ、それを一緒に食べたスタッフが絶賛したことから始まりました。この体験から着想を得て、ティラミスと水羊羹のそれぞれの要素を再構築し、この一皿が誕生したのだとか。

特筆すべきは、水羊羹の美しさ。
しっかりと角が立ちながらも、口に運ぶと滑らかに溶ける食感は、ゼラチンでは決して表現できない、日本の寒天と和菓子の技術ならでは。この日本の伝統技術と、洋の素材を組み合わせることで生まれる、新しい可能性を追求する田村シェフの意欲が感じられます。
香ばしい風味に奥深さを加えるクリームは、一度炊いた生クリームにほうじ茶の茶葉を加えて香りを移し、ホワイトチョコレートを加えて一晩寝かせ、再度立て直すという、手間暇をかけたもの。
そして、この水羊羹に使用されているのは、非加熱でろ過した超軟水。日本の軟水だからこそ、和の素材がより馴染み、その味わいを最大限に引き出すことができるのです。
伝統と革新が融合したこの一皿は、「覧古考新」という言葉が示す通り、過去の知恵を深く理解し、そこから新たな価値を生み出す、Mr. CHEESECAKEの挑戦的な姿勢を体現。
ティラミスの概念を覆すような、斬新な味わいに驚かされました。
4皿目:未来への一皿『Fresh from the oven 温律』

コースのフィナーレを飾るのは、このGINZA SIX店だからこそ味わえる、出来立ての温かいデザート『Fresh from the oven 温律』。熱々の状態で提供される、まさに「未来への一皿」です。

『本当に焼きたてなので、熱いのが苦手な方は少しお待ちいただいてから召し上がっていただいた方が良いかと思います』と田村シェフは語りますが、「できれば熱々を味わっていただきたい」という想いが込められています。提供時は非常に熱いので、火傷にはくれぐれも注意が必要です。
この温かいチーズケーキの生地は、近年オンラインでも人気の高いバスクチーズケーキと同じタイプ。しかし、サイズや使用する器の違いによって、まるでスフレのような軽やかな食感も楽しめます。

特筆すべきはその中心部分。高温の230℃で焼き上げることで、とろりとした、まるで温かいソースのような仕上がりを目指しています。この熱々ならではの、とろけるような食感と濃厚な味わいが、他では体験できない特別なフィナーレを演出します。

別添えとして用意されているのは、鮮やかな色合いのラズベリーとイチゴ、そしてミントのソルベ。熱々のチーズケーキの濃厚な味わいを、ひんやりとしたソルベの爽やかな酸味とミントの清涼感が優しく包み込み、コース全体を軽やかに締めくくります。
熱さと冷たさ、濃厚さと爽やかさのコントラストが織りなす、記憶に残る味わい。焼きたての温かさ、とろける食感、そしてフルーツとミントの清涼感。五感をフルに刺激するこのデザートは、「Mr. CHEESECAKE」がこれから創造していく、新たな美味しさへの期待感を抱かせてくれる、まさに「未来への一皿」と言えるでしょう。
コースを通して、田村シェフのスイーツへの情熱、そしてMr. CHEESECAKEの進化を感じることができました。
「おいしい」を「しつらえる」GINZA SIX店に込められた想い
Mr. CHEESECAKEの銀座進出は、単なる店舗展開以上の意味を持ちます。田村シェフは、Mr. CHEESECAKE GINZA SIX店について、次のように語ります。

『この店舗に関しては、「おいしいをしつらえる」というテーマの元にお店を作りました。』
Mr. CHEESECAKEは、単に美味しいケーキを提供するだけでなく、その美味しさを最大限に引き出すための空間や体験を創造することにも力を注いでいます。その姿勢は、ペアリングドリンクやカトラリーの開発にも表れています。
この背景には、デザイナーの方からいただいた言葉が大きく影響していると言います。
「Mr. CHEESECAKEさんは、美味しいを作るだけじゃなくて、美味しいにまつわるものも含めてしつらえてるんじゃないですか。」
この言葉は、Mr. CHEESECAKEが意識せずにやってきたことを言語化するものであり、田村シェフにとって大きな発見となりました。
Mr. CHEESECAKE GINZA SIX店は、まさに「おいしいをしつらえる」というテーマを具現化した店舗です。
店内のカフェスペースは、日本の伝統的な「床の間」をイメージしてデザインされています。

『床の間というのは、家の中で一番神聖な場所、お客様を迎え入れるための最上の場所と位置づけられているんですね。それが一段上がった作りになっているんです。』
このように、空間デザインにも日本の美意識やもてなしの心が取り入れられています。
Mr. CHEESECAKE GINZA SIX店は、美味しいケーキだけでなく、空間、器、ドリンク、そしておもてなしの心に至るまで、「おいしさ」を構成するすべての要素を丁寧に「しつらえる」ことで、訪れる人に特別な体験を提供する場所なのです。
「おいしいをしつらえる」 – 銀座旗艦店で体験する、特別な空間
旗艦店のカウンター席では土日のでは、デザートコースに加え、それ以外はカフェスペースとして展開。洗練された空間で、チーズケーキやコーヒー、紅茶などを楽しむことができます。

Mr. CHEESECAKE GINZA SIX店は、単なるスイーツショップではなく、田村シェフの想いと技術、そしてMr. CHEESECAKEの魅力を五感で体験できる、特別な空間です。
洗練された空間で、自分へのご褒美や大切な人への贈り物を選ぶあたたかな時間、出来立てのおいしさを楽しむ特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。