南部せんべいの老舗が作るプレミアムなチョコレート
南部せんべいの老舗、小松製菓の快進撃が止まりません。
2009年に誕生した「チョコ南部」のヒットによって、小松製菓は2016年、岩手県二戸市にチョコレート工場「2door」を建設しました。
これまで、チョコレート加工の工程を外部に委託していましたが、チョコレート工場が完成したことによって、チョコ南部の製造工程全てを自社で行えるように。チョコ南部は、発売から約10年で、売り上げ累計350,000個を記録しました。
チョコレート工場ができたことによって、南部せんべいの老舗は、チョコレートの分野でも飛躍します。南部せんべいをクランチに使用した「チョコ南部」を、よりプレミアムに。そこで開発されたのが「チョコ南部PREMIUM」です。
ショコラティエが監修「チョコ南部PREMIUM」
「チョコ南部プレミアム」は、ショコラティエの猿舘英明シェフが監修しました。猿舘シェフは、武蔵野市のショコラトリー「マ・プリエール」のオーナーシェフ。フランスのショコラトリーでも修行した経験がある、ショコラを得意とするシェフです。
実は、猿舘シェフは、小松製菓本社がある岩手県二戸市のご出身。南部せんべいは幼少の頃から食べていた、馴染みのある味です。
小松製菓・商品企画開発の青谷耕成さんは「猿舘シェフのご実家は、お菓子屋さんをしていて、小松製菓の創業者とご両親も旧知の仲でした。南部せんべいとチョコレート、両方を知る猿舘シェフなら魅力ある商品ができると思いました」と話します。
猿舘シェフと青谷さんは、チョコレートの原料となるカカオの産地を見るために、一緒にブラジルに行き、いろんな種類のカカオを見てきたとか。
二戸市から世界に羽ばたくショコラティエ・猿舘シェフ監修のもと、南部せんべいとチョコレートが出会い「チョコ南部PREMIUM」が誕生しました。それは、伝統の変化と進化、そして新しい美味しさの始まりでした。
チョコ南部PREMIUM「タブレットチョコ」が４度目の三ッ星獲得
ショコラティエ・猿舘シェフ監修のもと誕生した「チョコ南部PREMIUM」。いくつか商品が生まれ、シリーズ展開しています。特にバレンタインの季節にはとても喜ばれています。
そんな中、またまた吉報が舞い込んできました。
チョコ南部PREMIUMシリーズの「タブレットチョコ」が、2021年1月12日に「ベルギー・ブリュッセルで行われた国際味覚審査「ITI（International Taste Institute／国際味覚審査機構）」において、４度目の三ッ星を獲得したのです。
「ITI」は、シェフやソムリエなど約200人の専門家によって、ブランド名、メーカー名、産地名などの情報を伏せて、目隠し方式の官能分析で味を評価する審査。商品力だけで決まるシビアなこの世界大会で、４度目の三ッ星を獲得したのは、小松製菓がある岩手県でも初の快挙です。
エキゾチックな味「タブレットチョコ」
チョコレートの本場ベルギーで世界が認めた「タブレットチョコ」。その味は、一枚のチョコレートの中に、5種の材料や調味料が、複雑かつ調和のとれた味を構成しています。
まずは、胡麻の南部せんべいを刻んだものが入っています。南部せんべいを砕く点では、チョコ南部と同じですが、プレミアムはさらに細かく3.06mm以下に刻んでいます。そして、キャンディーコートして刻んだローストアーモンド、さらに、岩手県産「のだ塩」、宇治抹茶、スパイスなどが、口どけの良いミルクチョコレートの中に入っています。
チョコレートにこだわった「チョコ南部PREMIUM」だけあって、ミルクチョコレートそのものが美味しいのですが、細かく刻んだ南部せんべいの香ばしさと、抹茶、スパイスが、エキゾチックな味わいを生み出しています。岩手県産「のだ塩」が入ることで、チョコレートの味はさらに深みを増し、味の余韻が長くなっています。
チョコ南部PREMIUM「スター・ピーナツ」も
チョコ南部PREMIUMシリーズの「スター・ピーナツ」。こちらは、南部せんべいの中でも、大粒の落花生が入った厚焼きのせんべい「まめごろう」を砕いて、ブロンドチョコレートでコーティングした、ピーナツが香ばしいチョコレートです。
ブロンドチョコレートとは、ホワイトチョコレートを焦がすようにして作られたフランス産のチョコレート。卵やバターを使用している「まめごろう」のサブレのような食感と、塩気のある落花生に、ブロンドチョコレートがマッチ。一度食べたら手が止まりません。
南部せんべいの老舗が作るプレミアムなチョコレート、チョコ南部PREMIUM「タブレットチョコ」と「スター・ピーナツ」。食べ比べてみませんか。
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